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俺の引っ越し先の両隣りには 俺にだけ甘い塩対応な美人上司と元カノな幼馴染が住んでいるんだが、二人が火花を散らしているように感じる今日この頃
俺の引っ越し先の両隣りには
俺にだけ甘い塩対応な美人上司と元カノな幼馴染が住んでいるんだが、二人が火花を散らしているように感じる今日この頃です。
引っ越して暫く経ったある日の事。
俺はお隣さんに挨拶に行くことにした。
俺の部屋は5階の505。奥部屋の一つ手前。
一番奥の部屋は506であり、俺はふたりの
お隣さんに挟まれた部屋に住んでいる。
さて。
菓子折を抱えて、まずは506号室に住む住人に挨拶をしようと試みた。
ピンポンと呼び鈴を鳴らし、
どんな人が住んでいるんだろうと
胸を踊らせていると。
「はーい!」と聞き覚えのある綺麗な声がした。
「え、この声って、もしかして...」
「山野井さん???」
ドアが開き、
山野井さんが顔を出した。
「やだ!山吹くんじゃない!
どーして、ここにいるの!てか、なんで
私の家、知ってんの!?」
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