オフシーズン 81年
2024年10/20〜10/21深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 リーマン時代に買って読んだ頃はヒロイン筆頭にみんな人格が屑だったのでそのまま古本屋送り 四半世紀振りに図書館本借りれたので再チャレンジ……そーか、オチ担当な実質主人公のピーターズ警察署長視点で楽しめば良かったのか此れ
【 とある理由で人食い人種に先祖返りした田舎のDQNvsかれこれ四半世紀振りに再読してもやっぱり何処となくムカつく都会のDQN 捕まれば拷問の末に活造りな御飯となる地獄のオフシーズンを生き延びるのは果たして誰と誰? キリスト教でタブーだと厳命しなければ割と簡単に人食いも近親相姦やショタやロリのレイプもうんざりするぐらいやらかしており忌避感皆無な欧米では滅茶苦茶売れたらしいが映像化するには悪趣味過ぎるし尽くタイミング悪過ぎてそのまんま 平成時代にどうにか原作者監修で続編だけ映画化されたスプラッタホラー 】
★ベースは漫画[進撃の巨人]でもネタにしたソニー・ビーンとその一族の事件だけど…… アメリカ合衆国でもアラスカに次ぐ北の僻地メイン州なら史実でも似た様な案件が山程あるから有り得るかもとなった物語
アメリカ合衆国 ホラー小説
ジャック・ケッチャム 著
OFF SEASON 1981年⇒即座に販売中止/1995年イギリスで再版
翻訳版は少しだけ検閲解除された英国版がベース
日本では2000年 扶桑社より出版
❖とは言え扶桑社作品って県内の大手本屋でも中々出回らない
特にホラーはスティーブン・キング先生の作品ですら取寄せになります 神保町から直接仕入れてくる馴染みの古本屋頼り ブックオフも足元見た価格帯だし品揃え悪過ぎる
令和6年10月20日 7月辺りに迷い込んで来た時はガリガリの身体にアスベストみたいにチクチクする毛並みだったんだけど……太ったというか蒸したササミとカリカリなキャットフード(私みたいに貧乏舌だからパウチのお高い奴は見向きもしない)で毛が生え変わりサイズもほぼ倍となった多分ラグドール♀は今日も扇風機にあたりながらベットの3分の1占拠中 私が家に居る時はトイレと食事除いて大体4m圏内離れないのは相変わらずですが 最近興味示し放って置くと中々出て来ないのが風呂場の湯船 勿論水は抜いて有りますがプラスチックのスベスベと冷たさがお気に入りらしい 畳も大好きです とは言えゴロゴロエンジン全開で豪快にも程有りまくりな寝相見てると此方もうっかり寝入りそうになるから前振り書いたら買出し出掛ける次いでに身体動かしてきます
スーパー回りしてるとやはり目に付く価格改定=大幅値上げのお知らせ 仕方がないとは言え相次ぐ増税と負担増で割を食うのはやっぱりムカつく 漸く立ち直る筈だった景気を安易な増税と稚拙な経済政策で次々と下手をうち円安と株価下落を現在進行系でやらかしてる政権与党と財務省や経団連には必ず報いを 臼田敦伸とかいうれいわ新選組信者で元しばき隊の成れの果てじゃ有るまいし自民党本部に火炎瓶投げ首相官邸にガソリン積んだワンボックスでテロ仕掛ける積りは無いけど文字で残す呪詛って結構効くらしいよ(黒い笑い)
という訳で軽く毒吐いた事だし今回取り上げるのはかれこれ四半世紀前 薄給とは言えアルバイトやってた頃より幾分多めに貰えた頃にうっかり店頭POPに釣られ購入 なんつーかだ 職務柄、少なくともホワイトカラーの毛唐は話合い出来るだけ特亜生物よりマシだと変な思い込み抱いていた頃に此れ読んだから軽く人間不信になりかけたんだよな 所詮奴等も野蛮で愚かな蛮族だと漸く理解した頃には既に古本屋に売り飛ばしてたので読み直す機会逸したまま そういや[隣の家の少女]も一緒に買ったんだけどやっぱりギブアップしてたね アレは流石に読み直すのも映画見るのも心底お断りだけど価値観変わってるから別視点で物語楽しめるのかも 図書館本で置いてあったので再チャレンジしてみます
【 自己責任 其れは耳触りの良い言葉に聞こえるが3mクラスの熊や4m越える箆鹿が行き交う原生林に覆われ隣近所が軽く3kmは離れており 慌てて警察呼んでもどんなに急ごうが軽く2〜3時間は掛かるド田舎だとせめてライフルや大型獣仕留められる拳銃持ち 躊躇せず撃てないと捕食されるから武器は手放せない あちらのホラーじゃ割と定番だけど獣であろうが其れよりも遥かに醜悪なケダモノを相手に命乞いし泣き叫ぼうが悲鳴すら何処にも届かない事の方が遥かに多いのだ 】
★そういやそのうち見ようと思ってたホラー映画[クライモリ]シリーズもそんな僻地が舞台でしたね 尚更酷いのがカナダでありナイトワールドなアラスカ州
アメリカ合衆国東海岸において最北端の地となるメイン州デットリヴァーはかつてロブスターやソフトシェルクラブ漁が盛んなシーフードの供給地であり豊かに生い茂る針葉樹の森は増え続ける海外からの移民向け住居資材として引っ張りだこだった 大西洋を行き来する船舶の安全運航を目的に此処から程近いキッドバード島に1822年バーネット灯台が建設され後改築されたこの場所で忌まわしい悲劇が起きたのは1852年1月19日の事になる 東海岸襲った強烈な暴風雨とその後続く荒天により灯台は孤立 此処に五人家族で灯台守として赴任していたダニエル・クックと嫡男バージェスは救援を求め荒海に漕ぎ出し行方不明となり 対岸のデットリヴァーから漸く救助隊が駆け付けたのは同年2月23日のこと 食糧は既に尽き果て唯一の生存者となったのは長女リビーのみ 餓死し葬られた母キャサリンの遺体はその後砂浜から発見されたものの当時12歳だった次女アグネスは行方不明となったまま捜索は打ち切られた
2度目の悲劇が起きたのは1866年冬 三代目灯台守として家族共々赴任していたロヴェル・S・ダウーの当時7歳の息子が行方不明 当初は波に攫われ遭難したと見られていたが 疫病により絶滅した筈な先住民らしき女に攫われたという未確認情報が流れていた やがて近隣に新しくより安全な新灯台が建設されたことで殉職者や行方不明者を出したバーネット灯台は閉鎖となり キッドバード島そのものが海鳥の為の自然保護区な無人島となり今に至る 以降もデットリヴァー町の周辺の森や沿岸部では、時折ヒッチハイカーや幼い幼児が 或いは避暑に訪れた観光客や独り小型漁船を操る漁師が行方不明となる事案が度々起こるものの、その大半は事故だったり家出や熊等の野生動物が起こした事案だったが為に遺体が見付からない数十もの事案ですら良く有ることと見逃され続けた 事件の全貌が判明したのはアグネス・クックの失踪から126年も経過した1981年9月12日から15日未明の長い数日間が終わってからとなる
『 海から大怪我を負った身元不明な女性が引き上げられた 』
1981年9月12日午後4時35分 最後の観光客の事故処理に追われ昼飯食い損ねた町のお巡りさんピーターズ警察署長とサム・シアリング巡査部長はオフシーズンを迎え閑散としたバーで数杯のバドワイザー(注:アメリカでは白人の飲酒運転は必ずしも罪とはならない 田舎でしかも警官ならば尚の事)を堪能する中、駆け付けたウィリス巡査部長と共に地元診療所へ急行 全身を白樺の鞭や棒等で滅多打ちにされ両足を蟹に相当啄まれた被害者が漸く意識を取り戻したのは翌日の午後 当初は衝動的な自殺未遂か事故と思われたその事件は人で有って人ではない7人の半裸な子供による殺人未遂だと判明 とは言え避暑で此処を訪れる観光客の連れ子ならともかく高齢化と限界集落化にひた走るこの町に該当する子供等何処にも居らず 勿論住民の九割九分が白人のみなコミュニティにスラムも先住民の保護区も存在しない
何か得体の知れない奴等が侵入しているのかも 令和6年現在ならカナダ経由で密入国図る特亜生物を連想するのだが勿論81年当時はそんな輩がやって来るのはメキシコと国境を接する情弱州のみ オフシーズンは気の滅入る様な悪天候や大雪に覆われるデットリヴァーで此処数年増え続ける未解決の行方不明事件 この町に赴任しそろそろ23年、引退も視野に入ってるピーターズ署長が長年気掛かりにしていた員数外な浮浪者の目撃情報と行方不明事案が繋がったのはこの時だった 近隣集落へ応援要請を求めたタイミングで始まったのはかれこれ15年以上は空き家を購入し初めての長期休暇を楽しんでいた大都会の女性編集者カーラとその妹マージョリーと其々の交際相手に元彼カップルの6人が滞在する別荘に対する襲撃事件 家主のカーラと彼氏のジム その妹の彼氏ダンは逆さ吊りにされ内臓抜かれその1部はバーベキューとなり貪り食われた状態で発見された
なお小説ではうんざりするぐらいしつこく彼等が活造りとなる過程が 正体不明な襲撃者=知性退化させた人食い人種達の視点も含め双方視点で詳細に描かれてるけど ぶっちゃけ飼犬盗んで拷問し虐め殺して食べる特亜生物の生態そのものなので此処で再現するのは勘弁して欲しい 十数体の人食いに攫われたマージョリーと現在交際中なローラを奪還するため奇しくもジムの形見となった44マグナムを手に人食いが犇めく洞窟に向かうニック 汚物や食いカスや此れ迄貪り喰われた犠牲者達の遺物が積み重ねられた其処には非常食として飼われていた精神錯乱状態の少年も居る マージョリーは自ら身体を発情した人食いに差し出しタイミング見計らい○○○○を食い千切り惨殺 満身創痍となりながらも数体の人食い仕留めたニックや錯乱状態な少年と共に包囲網からの脱出を図るが其処に現れたのはピーターズ署長をリーダーとする救助隊 だが既に子供や妊婦の人食いと交戦しシアリング巡査部長と応援のカジャーノ巡査を惨殺された警官隊はパニック状態 ニックと錯乱状態の少年を人食いと間違え撃ち殺したのはピーターズ署長だった 大怪我を負いながらも辛うじて助け出されたのはマージョリーのみ 他にも乱戦の最中目端の利く幼女の人食いが1体まんまと逃げおおせる事になってしまった
❖ソフトシェルクラブ=ロブスターと並ぶメイン州の名物で要するに脱皮したての殻がフニャフニャな蟹 あちらでは素揚げがお勧めらしいが此れ読んだら絶対食えない(笑) そもそも蟹もロブスターもスカベンジャーだからね なお翻訳版小説では"ソフトシェルクラム"なる新種のシーフードが登場してるけど多分誤訳 扶桑社の翻訳小説では割と良く有る事なのでメール送り突っ込むだけ無駄です ちなみにカニバリズム=此れから始まる共食いの揶揄となっている
❖本作の続編が人食い唯一の生き残り[ザ・ウーマン]と辞職後も事件追い続けたピーターズ元警察署長のリベンジマッチが描かれる"オフスプリング=襲撃者の夜 91年" 2007年扶桑社で翻訳版出版 2009年に劇場映画化……とは言えシリーズ第1作の映画化がポシャってますので内容は推して知るべし 有る意味日本より人材不足なハリウッドで子供人食い人種に起用するスプラッタホラーは無理だった でもシリーズ第3作"ザ・ウーマン 2010年"は扶桑社で2012年に翻訳版出版 原作者が闘病生活突入したため此れがシリーズラストとなる 2011年劇場映画化⇒日本では2021年都心の小規模映画館で1週間のみ上映
❖アメリカ合衆国では建国神話扱い 先住民の娘ポガポンタスと白人開拓民の禁じられた恋愛云々は流石に嘘塗れだけど感謝祭の始まりとなった流刑者の飢餓と人食いの史実が起きたのはアメリカ東海岸 この辺りの顛末はテレンス・マリック監督が撮った映画"ニュー・ワールド 2005年"を本宅に以前投稿してるのでそちらをどうぞ ちなみに此れなるべく史実に添ってるのでブーイングの嵐だったらしい(苦笑)
❖リベラルな読者と評論家にありとあらゆる媒体使い出版禁止に追い込まれた物語だけど 同じ頃、インディーズ系ホラー映画で[ナイトオブ・ザ・リビングデッド]に[サランドラ]や[テキサスチェーンソー]に[脱出] 果ては[13日の金曜日]とか[ハロウィン]にイタリアホラーの[食人族]と尽く被ったのもタイミング悪過ぎた 英国で再版されたけどアメリカ合衆国では年齢制限有りなポルノ扱い とは言えグロは満載だけどエロシーンなんて……ほんの少し
原作者は2018年に癌で早世しています 享年71歳