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欲望という名の電車 51年

2024年6/11〜6/13 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 ヒロイン役はビビアン・リーさんだけど戯曲書いたのは同じテネシー・ウィリアムズ氏なので並べときます 題材も大概被ってるし

【 此れからは絶対的強者が落ちこぼれた者に手を差し伸べ共に程々に幸せになるなんて古い秩序や共同体なんか必要無い どんな底辺に居ようともハングリー根性と実力主義で伸し上がれる者だけが繁栄を謳歌し利益を享受する時代だ 劇場公開当時はこんなイケイケ押せ押せムードだったらしいけどその後何が起こったかに関しては本作や舞台劇鑑賞してた先達より私達はこの無意味さを知っている 本作も誰でも鑑賞出来ると当時も今も些かリベラル=コミィに都合が悪いらしくDVD借りるか買う形でしか楽しめません 】


★とはいえ陰鬱な題材かな ヒロイン発狂してるし彼女(ブランチ)の心壊したブルーカラーの阿呆(スタンリー)に待ち受ける未来も大概真っ暗闇だし(黒い笑い)


原題:A STREETCAR NAMED DESIE

欲望という名の市電

アメリカ 劇場公開作品

1952年 日本 劇場公開

原作:テネシー・ウィリアムズ著 1947年ブロードウェイ上演

翻訳版は1952年創元社より出版 以降 新潮文庫1989年/2012年再翻訳

慧文(けいぶん)社からも2005年別バージョンの翻訳出てます

❖海外及び日本での舞台劇化に関してはNETで閲覧下さいな


 令和6年6月11日 朝から延々降り続く雨にテンション下がりっぱなし どうやら今晩どころか明日もこんな天候続くらしいが色々ガタが来てる原付バイクの調子も外付けな電化製品も湿気でおかしくなるからそろそろ晴れて欲しいもんだ こんな気分に追い討ちかけるのが県議会議員選挙に投票御願いしますなんて耳障りな音量で名前やら守れた試しすらない公約連呼する選挙カー 実は割と近所に浦添総合病院移転を妨害するため、わざわざ県外から移住してきた共産党活動家が住み着いてるのでとにかく煩い(勿論ご近所からは村八分にされたまま今に至る 共済費払わないのに部外者連れて会合出せイベント参加させろとゴネられてもな(汗)) 奴等革命に人生投じてる自分に酔ってるから子供達送り迎えする親や道路行き来する小学生達が耳塞いでる光景すら眼中に無い 何がオール沖縄だよ増税クソメガネクビに出来ない自民党や財務省官僚共々さっさと地獄へ堕ちろ いっその事第三次世界大戦でも起きてくれないかなとやさぐれてる私も大概だけどね


実は今月初めに本宅で紹介した映画"プロミスト・ランド 12年"に出て来るシェールガス&オイル採掘企業や随分前に紹介した映画"ウォール街"の銭ゲバ達 その他雇用責任だのノブレス・オブリージュが何故アメリカ合衆国に根付かなかったのか気になって色々調べてたらフランス革命から始まる全体主義の台頭とか 殆ど寄生虫か病原体による水質汚染連想させる官僚主導の官製不況"イギリス病"の詳細をNETで検索し その醜悪さ加減に精神汚染されそうになってね やっぱり無心でただ集中出来るプラモ作りな趣味再開したのは正しい判断だったかも 大体物事なんて生真面目に延々と悩んでも私も此れ読んでくれてる奇特なお客様も全知全能の神様なんかじゃ無いんだし、たかが1人でやれる事には限界が有るんだよ とにかく溜まった怒りは週末の投票日に熨斗を付け返そうと決めました


例によって題材どれにするか迷ったけど偶々リマスター版借りれたので今回はギリシャ系トルコ移民なエリア・カザン監督&南部上流階級生まれのフランス系移民末裔なテネシー・ウィリアムズ氏共同脚本の何かポルノっぽいタイトルなこんな作品を(笑) 取り上げる題材がホモネタだったりショタ趣味でセックスレス暴露されて心病むヒロインの陰惨な転落劇だったりするので10年前の私なら見向きもしなかった まんま悪役対決だし舞台劇版はどうか知らんがモノクロ映像だけど何処となく汗臭かったり水の腐った臭いが辺り1面漂うな此れ 



【 あまりにも破廉恥だと劇場公開時は思いっ切りフィルムカットされ無修整で見れるのはDVDorBlu-rayのみ(単にホモネタとショタ趣味云々なだけだけどな) 勿論迂闊に地上波テレビで放映した日にゃクレームの嵐必至なので"熱いトタン屋根の猫"同様に、BSですら放映してないそんな物語 なお欲望(デザイア)と名付けられた市電始めキワモノめいた名前付けられた駅や市電に通り名は当時其処に住んでたテネシー・ウィリアムズ氏によると史実そのまま 今は住民ゼロの観光土産店及びレストラン街と成り果ててます 】


★街の名前が中途半端なフランス(フレンチ・クオーター)なのは元々此処がフランスの植民地だったから 


 唯一の拠り所だった父親が死去 かつては大規模農園を経営する上流階級だったブランチ・デュボアは両親の墓以外はもう何も残って居ない故郷を離れ とある理由で成人後は疎遠だった妹ステラが暮らす港町ニューオーリンズへ メモを手に欲望という名の市電に乗り墓場という名の市電に乗り換え漸く付いた場所は極楽通りと名付けられた海運業に関わる男達を目当てにした歓楽街へ 歳下だった夫の早世で未亡人となり父親が亡くなる前からどうやら酒に耽溺し色々トラブル起こしていたらしい彼女は教師の職を辞し、此れ迄暮らしていたカトリック圏では決して赦されない再婚相手と新たな働き場所を求め妹夫妻宅に暫く居候する事になるのだが 妹ステラの夫は元船乗りで酒と賭博に現ぬかしちょっとでも気に食わない事が有れば妻に手を挙げる典型的な人間の屑だった


今で言う典型的なDQNで欲しい物は力尽く……具体的には脅しと暴力で手に入れてきた無法者スタンリー・コワルスキーは妻と何処までも真逆で高嶺の花に見える姉ブランチの何もかもが気に食わない ぶっちゃけると其れは義姉を力尽くでモノにしてやろうと言う嗜虐心に繋がる欲情を抱いていた だが端から妹の夫なんか眼中に無いブランチが魅せられたのはスタンリーのカード賭博仲間なミッチこと母親と同居し堅実に生きるハロルド・ミッチェルだった やがて判明するステラの妊娠により始まる家庭内不和とDV とある伝手からブランチが隠れホモだった夫とはずっとセックスレス状態 身体も心も色々有って壊れ掛けていた彼女がまるでアバズレ女の様に妻子有る男性やら自身が教える生徒と肉体関係持っていた暗い過去を堅物のミッチに何もかもぶちまけブランチとミッチの交際は破綻 もののついでに失恋切っ掛けにアルコール依存 情緒不安定となったブランチをレイプし彼女はとうとう錯乱状態となり精神病棟に強制隔離される事になる


お高く止まった売女を破滅させてやった イキるスタンリーを思わずぶん殴るミッチだったが彼自身もこんなスラム街で貞淑な嫁を求めた挙げ句ブランチを拒絶したのだからDQN(スタンリー)を責める権利なんか何処にもない ミッチやスタンリー含め他人を全く認識出来なくなり紳士的に振る舞う医師に促されるまま搬送されてゆくブランチ 姉をレイプし心をズタズタにした(スタンリー)の息子を産んでしまったステラに既に夫に対する愛は何もない 息子に依存し夫を拒絶する彼女の悲劇を映し出し陰鬱な物語は幕を閉じる



❖2024年8/25追記 結局原付バイク不調の原因は点火プラグの老朽化と配線からの漏電でした オイル交換だけで済ます予定がまたしても臨時出費で5000円近く まぁいきなりエンジン起動不可よりゃマシだけどそろそろ原価上回りそうだなこの子


❖幸いな事に思い出しただけで胸糞悪くなる男女のゴタゴタも 明日は何処ぞで野垂死ぬかも知れない底辺の惨めさも知らないまま生きて来た私にはイマイチ感情移入し辛い物語でしたが 日本じゃあのビビアン・リーさんが主演だからとファンが駆け付けたのかも 勿論舞台劇も高評価だったらしく令和に入っても日本を始め世界中で劇場公演続いているんだとか まぁ恋愛感情なんてもう抱こうととは思わないし異性からそんな感情向けられるなんて夢にも思わないけどね 人は1人で生きて独りで死ぬモノです

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