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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
6章 高3の夏休み
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90話 いざ、風呂へ

 男4人が男湯へ向かう一方で、女7人は女湯を向かう。と、次の瞬間、彼女たちの方へ浩平が向かい始めるではないか。それを俺は見逃さず、その肩を鷲掴む。

「おい、待て。どこに行く気だ?」

と聞けば、彼は

「ちょっとトイレへ...。だから、離してくれ。ここで漏らしても良いのか?」

と下らない嘘を付き始める。第一、トイレは反対側である。

「下らない嘘つくんじゃねぇよ。どうせ覗きにいく気だったんだろ?トイレあっちだし。」

俺がそう言ってやると、

「おい、浩平!抜け駆けしてお前だけ女の裸覗けこうとして、ただで済む思うなよ!」

と圭吾がたたみかける。

 「なっ!?ま、学!お前は味方してくれるよなぁ?」

浩平が助けを求めるも、学から放たれたのは酷く冷淡な言葉である。

「僕は幼女にしか興味ないから同情できないよ。だからって、邪魔もしないけどぉ。」

「おぉぉぉっっっ!やっぱ、持つべきはロリコンだなっ!」

感激する浩平は何の悪気も無く言うのだが、そこで学の中の何かがプツンッと切れた。

「正一くん、圭吾くん手伝うよ。」

「おー、サンキュー!じゃあ、とりあえず奴の身動きを封じてくれ。」

「オーケー!」

俺の言葉に学は頼もしい返事をする。

 「おっ、おいっ、学!お前は中立だったばすだろ!!!」

「気が変わったんだよ。」

「笑顔で言うなぁっー、頼むからぁ。」

俺はそんなやり取りに内心爆笑し、変わって圭吾が

「そのまま、引きずって風呂の中へ!」

「了解だよ。」

「了解してんじゃねぇ!おい、止めろ!俺にはやるべきことがあるんだぁぁぁっっっ!」

引きずられながら叫ぶ浩平。まさに、コントである。


 「高3にもなって馬鹿なことしてるわねぇ。」

その様を遠目で見つつ栞がそんなことを呟いた。傍らの鈴本さんに五十嵐さんも

「えぇ、ホントに。あれ、私の彼氏よ?」

「そうですねぇ。あんなのが...」

そこへ悪魔の囁きが聞こえてくる。

「別れちまえばぁ?」

主は例の黒ギャル桔梗さん。が、そんなものに惑わされる彼女たちではない。

「ちょっと、雫!そんなこと簡単に言わないで!」

「そうですよ。」

と即返し、桔梗さんの方は

「ちぇー、冗談だってー」

と少し怪訝そうな顔をして見せた。

 「先輩同士が別れたなら私が貰いますよぉ?」

「七奈美ちゃん、あなたもよ?」

伊能は言うが、鈴本さまの恐ろしい笑顔の圧力にはどうすることもできない。彼女はさっさと

「はい。」

と言ってしまった。

 「お姉ちゃんたち、お風呂まだ行かないのぉ?」

そこで浩平妹が口を開いた。その言葉に皆の会話は止み、五十嵐さんは

「今から一緒にね。」

と言って五十嵐さんは2人で先に入っていった。

 それに続き、他の5人も続く。

 「沙耶香ちゃんとの揉み合い、楽しみですわ~!」

「そんなこと、させないわよ。」

「じゃあ、私が。」

「雫も同じよ。」

百合っ気たっぷりなやり取りを響かせながら。

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