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デルタ・フォース 86年

2024年7/17〜7/20 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 当初はリー・マーヴィンさん筆頭に15人の老境迎えたハリウッドスターが登場するイスラエル版エアポートシリーズの外伝的な物語だったけど 戦闘バイク&バギー駆使する特殊部隊+アラフィフだけど髭落とすと童顔 足技メインの近接格闘術使い熟すチャック・ノリスさんが大暴れしたからウケた なお続編有るけど版権奪った会社が飼殺しにしてるのでDVD化されてません 吹替版は販売用のみ

【 聖戦(ジハード)なんて言いながらもかつてのIRAと違って狙うのは無辜の民間人だったり女子供を人質に…… 予備知識ゼロな状態で見ててもイスラム・テロリストの振る舞いに胸糞モードだった私をスカッとさせたのは見た目微妙に冴えないヒョロっとしたオッサン=チャック・ノリスの繰り出す近接格闘術と悪党共皆殺し アメリカ映画だけど本当はイスラエル&イギリス作品(倒産してアメリカMGMに版権取られた) 中々テレビ放映してくれませんがBS辺りでデジタル・リマスター&シネマスコープサイズで見たいなと願いつつ 】


★尚、撮影ロケ地はオール・イスラエル ノリス氏の本名はカルロスだけどチェロキー・インディアンの末裔ならもっと硬派な名前名乗れと上官にアドバイスされチャックにしたとか


原題:THE DELTA FORCE

第1特殊作戦群 アメリカ陸軍初の対テロ部隊の愛称

由来云々は長い話になるので省略

イスラエル/アメリカ(本当は英国)合作 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

❖ストーリーのベースはエンベテ空港人質奪還作戦と

ルフトハンザ181便ハイジャック事件から

❖DVDはビデオ版焼き直しなので4:3比率


 令和6年7月18日 本州は漸く梅雨明けだそうですが此処沖縄は相変わらず連日連夜の酷暑が続いてます 時折スコールそのものな豪雨も降り注ぐのでそれで何とか一息を しかし夜でも30度行くと中々安眠は難しいな さっさと身体が暑さに慣れて欲しいモノです なおセミの幼虫の抜け殻は右肩上がりで増加中 庭木の枝先登り脱皮、翌日はその抜け殻の上で次の奴が脱皮するから二段重ね三段重ねとなりかなりアレな光景に やっぱり今年も締めで登場するのはツクツクボウシ系かな? シオカラトンボの群舞は昨日辺りから漸く始まった所です 此処まで前振り読んだら大方察しは付いてるでしょうが実は暑さで頭が回らない


こうも暑いと真面目に物考えるなんてどだい無理な話ですので先月末にDVDで初めて視聴 残念ながらビデオ⇒DVDにソフト変更しただけのバージョンだからいまいち画質も音声も経年劣化著しいけどノリと勢いで楽しめたこんな作品を 2000年代初頭のアルバトロスな安っすいCG全開なアクション映画と違って当時は本当に爆薬使い豪快に本物(勿論廃棄処分品ですがね)吹き飛ばすから爽快感が違う 私がこの映画初めて視聴したのは父親が馴染みの店から借りて来た海賊版のベータビデオ 返却期限ギリギリまで何度も後半のアクションシーン堪能させていただきました いまいちフィルム慣れしてない主演のオジサンが"ドラゴンへの道 72年"でブルース・リー相手にローマのコロシアムで一騎討ちした格闘家だと知ったのは随分後になってから ジョン・ウェインやスティーブ・マックイーンに勧められ俳優に転職したけど白人じゃ無いから食うや食わずでかなり苦労してたので全盛期の半分ぐらいに筋肉縮んでた彼は本作で漸くメジャーに 


ただしスタローンやシュワルツネッガーよりも歳上だったので専ら活躍の舞台はB級アクション 何故か邦題タイトルには大抵"野獣だの地獄"が入るけどアラフィフなのであの2人よりは紳士的 とはいえこの人が自分同様に喰えない俳優を抜擢してくれたお陰でリーアム・ニーソンさん筆頭に多くのアクション俳優が脚光浴びる様になったし ラストベルトに住むホワイトトラッシュや居留地で飼殺しにされてるインディアンでも、軍に入り礼儀作法学び奨学金制度で大学卒業さえ叶えば 貧困とDVにアルコール&薬物依存の連鎖から抜け出せる そんな感じで多くの後輩俳優達や軍からも一目置かれる人物となりました なお名誉海兵隊員ですが現職時代はずっと空軍憲兵 本当は刑事目指してたけど年齢制限と出自の問題で断念 チェロキー辞めてプロテスタントに帰依しアメリカ人になるならその道も目指せたそうだけど其れ(インディアン戦士末裔)が彼のアイデンティティだし



【 FBIにはSWATが有り海軍にはSEALS、そして陸軍には既にグリーン・ベレーが有るのに何故海外で起きたハイジャック等に対処する為の特殊作戦群=デルタフォースが必要とされたのか? 合衆国にもイギリスやドイツの様に対テロ専門の部隊が必要だ……ソ連頭目に据えたワルシャワ条約機構が学生運動の発展型として作り上げた各国の赤軍派テロリストやPLF等のアラブ系イスラムテロへの加担を脅威に感じたアメリカで漸く部隊創設の許可が貰えたのは1977年に入ってから なお日本も同じ頃英国に警察官を派遣留学させ対テロ部隊のノウハウ学ばせたけど合衆国はプライド云々色々有ったとか 】


★此れはアメ公に限った話じゃなく 他国に侵略戦争仕掛け屈服させる形で覇権国気取る露助や中共も納税者に対する安全保障はおざなりに 予算削り人材育成怠った結果が2001年9月11日のアメリカ合衆国同時多発テロ 本作は娯楽作品にかこつけ、英国とイスラエルによる警告も兼ねてました


 まずはオープニングで初めて再現された[イーグルクロー作戦/1980年4/24〜4/25]のお粗末な真相から 劇場公開当時は情報公開されてなかったからイスラエル&英国が入手した傍証を元に再現されてるので史実よりはマシに描かれている とはいえ安易にマスコミに救出作戦情報をリークするカーター大統領率いる民主党政権 出来たばかりな陸軍特殊作戦群の脚を徹底的に引っ張る海軍/海兵隊/空軍の迷走 果ては独自の人質奪還作戦強行するCIAのサボタージュによりイラン革命防衛隊を名乗る民兵と群衆により人質となったアメリカ大使館員とその家族53名の救出は大失敗 砂嵐によるヘリ6機不時着と初めての夜間作戦に不馴れなパイロットによるヘリ2機とC130輸送機の空中衝突によりテヘラン郊外にて無惨にも潰えた


『 俺はこんな事に煩わされる為に軍に残った訳じゃない 』 危うく見殺しにされる寸前だった部下(ピート・ピーターソン)をヘリから救出 何とか輸送機に辿り着いたスコット・マッコイ大尉は特殊作戦群(デルタフォース)創設に尽力した初代指揮官ニック・アレクサンダー大佐と袂を分かつ 物語は其れから5年後の1985年7月19日金曜日、アテネ発ローマ経由でニューヨークに向かう乗員乗客144人を乗せたボーイング707旅客機 ATW=アメリカン・トラベル・ウェイ社282便をイスラム原理主義を掲げるテロ組織/新世界革命機構のメンバー、アブドゥルとムスタファがハイジャックし動き出す なお3人目のテロリスト・ラフィは遅刻の末に空港で暴れ警備員に取り押さえられ事件は程なく発覚 ウッドブリッジ将軍からの緊急連絡で部隊編成始めるアレクサンダー大佐は副官として予備役という形で特殊作戦群から距離を置いていたマッコイを少佐に昇進させ招集


事情聴取からテロリスト犯が2人だけと判明した事から制圧は簡単だと思われたが悪知恵働くアブドゥルは途中ベイルート空港に強行着陸命じ、レバノン首都ベイルートに巣食うヒズボラの指揮官と交渉 ユダヤ系男性4人と偶々判明したアメリカ海兵隊員2名を差し出し飛行機の燃料確保 合流した12名の革命戦士達と共に自分達を受入れてくれるで有ろうアルジェリア革命政権への受入れを求めまたしても空港に強行着陸 だがテロ支援国家のレッテル貼りを嫌うアルジェリア政府はアメリカ合衆国による人質奪還作戦を承認 駐ア米国大使によるテロリスト(ラファ)引渡しと引換えの女性や子供解放交渉は何とか成功 だがチーム突入寸前に客室乗務員の証言により発覚した6人の移送と情報に無かった12人ものテロリスト 結局アルジェから再びベイルートへ ムスタファは見せしめ兼ねて敢えて残して置いた海兵隊員の人質を射殺し主人公達を挑発し快哉上げる 


ベイルートに戻り潜伏するテロリスト達を殺処分し生き残った人質残る66人を必ず取り戻す 主人公達に手を差し伸べたのはヒズボラやPLOに手を焼くレバノンで泥沼の内戦にガッツリ関わるイスラエル政府 ロシア正教の司祭として潜伏する情報員に接触し本隊到着まで情報収集を 今なら電話回線や監視衛星にドローンで割と簡単に色々探れるけど90年代半ばまでは命張った遣り取りが日常茶飯事 ヒズボラに仲間と共に身を寄せるアブドゥルによりロシア正教の司祭が射殺され 報道記者に扮したマッコイとピートはヒズボラ相手にレバノン旧市街でカーチェイス 追手を何とか返り討ちにしたもののデルタフォースの監視がバレてしまった だが端から情報漏れや不測の事態に備えていたアレクサンダー大佐はイスラエル政府から貸与して貰った小型揚陸艦でその夜レバノンに上陸 1985年7月23日未明、始まった人質奪還作戦 またしても野性のカンでアブドゥルと6人の人質は数十人のテロリスト達と共に陸路ダマスカス街道通りイランへ逃走 待伏せ攻撃を指揮する筈だったムスタファとヒズボラ指揮官は多数のテロリスト共々豪快に皆殺し


ピート率いる第2班と共に陸路逃走図るアブドゥル等を追撃 無辜の民間人を人質に何とか窮地を脱しようとしたラスボスは文字通り気分爽快なまでに嬲り殺しにされたものの 流れ弾でピートが瀕死の重傷を負う 救出したオマリー神父等や第2班がベイルート空港で味方と合流 アレクサンダー大佐が先陣切る形で旅客機に張り付いてたテロリスト16人を皆殺し 勿論ラファもノコノコ飛行機から顔出したタイミングで射殺 アブドゥル嬲り殺しやってて遅れたマッコイは離陸態勢の旅客機にノースタントでロープ使い腕だけでよじ登りレバノン脱出 だが肺を撃たれ既に虫の息だったピートは結局殉職 レバノンから慌てて移動しテルアビブ空港で人質生還の感動ポルノを垂れ流すマスゴミの群れ 共に生還を喜び合う人々達とキャンベル機長等乗務員達が感謝と弔いの祈り捧げる中 殉職者を乗せた担架を先頭にアメリカ合衆国の帰途へつくデルタフォース隊員達 マッコイ少佐とアレクサンダー大佐の握手を最後に物語はエンドロールへ


❖ジョン・ケネディさんはオマリー神父役で特別出演 当時無名だったリーアム・ニーソンさんは綿花畑のシーンでモブの隊員役 何か動かないから悪目立ちしてる隊員はチャック・ノリスさんの息子さん

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