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砂の女 62年

2023年3/31〜4/1タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿 良いね1つありがとうございますm(_ _)m

【 何時までもこんな所で燻って溜まるか! 俺は必ず此処から出て行って自由に生きるんだ まぁ自尊心有るのは良い事だけど世の中大概思い通りにならないもんだよ 気の進まない仕事に追われ心も身体も疲労困憊 何だか知らんけど付かず離れずな地味目の女性に自分の身の回りのみならずアレやこれと世話やかれてる内に情も湧くし しがらみ云々に関しては何処でどう生きようが必ず付いてくる である日ふと気が付く訳だ……此処からどうしても抜け出せない いや、抜け出したくないと考えてる自分に(汗) 地雷女案件やブラック企業から抜け出せないそんな体験した事有るお客様が読むと我と我が身振り返りのたうち回ること必至な物語 】


★そういや此れもその内見ようと思いつつ中々レンタル置いてる所が見付からない映画です 皆んな思い当たる節多く世界20ヶ国の言語で翻訳出版 あと何か妙にエロいしな此れ そんな視点で物語紐解く様になったのは其れなりに歳を重ねてからだけどね


英題:THE WOMAN IN THR DUNES 砂の女

日本 純文学作品……というよりシチュエーションホラー?

安部(あべ)公房(こうぼう)

新潮社 短編ベースに書き下ろし出版

1981年 新潮文庫化 2003年改訂版が今も販売中

1964年に映画化 以降も度々舞台劇に

❖多分R40作品(苦笑)


 令和5年3月31日 天気予報では今日1日中できれば外出控えて欲しいレベルの大雨特別警報出てたのですが、どうもぎりぎりで雨雲逸れてるらしく風がいきなり強くなったり向き変わったりしつつも晴れてます。 昨日は警報聞いて慌てて支払いやら買い物済ましてあるんだけど何か外出したいなという気持ちがムクムクと ……とは言えブッチ出来ない来客の予定も有るし 固定資産税に関わる案件で署名しないといけない書類もあるから終わるまでは動けないけどね。 今朝早くから在沖アメリカ軍は戦闘攻撃機をスクランブル発進 一応報道してるのU-1NEWSだけだから続報待ちながら裏取り確認中だけど 中国漁船団と海警局の船がフィリピン領内で防衛部隊も住民も居るパグワン島を包囲してるらしい なおBSも民放地上波のワイドショーも何も取り上げて無いから何処までが本当なのかは此れ書いてる時点では不明でしたが 即日フィリピン海軍に追い払われたそうです。


元々パグワン島はフィリピンが実行支配してる南沙諸島の1つだし 中国&北朝鮮の新型弾道ミサイル実験で度々落下物が降り注ぐ所 此方も続報待ちだけど海上警戒中のフィリピン軍艦にレーザー光線照射し失明者出したり島へ向かう連絡船や漁船拉致しようと海賊もとい中華人民共和国海警局の軍艦が付き纏い繰り返したりと日本の尖閣諸島近辺や台湾みたいに連日連夜トラブル続きの場所だからマスゴミすらも近寄らない そもそも紀元前で頭立ち枯れてる彼の国の軍部はかれこれ数千年も前から宣戦布告なんてハーグ交戦条約の最低限のルールすら守れないから蛮族呼ばわりされてるけど半島同様にまともで公正な歴史記録すら残さないので進化しようが無い 滅亡しないのは露助同様に、あんな国土占領しても住民皆殺しにでもしない限り まともな開発や土壌改良すら覚束ないからなんだけどね 自尊心だけ肥大させた奴隷以下の彼等にそんな自覚は皆無です まともな輩は数百年も前に逃げ出してるか文化大革命と天安門事件で殺されてます 


とまぁ呪詛高めな前振りは此処までにして私がこの小説を初めて読んだのは 大江健三郎作品の "芽むしり 仔撃ち" 同様、20代前半の頃 30代=爺婆扱いだったあの頃のイキり野郎に"砂塗れでさあどうぞ召し上がれ(性的な意味で)と四つん這いでお尻向ける裸の経産婦"の魅力と言うかエロさなんか理解出来る筈もなく 元々小心者で貧乏性だから据え膳上げ膳とか身の回りの御世話云々なんて絶対無理 例えそんなサービスやってる店やらエッチなお店行っても寧ろ気疲れするので此方が会話や気配りしリラックスさせようと空回りしてるので妙な評判付いてたんだよな私 別段自分が追体験してる訳でもないけどあの囲われた或いは飼われてる感覚に忌避感抱いて投げ出した末に独り神(このザマ)だよど畜生 何にせよ此れで途中投げ出した引け目解消出来たから他の作品にも手が出せるかな………… 


なお彼の市立図書館は書架1つ丸ごと安部公房先生の大全集が置いてあり 映画雑誌に寄稿された海外作品の評論とか学生時代に手慰みに書いたらしい本人知ったら悶絶死確実な愛を囁く詩やら親族に送ったお手紙まで収録されており思わず読んでて半笑いに 色々前もって処分しないで逝ってしまうと手塚治虫先生同様に本棚に隠してたエロ本までリストアップされるんだなと恐怖すら感じました



【 オリジナルの文体はシュールながらも陰鬱で滅茶苦茶シリアスなんですが何十年か振りにこの物語読んでた私の頭の中のイメージはエロマンガなシチュエーションの其れか サムシング吉松ことアニメ業界の大御所吉松孝博さん(プリキュア/オーバーロード/投稿仲間だった椎名高志先生(GS三神)の全アニメ化作品担当)がその昔悪ふざけ全開で芦田豊雄(バイファム)先生の人生冗談に連載してたマンガ "忍者トットリ君" と左高例さんの "イカレた小鳥と以下略" な物語で登場する薩州に匹敵する日本の異世界(笑)な砂の惑星鳥取県(デューン)でした 主要産業が此れしかないからパチンコ玉が通貨の代わりとかモヒカンにヒャッハーな面々がバイクで駆け回るとか 呼吸用のホース装備した変態達が砂の中でスーハースーハーと そういや昔読んだ月刊アウトで"ボクは立派なミズカマキリになりますと" 見た瞬間思いっ切りコーヒー吹いたシュールにも程がある裸女描いた奴も居たな 】


★ちなみに其れアリジゴク宜しく水の中から逆さに下半身出して鎌持ちイケメン男待ち構える図だったんだけどね 今思い出しても正気度(SAN値)が下がる 砂の村のモデルになったのは日本海の冷たい風と砂が吹き付ける山形の寒村だそうです


 昭和30年(西暦1950年) とある学校で教職を務めていた仁本(にもと)順平(じゅんぺい)31歳が行方不明となったのは8月18日金曜日の事になる 当初は何らかの犯罪に巻き込まれ、或いは心的ストレスが云々等と囁かれたものの 汽車で半日ばかり離れた海岸の小さな駅で物凄く悪目立ちする探検服スタイルに捕虫網等々を背負い楽しそうに降り立つ姿を駅員が目撃しており憶測は全て否定される 失踪理由は結局不明なまま7年の月日が流れ 民法により昭和37年10月5日土曜日付で死亡認定 この時代は台風を始め天災による行方不明者がただでさえも多過ぎる 身内は同い年の(しの)1人で 親族も子も親しい友人すらも存在しない男を探す者は居なかった。


物語はそんな俯瞰的な前振りから始まり 色々有って何処までも砂丘に覆われ、歩いたぐらいじゃ中々海へすら辿り着けない閉鎖的な集落に軟禁される男=仁本が此処の住民となって行く過程を綴る かなり凝り性な仁本(主人公)が休みの度に家を嫁に任せ外出し昆虫採集に勤しむ理由は新種の肉食甲虫ハンミョウ発見と標本採取 幼虫=アリジゴクは砂地に擂り鉢状の罠を仕掛け小型昆虫や時には蜘蛛すらも捕えることすらあり 成虫の主食もやはり砂地に集まる羽虫や蝿だったりするのだがあまり詳しく其れの生態説明しても私みたいにアレが嫌いな輩にしてみれば拷問以外の何物でもないから省略するけど 此処まで読んだお客様は大凡察し付けてると思うが主人公が落ちた罠は明らかにそのアリジゴクな環境そのもの 行方不明となっても官憲やらマスゴミやらが湧いて来る心配皆無で身体頑健そうな仁本が迷い込んだ集落は 絶えず吹き寄せる砂を排除しないと即座に生き埋め必至な僻地 


この間唯一の働き手が中学生の娘諸共うっかり砂に呑まれ寡婦となった家に言葉巧みに押し込められた主人公はありとあらゆる手段使い集落から逃げ出そうとするも時には水の配給止められたり 危うく流砂に巻き込まれ死に掛けた所をこんな環境が生まれた時から当たり前な鳥取………………もとい村人達に助け出されまた連れ戻されたり 何か色々エロいその家の寡婦に上げ膳据え膳で身の回りの世話やられてる内に ついフラフラと誘惑に負けたり等、此処の生活に適応 そもそも此処にはラジオの電波も届かないし新聞も雑誌も配給制 偶に入れる風呂は水が貴重だから2人で洗いっこしながら色々触ってたらそりゃあね 服も下着も油断すると砂塗れだし箪笥に着換えなんて無いから夜は裸…………手違いもあるわな(スケベ笑い) 本当は厄介物なカラス捕獲する積りで作った仕掛け罠が色々手違いあって沸水器として使えることが判明し此れでここでの暮らしが楽になるとなったタイミングで 出来ちゃった婚状態な寡婦が破水し遠く離れた病院へ 村の唯一の脚なオート三輪で搬送される最中、うっかり村人達が回収するの忘れた縄梯子で高い砂壁から脱出果たす 


だが考えてみりゃ何時でも此処から抜け出せるし 初めて授かった子と女が心配だ それよりも壊れた湧水器を直さないといけないと擂り鉢状の砂の壁をボロ家まで戻る描写で幕を下ろす 




❖平成生まれのお客様には想像すら出来ないだろうが昭和40年代辺りまで 集落全体がグルとなり寡婦の婿獲り或いは寡夫の嫁獲りは実際有ったらしい 確か明治〜大正の辺りまで夜梅も良く有ったとか 私が生まれた頃は流石にれっきとした犯罪行為だったけどその昔偶々読んだエッセイ集で独身の執筆者が与那国や石垣に仕事で住み着いたら何時の間にか妙齢の独身女性を世話係として充てがわれ 危うくにっちもさっちも行かなくなる所だったりなんて話は昭和の文献には山程あるぞ 平成時代の話だけどフィリピンでは危うく友人が結婚まで押し切られそうになったし海外じゃ今も珍しくは無いのかも 日本だとエロマンガの定番ネタでも有るねこんな物語。


しまった(汗)………………下手に色々書いちゃうと殆ど18禁じゃねーかと運営に怒られる 読み直すまでうっかり忘れてましたが登場人物が昭和の生き物だから微妙にエロくない映画版と違って当時の純文学が色々危ない描写ばっかりだったけ とにかく怒られない程度に自重しましたがどうなるやら(苦笑)

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