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冬の三つ星
望遠鏡を覗いていたのはいつの頃だろう
ねだって買ってもらったはずのアレは
今ではすっかり物置の一員
それでも星空は好きなんだ
都会では観れない星がきっとここでは見えている
仕事帰りに車のドアを閉めた後
しばしば空に見惚れる
ちっぽけな自分を感じる時間は大切だ
ちっぽけな自分を感じる空間は大切だ
ちっぽけな自分に気づかずにいっぱい一杯になって
自分も他人も傷つけてしまうような馬鹿な真似はしたくない
空を眺めて
知っている星座を探し始める
縦に3つに並んだベルト
彼処がオリオン
そこから探す
ぺテルギウス
シリウス
プロキオン
眺めているうちに箒星が流れた
