訣別の森 09年
2023年3/24タブレット端末にて執筆し脱稿 同日深夜投稿 にしても我ながら強行軍も良い所だね今回は なお洗濯機のみならず車も再起不能となり軽自動車に買い替え 此れから色々税金も払わないと行けないのにもう滅茶苦茶です 良いね1つありがとうございますm(_ _)m
【 知床の大自然を人間による乱開発や無秩序に増えまくるエゾシカの食害等から防ぐため 再び北海道で狼を野に放とう まんまイエローストーン国立公園の森林復活なアイデアは興味深いけど オオカミ絶滅直後じゃなく何故此処30年で増えたか問題の本質見えて無い辺りがもうね………… ついでに書いとくと何故に登場人物がどいつもこいつも頭の中身が昭和かアメリカの深南部レベルなDQNか気○いばかりなの(泣) なお最大のツッコミ要素は恋愛観が昭和40年代で止まってるヒロインズ 滅茶苦茶手厳しい論評書いた東野圭吾先生も断言してますがどいつもこいつも危ない奴しか居ねえ 性格?まともなのは狼だけですので要注意 】
★まぁフィクションだからと割り切って下さいな♥ 何か読んでて変なスイッチ入ったから私は滅茶苦茶楽しめました なお現役陸上自衛官に此れ読ませたら原作者がヤクザキック喰らいますので閲覧禁止です
日本 ミステリー小説
末浦広海 著
講談社主催 第54回江戸川乱歩賞 受賞作として出版
2011年に講談社文庫化
令和5年3月24日 そういや私がアメリカの自然保護区の森林資源保護云々で狼解き放したら鹿の食害減って森林が復活したなんて話を読まされたのは工業高校時代の英語の教科書だったねぇ 最近もNHKのBSチャンネルで放映されてた海外ドキュメンタリーでも其れ取り扱っており ニホンオオカミやエゾオオカミが阿呆な人間様の都合で絶滅に追い込まれてからかれこれ100年以上経過した今頃になって漸く旭川動物園や野性動物の研究家による試行錯誤が始まってるなんて記事をNETで閲覧 どうも本州もそうらしいけど平成半ば辺りから増え過ぎた鹿やイノシシを間引いていたハンターが頭が可笑しい動物愛護団体=捨て犬捨て猫の保護や殺処分を止めるより鹿やイノシシにヒグマの保護を叫ぶお馬鹿ちゃんの執拗な妨害により色々心折られ年齢的な体力限界も有るから軒並み廃業した結果 北海道のエゾシカだけでも精々10万頭からいきなり65万頭に激増
雇われた僅かな害獣駆除免許取得者が自治体に泣き付かれ、ほぼ手弁当で何とか鹿を年間約73万頭駆除(内エゾシカは10万頭で勿論別途イノシシも約53万頭)してますが何処も個体数増加は右肩上がり しかも折角のお肉は海外から輸入する牛肉や豚肉の価格維持を口実にその殆どが生ゴミとして廃棄 北海道だけでも廃棄費用で出費するコストも年40億円も掛かってます此れ勿論税金よ…………だから改めて聞こうか 何故に日本人だけコオロギ食えと? 寄生虫やら細菌やらのチェック必須だけど此れ流通回せば下手すると日本の食糧自給率も滅茶苦茶跳ね上がり 価格高騰も抑えられるんだけど頭大丈夫かね? 時雨沢恵一先生のSAOオルタでもそんな話を問題提起してたけど人も自然の一部 毎年スギ花粉飛散で問題になってる林業従事者減少とか 里山手入れする人間が居なくなったらバランスが崩れるのは自然の摂理 此処30年に無分別に増え捲くったイノシシや鹿により森が破壊されるだけでなく 麓や森林地帯の側で野菜や果物育ててる農家の人達にも物凄い迷惑が掛かってるとか
但し研究者もインタビューでこう話してましたが安易に捕食動物放したからと言って必ずしも自然保護運動家とやらが望む結果得られるとは限らないんですよ 具体例上げると奄美や沖縄でサトウキビ増産=ハブ被害が激増した時にインドから持ち込まれ放たれたマングース 確かにあいつ毒蛇すら捕食するけどもっと簡単に捕まえられるアマミノクロウサギとかヤンバルクイナにセマルハコガメが襲われ激減したり 養鶏場に潜り込んだ其れが殺戮の宴繰り広げた史実が有るからね 動画見て失笑したけどインド辺りじゃあいつ鶏卵抱えて逃げるらしいよ 家の近所じゃ誰かから貰ったハンバーガー抱えて食ってたし 海外だとオーストラリアの犬に猫そして兎になるかな 最近じゃ安易な労働力として受入れた中国人が鯉放流して河川が汚染されクロコダイルが大量死したりと失敗例の方が遥かに多いのです
なおエゾシカの繁殖率は群を抜いており奥尻島の場合6頭放したら20年後に6000頭⇒寒波で絶滅 人間やらオオカミの影響は大して無いらしい 天候不順で大量絶滅するし又その逆も有るんだとか
【 文庫版に掲載されているかどうかは不明ですが 色々ツッコミ要素満載で荒唐無稽な物語だけどこんな小説書いた原作者を何か許せる気分になったのは今時わざわざ白黒写真で掲載された記念ポートレートと喜びに満ち溢れた江戸川乱歩賞受賞の御礼文 何処となくなべやかんを彷彿させる無邪気な笑顔でまんま"ヘリで来た"なポーズ決めてるから 何度見直しても笑いが込み上げるんだよ 多分滅茶苦茶嬉しかったんだろうなと思います 流石にそんなの転載したら怒られるから自重するけどな 】
★なおマニア以外は興味ゼロとなる飛行機とは全く異なるヘリの操縦描写とか バイクの整備シーン 原野のツーリングの爽快感云々はあまり本編と関係無かったりするのもギャグになってる様な気がするよ
☆個体差有るけど本州の鹿は大きくても精々1m程度で体重も80kgまで だがエゾシカは体長1.5m超えで体重150kgもザラ 毎年其れなりの道民や観光客が事故で亡くなってます とは言え体長3m超えで600〜800kgの殆どサイか象レベルの鹿が真横から車にぶち当たるカナダやアメリカ北部よりはマシですが
三年前、直属の部下の麻薬中毒&飛び降り自殺と基地での自動小銃に実包紛失の三段重ねな不祥事の責任取る形で自衛官を辞め 今は小さな民間航空会社のヘリパイロットを務める槇村博樹 東愛会北見若松総合病院での救難ヘリ業務は後2日で別会社へ業務引継ぎ 半年間1日交代でしか休めない割とハードな任務だったが救急病棟の女性医師 小久保佐知子と交際し 頼りになる航空整備士 倉石篤志や先日赴任したばかりの航空看護師 上島茂基の4人のチームワークは充実したものでもあった 2009年5月30日 この日は珍しく緊急要請が掛らないのかと気を抜いた終業前 ヘリの航続距離ぎりぎりの遠隔地で起きたバイクの転倒事故
幸いにも当初意識不明だと通報あった怪我人は軽い脳震盪と判明し到着した救急車に任せ 一路帰路に付いた所で偶々遭遇したのは毎朝新聞社の取材ヘリの墜落事故 後部ローター破損によりコントロール失い不時着 大怪我負ったパイロットは槇村の元部下で同じく自衛隊を離れた武川一恵 顎を強打し同じく大怪我負った記者 都留進と共に主人公等のヘリで緊急処置室に搬送された一恵は翌日、事情聴取に訪れた北海道警の刑事達や看護師達の隙を付き病院から脱走 同日主人公の上司で同じく元自衛官の信田豊管制官も三年前に交通事故で亡くなった妻子の墓参りを済ませた後 辞表を残しとある人物と共に行方を眩ます。
陸上自衛隊により封鎖された取材ヘリ墜落現場 三年前消えた自動小銃や大量の実包と共に行方眩ませた主人公の元同僚 藤原聡二等陸尉を北海道警察と共に追う警務隊の暗躍 テールローターを撃ち抜いていたのは紛失した64式自動小銃の弾 遺留品から見付かった藤原二尉の其れを含む複数の指紋や毛髪 其々四国や他の地方へと転勤する主人公達の業務を引き継ぐ東日本航空のヘリパイロットが目撃した知床自然保護区を低空で飛び回る不審な民間チャーターヘリ 主人公の名を騙り行方眩ませたままの信田の立ち回り先を調べて回る男達 佐知子から明かされる信田の末期癌 ロシアンマフィアと組み北海道ヤクザ経由で大量のヘロインを供給していた過激な自然保護活動家 若林弘幸の裏切りと逃走にその目的 信田と若林そして藤原と一恵の以外な繋がり ロシアン・マフィアの幹部から若林と藤原そして信田の口封じを依頼された2人のヤクザ戸塚明宏と由良聖也による殺戮行脚 読んでる最中はノリと勢いでうっかり誤魔化されてたけど密輸入し繁殖したシベリアオオカミを知床に解き放とうと北海道の麻薬汚染に協力した馬鹿3名の成すことやる事滅茶苦茶じゃねーかとなった所で
信田殺されお世話になってたアパートの大家 津村夫妻の孫娘 綾香を若林がとある目的で連れ去り もののついでに勤務中だった佐知子を色々気狂った一恵が誘拐した事でとうとうブチ切れた主人公は 亡くなった両親の忘れ形見な北海道犬カムイと同じく武川家の愛犬モモを連れ 考え無しの馬鹿3名にプラスアルファとヤクザ2名が殺し合いやってる現場へ強行突入 結局ヤクザ相手の殺し合いで若林も一恵も藤原も死亡 何故か生き残ってたシベリアオオカミの子供二匹を保護したカムイとモモはそのまま森林の奥へ消え あちこち撃たれながらも自衛隊の近接戦闘術でヤクザを仕留め 何とか無傷だった佐知子と綾香を保護したものの事切れる寸前だった主人公を助けに現れたのは陸上自衛隊の救難ヘリと槇村の元同僚達が所属する警邏隊 主人公が無傷で取り押さえ拘束した暴力団の構成員を締め上げ判明したヘロイン密売ルートの壊滅 色々わだかまり有ったけど漸く籍を入れる決意固めた主人公とヒロイン
未だ北海道の森へ消えたままのカムイとモモそして二匹の仔狼はまあ何とかしっかり生きてるらしいと判明するエンディングを最後に物語は大団円
❖私がエゾシカ含む鹿やイノシシの食害問題とか害獣として射殺した其れをお肉ではなく生ゴミとして保健所が廃棄処分してる云々な文書読んでて 呆れつつも時代変わったなと感じたのは 中学生の頃、古本屋で50円で購入(カバー無しだったから)愛読してた西村寿行先生の 滅びの笛 76年 とのあまりの落差 どうも当時は狩猟ブームだったみたいで会社社長とか重役な皆様がバブル時代のゴルフ感覚で鹿やイノシシ狩ってたから乱獲だと批判されてたんだよ。 で……此れが平成半ば辺りからスローフードブームとかで勝手に山に入り込み山菜盗りとかキノコ狩りしてたジジババが熊と間違われ撃たれるニュースが頻繁し その内熊が可哀想だとか鹿やイノシシ守れなんて輩が湧いて来る様になる訳ですがもうね なお昭和50年代=1970年代はレミントンライフル銃や散弾銃が主流でしたが 日本赤軍に悪用されたからやがて狩猟免許取得も手入れも楽で安全な空気銃が主流になりつつあるそうです 一時期ボウガン流行ったけどあれで人を撃ったり仕留め損ねた鴨が撮られ 屋ガモ云々で残酷だとマスコミにより問題視されたから規制掛かったんだっけ
取り敢えずテコ入れ兼ねて三日間 3話連続執筆し投稿は此処まで そろそろ本宅の割り込み投稿やってから大江健三郎作品読んでみます