スノーマン 雪闇の殺人鬼 16年
2024年2/13〜2/14タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿
同じノルウェー舞台の陰惨な物語なのでインソムニアの隣に並べときます 原作調達しようにも図書館お休みだし那覇まで脚伸ばさないと文庫本も入手不可能 しかも1冊のお値段がなぁ(汗) 他にも積読してる文庫本沢山あるので機会有れば追々で勘弁を
【 福祉が充実し国連発表の世界幸福度ランキングトップ争いを毎年スウェーデンと競うノルウェー王国の実情は? 元王族すらも前途儚んで自殺したり精神病んだサーミ人や未成年者がやたらと行方不明という事になってる滅茶苦茶ヤバい国です(恐ろしいことに事実) 死体出て来ないと捜査すらやらない そんな実情をフィクション形式のサスペンス小説でぶち撒けたら世界40ヶ国で翻訳出版されシリーズ10作で累計3500万部越えのベストセラーで映画化したんだけどね 前作で心折れた主人公が酒カスでヘタレだから全く役に立ちません 】
★考えてみると"焚書目録"とか"SAO"の海外翻訳版の方が遥かに売れてるんだよな此れが ぶっちゃけノルウェー版火曜サスペンス劇場だと思います 刊行ペースも滅茶苦茶早いし
原題:THE SNOWMAN 雪だるま
アメリカ/イギリス/スウェーデン合作
❖当該国抜きでフルボッコ(笑)
劇場公開作品 アメリカでは2017年 劇場公開
2019年 日本 DVDセル及びレンタル
原作:ジョー・ネスボ SNOWMAN 2007年
2013年集英社文庫化 上下巻 シリーズ7作目
令和6年2月13日 NHKも含め日本のテレビ局は何処も身に覚え有りまくりだし迂闊にも上から目線で漫画家や小説家に視聴者までも脅し付け黙らせようとしたらフルボッコ パワハラにより自殺に追い込まれた芦原先生の事件や週刊新潮とテレビ朝日があからさまに関わった伊東純也選手の日本代表解任騒ぎなんてまるで端から無かったことにしたいマスゴミ各社は朝から大谷翔平選手のブーム取り上げたり 春節で外国人観光客が殺到してるとか隠蔽工作に勤しんでいる様で流石に失笑 本当は中共からの観光客殺到なんて嘘デタラメで広告費分のヨイショしたかったんだろうけど残念だったね 高校時代のクラスメイトが顔出す飲み会は下手な職安顔負けな多種の職場で仕事してる連中ばかり
特亜からの団体客? スカスカだから能登半島被災者支援のためにお金落としますと台湾から来てる家族連れに楽しんで貰ったとか オーストラリアからの団体客を接待してたなんてリアルな現場状況を色々聞いてますので全国ニュースが何処も嘘ばかりなのはバレてます そんな報道まともに信じるとでも? またしても起きたドミノピザのアルバイトによる鼻くそ云々なんて不愉快な不祥事も表沙汰になるけど NETとSNSによる裏取りや告発ツールとなったスマホやタブレット等、個人所有の携帯端末の台頭 ついでに監視カメラの性能向上により此れ迄目撃者居ないからやりたい放題だった各種凶悪犯罪なんかも被害者ばかりが泣き寝入りとならないのが21世紀 全国ニュースになったけど知人女性酔わせタクシーに轢き殺させた古謝勝也なんて屑も顔写真付きで晒し物となる訳だ 流石に実況見分までニュースに流れたのはびっくりしたけどね
今回取り上げるのは国そのものが組織的にその手の告発活動規制し 凶悪犯罪者すら死刑にせず20年ぐらいで釈放したり 女性の約10分の1が18歳までに何らかの形でレイプ或いは性的虐待受けてる事実がこの程発覚したばかり(しかも内3割が犯人身内だから泣寝入りで国連の統計データ誤魔化すため告訴されてもその9割が被告無罪となる)な福祉大国ノルウェー王国を舞台にしたそんなシリーズを かなり多彩な経歴持ってる原作者ジョー・ネスボ先生がフリージャーナリスト時代に捜査官や被害者達から見聞きした事件をベースにした物語だからこそあっちの出版界ではウケてたらしいが勿論フィクションも多分に含まれます あくまでも娯楽作品でありサスペンスだと割り切って楽しんで下さいな 多分私は特亜三国同様にこんな陰惨な国に近寄りたくも有りませんがね サーミ人絶滅政策も未だ続いてる所だし
【 原作の陰惨さをしっかり再現してるし 主人公筆頭に其々のキャラクターも冴えた演技で視聴者ミスリード誘いまくりですが致命的な欠点が…… 元の小説を1時間59分なんてタイムリミットで映像化するのはぶっちゃけ端から無理でした(苦笑) 映画化するにはあまりにも登場人物が多過ぎるし彼等と主人公の関係描くだけで述べ最低2時間は貰わないと無理だよ此れ 本編はあくまでもこのシリーズを楽しむ総集編視聴するノリで楽しまないと肩透かし喰らいます 本当はHBOのテレビシリーズで1時間ドラマにて5話ないし6話に分けて楽しませる物語さね此れ 】
★後、表現規制突破する為でしょうが遺体損壊シーンを真っ暗闇で誤魔化すのはちょっとね…………
おぞましい怪物を作り出すのは何時だって人間だ 冒頭で描かれるのは今作の殺人鬼スノーマンの誕生に纏わる陰惨なプロローグ 人里離れた山小屋で貧国生活送る母子家庭の命綱は地元警官ヨーナスが運んで来る食糧やプロパンガス 何かヘマやらかす度に2人に暴力振るうヨーナスおじさんが実の父親だと知る孤独な少年 ある日母は盛られた薬で車の運転中に意識失い息子共々冬の湖へ 愛人に何もかもぶち撒けられるのを恐れた地元警官の計画殺人だったが闇に葬られた 独り生き残った少年=マティアスは施設に預けられ其れから20年以上の年月が流れる 悪いのは誰だろう 度重なる暴力伴う躾とは名ばかりな虐待により歪んだ元少年の憎悪の対象となったのは母を彷彿させる女性やヨーナスおじさんを思い出させる警察関係者 児童養護施設って海外だと専らキリスト教系組織が運営してることが多いけど案外堕胎や姦淫を罪とし憎悪植付けたのは彼等なのかも知れない
そして舞台は現在 資本家アルヴェ・ステープが主導する冬季オリンピックの招致活動で活気付くオスロ郊外へ 前回の事件で更に心病み黙って職務放棄 自宅アパートに1週間以上戻らず酒瓶片手に放浪していたハリー・ホーレ警部 どうもアパートにカビが生え建物全体消毒作業してたとかで仔犬連れで白い防護服に防塵マスク姿の変な兄ちゃん(一応原作では重要な伏線だったらしい)とのトンチンカンな遣り取り挟みつつ上司からは次勝手に行方眩ませたら庇い切れないと警告受ける だがそもそも刑事なんて因果な商売辞めたいハリーは馬耳東風 元妻で今は新進気鋭の形成外科医マティアスと同棲してる美術商ラケル・ファウケに血は繋がって無いが実の親子の様な関係のオルグ・ファウケ 2人を今も家族の様に思っているがこれまでも愛した相手を軒並み陰惨な事件で失い続けてきたハリーは敢えて距離を置いている
前作未読だから前の相棒がどうなったかは残念ながら不明だけど ハリーの新しい相棒として赴任してきたのは失踪者捜査班から殺人課に厄介払いされてきた主人公同様ワーカーホリックな女性刑事カトリーネ・ブラッド巡査部長 実は父親で腕利きだけどやっぱり酒カスだった刑事ゲルト・ラフト警部が今から9年前の停職処分中に関わり謎多き自殺遂げたスノーマンと名乗る何者かが関わる女性失踪⇒遺体損壊事件を追い続けている彼女の目的は父親同様酒カスだけど猟犬として多くの成果上げてきた主人公を捜査に巻き込むこと 原作ではどんな描写になってるかは不明だけど既にスノーマンを名乗る謎の人物にストーカーされてるハリーは否応なしにトラブルに巻き込まれる 犠牲者の数は此処10年間だけでもカトリーネが調べ上げ死体見付かっただけでも既に10人 狙われるのは堕胎経験あったり離婚再婚繰り返す身持ちの悪い女性ばかり(そして恐らくは真相に辿り着いたゲルト警部も)
実行日は冬で大雪の降った日 犯行前に被害者の家を覗き込む雪だるまを作り場合によっては殺した被害者の身の周りの装飾品を飾り付ける ハリーとカトリーネの周りで次々と襲われ行方眩ませたり惨たらしく惨殺され発見される被害者達 スノーマンは明らかに主人公達の側に居てその動向を監視している 殺人鬼がターゲットにしてるのは実はハリーとカトリーネの両名なのだが何だかんだで互いに相手庇おうと動く2人はそれぞれ自分だけがスノーマンに狙われていると勘違い 単独プレイに走った結果新たな惨劇を招き入れてしまう カトリーネが疑っていたのは行方不明となったり遺体で見付かった被害者が全員関わっていた堕胎医療の専門医ヴェトレセン医師 やがて医師は診療所のガレージでショットガンで頭を吹き飛ばされた状態の遺体で見付かり 冷蔵庫からはバラバラに解体された被害者達の遺体が見付かり事件は容疑者自殺で幕を下ろすかに見えた
だが停職覚悟で独りヴェトレセン医師の遺体を目撃したカトリーネは此れを偽装工作だと見抜き独り事件の黒幕だと思い込んでいたアルヴェ・ステープを追い詰めようとパーティー会場に乗り込むが罠を張っていたスノーマン=マティアス医師により呆気なく惨殺される 此れ迄もノルウェー王国内を絶えず移動し殺戮行脚行ってもヴェトレセン医師を隠れ蓑に捜査班のマークから免れ続けていたマティアス だがパーフェクトに振る舞う新しい夫に不信感抱いていたラケルとオルグ母子に半ば正体を見抜かれた事で10年以上に渡る完全犯罪は敢え無く破綻 ならばとスノーマンは母子を誘拐し2人を囮に主人公を仕留めようと罠を張るも オルグの機転でラケル殺害は阻止され怪我を負い奪った拳銃片手に逃走図るスノーマン=マティアス医師は主人公の身体張った罠にまんまと引っ掛かり母親同様氷の湖に落っこちる間抜けな最後迎えた そして物語は其れから数ヶ月後 またしても発生した不可解な殺人事件 其れまでそんな犯罪からなるべく目を背けてきた主人公が少しだけ性格変わったかもとなった所でこのエピソードは幕を下ろす
❖敢えて新規顧客狙わず原作シリーズのファン目当てに製作された"スノーマン"ダイジェスト版 私自身も原作未読だけど書評読んでみると本編の主人公ハリー・ホーレ警部のみならず9年前に非業の死遂げたもう1人の主人公ゲルト・ラフト警部の物語でも有るらしい 昭和生まれなら御馴染みな北欧=ふしだらな肉体関係とか色々湧いてくるエピソード満開だから多分日本に関しては60代向けなのかも