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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
5章 最後の1年
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77話 進路相談

 今日は3年最初の進路相談。実は俺たちは2年の途中で理系か文系かに分かれ、別に授業を、受けていた。ちなみに、圭吾以外は理系。文系の中で国語は出来ても、英語など出来るはずない。圭吾が文系に行ったのはおそらく粋がっているのだろう。

 俺らの中で、初めは俺。俺は3階へと向かい、進路相談室へと入った。すると、そこには進路指導員の先生がおり、俺はその前の席に座った。すると、まず先生が聞いてくる。

「正一。確か、お前は理系に進むんだったな。どこか、行きたい大学とか専門学校はあるか?」

「まだ、特に決まってないです。」

その質問に俺は正直にそう答える。これに、

「そうか。なら、今日の終礼で都内の大学・専門学校一覧や必要な偏差値、地図などが載せられた配られる。それを見て、次の相談までにある程度決めておけ。」

と先生。

「はい。」

俺はそう答えた。

 「じゃぁ、最後に進路について何か聞きたいことはあるか?」

そうして、質疑応答が始まる。俺には気になっていたことが1つあった。

「理系は科学の各分野に分かれてるんですか?物理はちょっと苦手なんですが。」

と聞くと、先生は

「一応、学部内で分かれてはいる。お前が行きたいのはどの学部だ?」

「化学です。」

俺がそう言うと、

「そうか。知ってると思うが、どの分野に入るかは理学部に入ってから選ぶ所もある。そう言う所の入試は全分野が出る。だから、全分野万便なく勉強しておいた方が安心だぞ。」

と返される。俺は

「はい。」

と言って、進路相談室を離れ、教室に戻った。

 そして、次は学。彼は3階の進路相談室へと向かい、15分後に帰ってくる。俺が

「おい、学。どうだったんだ?」

と聞くと、彼は

「僕は幼女に対する愛を語ったよ。」

「いや、そう言う冗談はいいから。」

その言葉に俺はそう言い、彼もただ行きたい大学や専門学校を聞かれたり、進路の質疑応答があっただけと知った。方針は統一されているようである。

 次に浩平。どうやら、弥生大学院に行きたいと言ったらしく、もっと勉強しなくてはいけないと言われたらしい。

(当たり前だろ。その学力でよく大学院に行こうと思ったな。)

俺は目を細めて、彼を見た。

(てか、五十嵐さん、文学部じゃなかったけ。)

そう思ってもいった。

 こうして、最後に圭吾の番が来る。戻って来た彼はかなり気落ちしてるように見えた。俺が

「何があったんだ?」

と聞くと、

「俺が行きたい日比谷学院大学なんだけどさ、入学後に各学科に分かれる所でさ。今の学力じゃ無理だって言われたし、特に英語の学力が低いって言われてさ。今からでも勉強しろって。」

と彼。俺が、

「ほほう。なら、勉強すれば...」

「やだぁぁぁぁぁっっっっっ!勉強したくねぇぇぇっっっ!」

が文字通り頭を抱えてそう叫び始める。

(こいつ...クズだ...!)

俺と浩平、学を同時にそう思い、同時にドン引きした。

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