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第3話 宝箱とモンスターハウス

無事に蝙蝠との激戦(?)を制した私は、ツルハシで鉱石を採りながら鉱山を探索していた。

すると鉱石を採っている時に突然目の前に画面が現れ、採取レベルが上昇しましたという表示と共に、

「スキル:初級採掘Lv1を入手しました」

という表示が出てきた。

なるほど、これが特定の条件で入手できるスキルね。

とりあえずスキルの効果を確認してみよう、とスキルを選択して初級採掘の効果を確認した。

――――――――――――――――――――――――

《初級採掘Lv1》

・このスキルを入手した時、ステータスに採掘力という項目が追加される。

・5%の確率で鉱石を二倍入手できる。

・鉱石を採掘する時に採掘力が5上昇する。

 入手条件:鉱石を10個取得する。

――――――――――――――――――――――――

ほほう、まぁ簡単に入手できるスキルだから効果もそんなにって感じね。

それにしても、ステータスに採掘力が追加される、って書いてたけど、今の採掘力はどれくらいなのかな?――――――――――――――――――――――――          〜名前:アクア〜

職業:生産職

ギル:1000G

ギルド:なし

戦闘レベル:3

生産レベル:1

採取レベル:2

体力:29/36

魔力:3/3

攻撃力:12  魔法攻撃力:0   

防御力:9  魔法防御力:0

幸運力:6  生産力:8  採掘力:8

《装備欄》

武器:始まりの剣 攻撃力:6

防具:始まりの服 防御力:5

始まりの靴 防御力:3

スキル:初級生産Lv.1、初級採掘Lv1、隠密Lv1

   加工能力Lv1

――――――――――――――――――――――――

確かに、採掘力っていうのが追加されてる。

ってことは採掘力がないと採掘できない鉱石があるってことよね…?

まぁ今は採掘できる鉱石しかないからその事は考えなくてもいい…?

と考え事をしている私の目の前にあったのは宝箱であった。

これはラッキー!と走り出した私に警戒心なんて言葉はなく、どんな中身なのか?という期待と好奇心でいっぱいであった。

宝箱に近付いたその時、来た道が突如封鎖され、

「モンスターハウスに侵入しました。

 モンスターを倒しきるまで脱出できません。  」

という表示が現れ、絶望の表情を浮かべていたと思う。

ま、まぁでも?倒し切ったらいいんでしょ?と思っていた私の目の前に広がった光景は、あの蝙蝠が10匹程度いるという光景であった。

え、生産職専用ダンジョンなんだよね?これ無理じゃない?

と半ば諦めの状態ではあったが、戦闘に挑み始めた。

――――――――――――――――――――――――

…って言っても、これどうしたらいいの?

1匹でも苦戦した蝙蝠が数匹もいるとか、負けイベントとしか考えられないんだけど。

と蝙蝠がじりじりと距離を詰めて来る中、私は一つの考えに走る。

あの宝箱の中身に期待するしかない!

という運任せであったが、今はこれしか選択肢がない為、宝箱を開ける選択をした。

蝙蝠達を引き付け、攻撃をしてきたタイミングで、蝙蝠の間をかいくぐって宝箱へと直進した。

あっぶな!というような距離まで攻撃が届いたが、咄嗟に体をひねることによって回避に成功した。

これ、ワンチャン攻撃を避けながら戦っていけばこんな方法を取らなくても良かったかもな、と思いながら宝箱の前まで到着し、宝箱を開けた。

「     《レアアイテム!》

     ロングソードを入手しました。     」

はい完璧!ここでこのレアアイテムを引いたことで私の勝利は確定したんじゃない!?

と急いで装備した。

すると攻撃力が始まりの剣が6であったのに対し、このロングソードは15という圧倒的な攻撃力を見せつけた。

これなら負けるわけはない!始まりの剣よりもリーチが長いし、簡単に当てられる!と蝙蝠達に攻撃をふるい、1匹、また1匹と蝙蝠達を倒していった。

最後の1匹を倒した時、

「モンスターハウスを攻略しました。ノーダメージボーナスとしてスキルを入手しました。」

という表示が現れ、やった!という表情を浮かべた。

「戦闘の心得:Lv1

・戦闘時に攻撃力が5上昇する。

入手条件:モンスターハウスをノーダメージで攻略する。

・このスキルはスキルボックスでレベルを上げることができます。」

ほうほう…生産職なのに攻撃関係のスキルを入手しちゃった…という何とも言えない状態となった。

そういえばさっき倒した蝙蝠達のおかげで、Lvが6にまで上昇してるから、また新しいスキルを取ろう、と考えた。

とりあえず、戦闘の心得っていうのをLv3まであげて、いずれするであろう初級生産をLv3にあげた。

あとついでに隠密をLv2に上げ、今日の所は一旦帰ることにしたのであった。

少し遅くなりました。

申し訳ありませんでした。

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