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第12話 生産職らしく調合を

さーて、と。

大変な目に遭いまくったんだし、そろそろ平穏が訪れて欲しい…という感想。

何が悲しくて私よりレベルの高いモンスターとボスと戦わないといけないのか。

私が前線で動き続けると状態異常がかかることが分かったので、とりあえず戦闘から離れ、生産職らしいことをしよう!という思いで調合屋…でいいのかな?まぁそこで調合をしに来ている。


「あ、おかえりー。ちょっと遅かったってことは、何かトラブルに巻き込まれちゃったのかな?」


トラブルで済んだらいいですね、はい。

ボスと戦うトラブルってもうトラブルじゃなくて事件だよ、普通…。

とまぁ一応その事について話し、その上で薬草を…規定数の10個取り出した。

っていうか在庫が少ないって言ってたけど、10個程度で足りるの?という疑問が浮かび上がったがまぁ考えてもどうにもならないか。


「ありがとう!じゃあこれを使って調合の仕方を教えるわね。」


「あ、はい、よろしくお願いしますっ!」


【クエスト《チュートリアル:調合》が発生しました。】


【クエストを受注しますか?】


何の躊躇いもなく《はい》を選択。

まぁこうしないと進まないからね。


「じゃあこの私が開発した魔法器具にこの薬草を入れてちょうだい!」


魔法器具!?と聞いてワクワクした私の目の前に現れたのは…どう考えてもミキサーです、誰がどう見てもミキサーです…。


「あ、あの〜?これってミキサーじゃ」


「さぁ、入れちゃって入れちゃって!」


あ、ダメだこれ、何しても話聞いてくれないパターンだ。

いやでも待って?私はこのミキ…魔法器具を「ミキサー」として見ていたけどもしかしたら実はあの見た目で何か私が想像出来ない動き方をするのかも…?

…ないかもね、だって明らかに刃付いてるもん。

まぁ入れないと話進まないから…えいっ!と私はその魔法器具(ミキサー)に薬草を入れた。

違う動きして、違う動きしてと謎のお願いをしている私をよそにこの…そういえばこの人の名前知らないんどけれども、あの鍛治の人も…。

これから名前聞いていくとして…。


「じゃあ私の魔法器具を起動すふわね!聞いて驚け見て笑え!」


はい、それ(ミキサー)見て笑いそうになりましたよ。

という私をよそに魔女は魔法器具のスイッチをONにした。

そしてその魔法器具の動きは…やっぱりミキサーでした、予想的中だ、わーい!

いや喜んでいい所なのかは分からないけど…まぁ調合もこれのおかげで簡単になってるってことね…。

まぁ簡単なら簡単でいいか!という発想を持って待っていると、魔法器具(ミキサー)の動きが止まった。


「はい、これで回復薬の完成!結構簡単でしょ?」


はい、とっても簡単です、製作に薬草を4つしか使わないから…結構お得ね。


【クエスト《チュートリアル:調合》をクリアしました。】


【スキル:初級調合Lv1を入手しました。】


よしよし、チュートリアルも無事達成ね。

調合のチュートリアルを終わらせたら次は何をしようかな…?と迷っていると魔女が声をかけてきた。


「これで調合の仕方はおしまい。最後に一つ注意として、組み合わせの悪い物を使うと酷い効果のポーションが完成しちゃうから注意ね!」


組み合わせの悪いもの…今の私には全く関係ないんだけど、いつかこれを気にしないと行けなくなるんだろうなぁ…。


「ありがとうございました!またお世話になると思います!」


と手を振って調合屋を後にした。


――――――――――――――――――――――――


さて、これからどうしようかな?

回復薬は重要だから、また森に行って薬草を採って回復薬を作ろうかな?

うーん…と悩んでいると、途端に周りがどよめきだした。

えっ?何何?どうしたの?と思っていると、前から沢山の人を引き連れた明らかに強そうな人が先頭を歩いていた。


「おい、あれって現段階最強ギルド《強者の魔眼》だよな?」


「あぁ、間違いねぇ、ってことは前を歩いてるのはギルドマスターのグランか?!」


「まじかよ!この短期間で今レベル16だよな!?やっぱすげぇよ!」


あぁ、ギルドの名前が痛い痛い、痛すぎる…。

っていうかずっと思ってたんだけど、こういう人達はどうやってこの短期間でこんなに人を集めて団結力を高めさせてるの!?

きっと強い人にはそういう不思議な力が…うん?レベル16?

なんか嫌な予感がすると思いステータスを確認した。


          【アクア】

職業:生産職

戦闘レベル:17

生産レベル:4

採取レベル:6

ギルド:なし

ギル:2617G

体力:98/98

魔力:24/24

攻撃力:32 魔法攻撃力:8

防御力:25 魔法防御力:18

幸運力:30 生産力:29 採掘力:20

《装備欄》

【武器】

[左]アイアンソード:攻撃力12

[右]ロングソード:攻撃力15

【防具】

始まりの服:防御力:5

始まりの靴:防御力:3

《スキル》※スキルポイント20P

初級生産Lv3、初級採掘Lv2、戦闘の心得Lv3、隠密Lv2

加工能力:Lv1、回転斬り、投擲Lv2、狼殺し、大型殺し(ボスキラー)、土壇場の悪運、立ち向かいし者、初級調合Lv1


あーやっぱり…私の方が高い…

っていうか改めて私って恵まれてるよね、こんなにスキル持ってるし。

っていうか投擲のレベルが上がってる?あの時にあがってたのね。

まぁなんか嫌な感じだけど、大丈夫でしょ。

前の軍勢を眺めていると、その最強ギルドのマスターのグランさんと目が合ってしまった。

あらら?これは何だか嫌な予感がするな?と思ったのも束の間、グランさんがこちらへと向かって歩いてきた。

うわー最悪…という感想しか出てこなかった。

さぁ、今度はどんな面倒事に巻き込まれるんでしょうかね?

アクアのステータスを修正。

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