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飼育 58年

2023年3/28タブレット端末にて執筆し同日脱稿 同日新規割り込み投稿

絶対返却日に間に合わないと思ってたけど……どうにかなるもんだ 良いね1つありがとうございますm(_ _)m

【 卑怯にも武器を持たない民間人を狙った無差別爆撃続ける鬼畜米英な(白ンボ)は殺しても構わないが…… 黒人操縦士(これ)どうするよ? 撃墜され谷間の小さな被差別部落に落っこちて来たのはアメリカ軍の爆撃機 唯一生き残った "獲物" は麓の町の偉い人達や村の大人達の困惑を他所にやがて子供達が共用する家畜(ペット)扱いされる様になるが ある日捕虜を移送しろと言う命令がやって来て………… ウィキとかじゃ敢えて露骨な表現は避けてるけど同じ日本人から差別されてるからこそ妙な拮抗状態が生まれる奇妙さと強烈な悪趣味極まる後味の悪さが癖になるかも 】


★なお離島の混ざり者な私もそうだけど奄美や小笠原諸島、沖縄県民そのものが江戸時代下の政策で被差別部落扱いだったからそっちの話はノーコメントで 私生まれた頃は殆ど迷信扱いされてたけど首里出身の見ず知らずな爺婆達からはね…… 流石に殺され掛けた経験は有りませんが色々と


日本 純文学作品

大江(おおえ)健三郎(けんざぶろう)

文藝春秋新社 雑誌 文學界1958年1月号掲載

同年 文藝春秋新社より 死者の驕り と共に書籍化

1959年新潮社で文庫化

1961年映画化 なお内容はかなり違うらしい

2011年カンボジアで1972年のクメールルージュ政権下を舞台に

リメイクし映画化 勿論此方も内容かなり変えてます

❖学研の現代日本の文学 47巻版閲覧したので 死者の驕り は未掲載

確か隣の書架に置いてあったから気が向いたら借りて来ます


 令和5年3月28日 図書館から借りて来たそこそこ大量の書籍閲覧しつつ感想やら時事ネタ交え作品紹介書きながらYouTube覗いたり 半額クーポンで借りて来てサーバーに落とし込んだ映画やアニメも閲覧してて ついうっかり弄るの忘れてましたが 偶々見ちゃった先週末のTBS報道特集は失笑モノでした 例によって安倍が〜トランプ前大統領が〜と、何処ぞのNET投資会社の不愉快さ極まるコマーシャルじゃあるまいし醜態晒しにも程が有る そんなに嘘の内部資料で与党国会議員の高市早苗さん貶しめるのに失敗したのが悔しかったのかね 前回も書いたけど私、集団リンチと死体蹴りする輩が心底嫌いです ましてや自分達の思い通り世の中が動かない 賤民如きが抵抗すると逆ギレしてる辺りもうね そもそも放送法違反による停波を命じる法律決め施行したのはTBSが全面的にバックアップしてる立件共産 …………もとい立憲民主党じやねーか


報道機関に求められてるのはニュースの正確性と信用性 視聴率なんざ本来関係無しの筈なNHK公共放送(笑)まで捏造と思い込みがデフォだと何処もかしこも嘘出鱈目やりたい放題になってしまい それこそ報道機関が滅茶苦茶嫌ってる匿名希望な素人とやらの真偽の区別付かないNET情報とデマが混ざり合うぐちゃぐちゃな状態なるからさっさと王道路線に戻れと私等が怒っても意固地になって聞く耳持たない 最近特に目に余るのが宮古島や与那国島に自衛隊基地や施設が完成した頃からTBSより過激な失言目立つRBC琉球放送 また沖縄犠牲にするのか戦場にするのかと漸く見付けてきた沖縄戦経験者な爺様婆様担ぎ出しもう二度と戦争はごめんだとか色々寝言抜かしてますが 今回攻めて来るのは特亜だぞ紀元前の価値観で頭立ち枯れてる露助とどっこいどっこいな蛮族に話せば分かるなんて御花畑な理想論が通用するかよ‼ 


と言う訳で思いっ切り駆け込み乗車になりますが 此れ投稿した大江健三郎の爺様が当時ナニ考えてたかなんて知る由もないこんな物語を


日本が初めて体験した全面戦争の相手は どう考えても勝つ見込み無しな欧米先進国 そもそも日本に総力戦なんて概念存在してなかったから 民間人虐殺を躊躇わず恥とすら感じない敵を鬼畜米英とレッテル貼り こんな奴等の手に掛かり犯され拷問された末に嬲り殺しな憂き目が待ってるならいっその事と サイパン/グアム/テニアン辺りから始まり慶良間諸島や沖縄本島で酸鼻極めた集団自決であり 本州で焼夷弾使った無差別爆撃に艦載機による民間人狙った機銃掃射で家族失い 文字通りブチ切れた軍民が仕出かしたのが 上層部の意向に逆らい撃墜され捕らえられた敵国操縦士達に対するリンチと処刑(全部がそうと言う訳でも無いけどな 捕虜として公正に取扱ったり亡くなった操縦士弔った所の方が多い) その報いとしで誇りや自尊心どころか文化や言語すら抹殺する積りだったGHQが掌返したのは戦争終わり早速始まったソ連との対立 当初は軒並み捕え処刑する筈だった加担者は、きっちり証拠残してた実行犯のみを絞首刑 


まぁ追求されたら色々マズイと毛唐殺しに関わった有象無象も思いっ切り卑屈なまでに諂ったから この物語の原作者みたいな元軍国少年にしてみれば許し難かったらしく延々そんな物語ばかり書いてるんだよなこの爺様 なおヨーロッパ戦線では僅かな志願兵が活躍してたけど 太平洋戦線で黒人操縦士や航空無線士等が生まれたのは朝鮮戦争が初めてとなります そもそも此れフィクションだしね



【 この物語の語り部にして主人公"(かえる)"が猟師の父や幼い弟と暮らす村は被差別部落 車も通行不可能な上に雪が降れば雪崩で埋まり長雨続けば土砂崩れで塞がる谷間の軟弱地盤な道を縫うように歩き漸く辿り着く僻地 こんな汚い野蛮な子供達を相手にするののも嫌だと小学校と中学校兼ねた分校は中々教師もやって来ない 戦争中だから女教師メインでなおのこと まぁ昭和一桁辺りの時代の田舎は大概そんなモノだったらしい ちなみに学研の文学全集にオマケで付いてる小冊子はどうも一部が飼育のモデルになった原作者の生まれ故郷な村の焼き場と集落のカラー&モノクロ写真 多分今はもう集落すら残って無いかも 】


★確か私が高校生の頃まで、近所に届け物渡すなら歩いて向かうしかない人里離れた家屋とか残ってたけど かれこれ10年ぐらい前に周囲の畑も何もかも更地となり今は高層マンションと大きな駐車場 とは言え出入りするなら一本道しか無いのは昔と大して変わらない


 村の子供達のお宝は焼き場で誰か燃やされた後、時々見付かる骨壷に仕舞い損ねた小さな骨の破片 まるで小さな勲章を思わせる其れを油と灰の臭いが籠もる泥濘の中から棒で穿り出す。 主人公の(かえる)と弟は共用食糧庫からオヤツとして馬鈴薯(じゃがいも)ちょろまかす途中、焼き場立ち寄り 先日燃やされたお腹膨らんた妊婦を焼いた跡から骨を探すが見付からない 町の人間にとって村の子供達は2足歩行するケダモノだった 大人の護衛無しで麓に降りたら石投げられたり棒で殴られるから遊ぶ場所は小さな山間の村だけ 餓鬼大将で村の殆ど半裸な小さな女の子達相手に色々やってるらしい兎口(みつくち)と犬談義やってる最中に飛んでくる飛行機 此処で見る戦争は時折飛び交う飛行機と極偶にやって来る郵便屋が配達する戦死広報だけ 村の住民は徴兵するにはとうの経ちすぎた初老の男女と夫の帰り待つ母と子供達だけ


夜明け前の村を襲う激しい振動と爆発音 (かえる)の父は猟師仲間と共に近くに落ちたらしい敵の爆撃機と搭乗員の捜索に出掛け戻って来たのは夜 暗闇の中で猟銃持った男達と吠え掛かる猟犬に囲まれ歩くのは生まれて初めて見た大きな黒人 その両手両脚には逃げられない様に重い鎖 爆撃機は白人だったらしい2人の操縦士諸共燃え落ち残ったのは尾翼だけ パラシュートで脱出し木に引っ掛っていた黒人(獲物)はそのまま防空壕になる筈だった村の穴蔵へ押し込めたけど此れどうする? 父と蛙は集めた獣の毛皮納品したその足で麓町の役所訪れ村の連絡係兼窓口役で義足の事務員 書記長(しょきちょう)に相談するが町長も巡査も上からの連絡待ち なし崩し的に獲物(黒人)は村で面倒を見る事になった 空腹に苛まれつつ暇持て余す子供達の日課にかわりばんこで行う獲物の監視と食事の配達が加わり 獲物も逃げ出す素振り見せなかった事からやがて手足の鎖も外され 日に一度は防空壕から出され子供達に囲まれ水浴びや散歩で村内を行き来する様になる この辺りのエピソードは黒人の○○○○見て騒ぐ子供や村の寡婦 川で裸の少女達に囲まれ兎口と一緒に○○が○○してなんて下ネタ描写連発するから申し訳ないけど自主検閲させて貰うが 


度々村を訪れ県知事や憲兵隊の判断がまだ定まらないと連絡に来る書記長も泥濘で大怪我 折れた義足を黒人が手早く直した事を切っ掛けに友好関係結ぶのだが まあ穏やか?な日々はそう長くは続かず やがて書記長が県知事からの命令を伝えにやって来た 本当なら憲兵隊が捕虜を受け取り収容所へ連行するためこの村を訪れる筈だったが降り続く雨と泥濘そして軟弱な連絡路に音を上げ断念 村の有志で黒人を麓の町まで連行してくれと 何かを察した黒人は主人公(カエル)を人質に此処から逃げ出そうとするが豹変した主人公(カエル)の父はナタを振り下ろし黒人を殺害 ついでに主人公の左手も叩き潰された あまりの激痛で意識失った主人公(カエル)が目を覚ましたのは黒人殺害から2日後 左手潰され何か変な匂いする主人公をからかう兎口と書記長 晴れた日が何日か続き漸く黒人を荼毘に付す準備が整った 元々そんな奴なんて最初から居なかった様に燃え残った爆撃機の尾翼を橇にして泥だらけの斜面を滑り降りる子供達 どうも戦争が終わったらしい 麓の町も県も憲兵隊も一切連絡取れなくなっている 村の大人達もどうしたら良いかもう分からないんだよ 軽口叩く書記長もノリと勢いで橇に挑戦するが操作間違え…………………… 荼毘に付さないといけない死体がもう1つ増えた 


さっきまで笑っていた誰かが次の瞬間物言わぬ骸となる 書記長の死体(此れ)どうしようかと悩む主人公が浮かべる苦悶の表情 周りの子供達や弟を呼び集め此れ持って帰る方法考えないと厄介事は終わらない



❖空母ホーネットとB-25爆撃機使った東京初空襲のターゲットは軍事施設ではなく小学校 結果中国で捕らえられた操縦士はテロリスト扱いとなり銃殺刑に処せられています。 とは言えハーグ陸戦条約律儀に守ってたのは日本ぐらいだったんだよ


1970年に出版された文学全集特典小冊子でもライターが取材し抱いた大江健三郎のイメージは ベ平連(ベトナム戦争に反対する平和連合だったかな確か)に数百万現金で寄付する狂人かアカ扱いで思い切り引かれてますが この爺様の小説は此れ含めほぼ全部フランス語や英語に訳され日本人の小説として出回ってると考えると………… そりゃあ日本人って皆んな危ない輩だと恐れられるわな(苦笑)

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