幼馴染な元カノの本音を聞いたら、何だかほだされてしまったんだな。
このまま歩を進められては、マヒロのやつと鉢合わせする...!!
別段、俺は、山野井さんと恋人同士というわけではない。
勿論、マヒロとも恋人同士というわけではない。
しかし、この状況は、
あんまりよくないのでは、と思った。
やはり、俺の予感は的中した。
マヒロの奴が、むくっと起き上がり、山野井さんを見るなり、臨戦態勢に入った。
「あんた誰ですか!?もしかして、
506号室の住人ですか!?シンジは私の彼氏なんですよ!なんで、勝手にシンジの部屋に入ってくるんですか!?」
「え、シンジくんから彼女いないって聞いてたけど?」
「ささいなことで喧嘩別れしたんですっ!
でも、私はまだ好きで、ヨリを戻したいって
思ってたんです!」
「シンジ、あんたはどーなのっ!?
合コン来てたけど、どーなのっ!?
私は言っとくけど、ただの数合わせだったんだから!」
「別に、彼氏がほしくて合コン行ったんじゃ
ないんだからね!そこ、5階で誤解しないでよ!
「俺も、ただの数合わせでさ...」
「何よ、恋人同士じゃんね...」
山野井さんは悲しそうにそう呟き、
折角、すきやき作ったから、彼女さんと
シンジくんで食べていいからね」
「これ、鍋、置いていくから。
明日にでも、洗って返してくれればいいから」
そんなセリフを吐いて。
山野井さんは俺の部屋から出て行った。
俺は。
幼馴染のマヒロに向き直った。
「なんだよ、まだ俺のこと好きなのかよ?」
「いや、そんな好きじゃないってゆーか?
ちょっとシンジの部屋に美人な女の人が入ってきたから頭にきて、多分、これ、やきもちだと
思うけど、自分の気持ちをぶちまけた感じ?」
「酒の勢いもあって。やけくそになって
ぶちまけた感じかな」
「ほんっと、素直じゃねぇな!」
俺はそう言いながらも。
このあと、マヒロとベッドの上で喧嘩別れする前みたいに。
イチャイチャしたわけです。
最後まで読んでくれてありがとうです。
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