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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
5章 最後の1年
70/140

70話 ひらパー満喫(前編)

 ゲートを潜って最初に見えてきたのは岩山が見えて来た。俺たちは他の客に迷惑にならないように道の端へ行き、ガイドブックを開いた。まだ、10時過ぎなので昼食まではまだ時間がある。俺はどのアトラクションに乗りたいか話し始めた。

 スリル系のライドアトラクションから子供でも乗れそうなライドアトラクション、体験型アトラクション。ピンからキリまで勢揃いである。俺はその中から、探検型のアトラクションを提案した。

「ジェットコースター行こうぜ!」

「俺はこのウォータースライダーが良いな。」

「僕はメリーゴーランドかな。手頃な幼女がいそう。」

学はともかく、ジェットコースターやウォータースライダーには俺も行ってみたい。だが、今一番近いのは探検型アトラクションである。まず、俺たちはそこへ行くことにした。

 そのアトラクションはさっき見た岩山にあった。俺たちは受付の人にフリーパスを見せて、受付を終わらせて、アトラクション内へと入っていった。その後、エルフの姿をした人から「探検マップ」なるものを受け取り、何やらレクチャーを受けてから俺たちはアトラクション内へと入っていった。

 それから、俺たちは「探検マップ」を頼りに岩山周辺を探索する。その途中にはミニゲームのようなものが幾つもあり、俺と浩平、、圭吾、学は交代交代でそれをプレイし、時には謎を解きながら、ついに全ミッションをコンプリート。俺たちは「パーフェクトカード」なるものを受け取り、アトラクションを出た。1人3枚で宝物と引き換えらしいが、おそらくここに来ることは無いだろう。だが、いやだからこそ記念になる。俺ちは鞄にそのカードを入れ、ウォータースライダーへと向かう。

 そして、列へ並ぶ。その末、俺たちは他の客を共に6人乗りのゴムボートのような乗り物に乗り、水の上を滑っていった。その際、俺たちはリュックに入っていたカッパを着ていた。それが攻をそうし、水しぶき飛びまくりでもびしょ濡れにならずに済んだのであった。

 それから、俺たちはアスレチックに挑戦して、ゆるゆるフリーフォールやゆるゆるジェットコースターで和んで、浩平が行きたがっていたジェットコースター「レッドファルコン」へ。待ち時間も短く、俺たちはすぐに乗ることが出来た。俺と浩平は一番後ろに乗る。しかも、俺は一番スリルを感じると言う右座席。前の座席は左に学、右に圭吾である。

 「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

俺たちは叫びっぱなしであった。小学生ぐらいの子供も結構多かったので、完全に舐め腐っていた。傾斜などは滑らかなのだが、とにかく速かったのである。

(さすが、ファルコンなだけあるな...。)

俺は乗り終えた後、そう思った。

 「よっし!次は木製の方行こうぜ!」

しかも、叫びまくっていたくせに、浩平はこれである。

(まあまあ、そんなにはしゃぎなさんな。)

俺は心中でそう言いながら、浩平に着いていった。少し嫌そうだった圭吾や学も同じぐらいに、着いていった。

  「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

「ギャー!」

結局、そこでも俺たちは叫びっぱなしで、全員が叫び過ぎで声がかすれ、かなり疲れ、空腹もやって来てしまった。そこで、俺たちは入り口ゲート周辺にあったオムライス屋へと入った。

 俺は定番のケチャップオムライス1000円、浩平はデミグラスオムライス1190円、圭吾はチーズオムライス1120円、学はハヤシハンバーグオムライス1450円を頼んだ。俺たちは親から貰った3万円のお小遣いから払い、窓側の席で4人並んでオムライスを回しながら食べた。

 上からながら、流石オムライス専門店。遊園地内の店だからか値段が高かったが、とても美味しかった。個人的には値段に相応しい、またはそれ以上の味であったのだ。結果、俺たちはガツガツ食らいついてしまい、完食後はかなり苦しかった。

 これではスリル系アトラクションには乗れないので、俺たちはよこにあった唐栗屋敷に入り、数々の迷路をクリアし、子供向けのアトラクションにも乗って、体を慣らし、ついに俺たちは苦痛から解放され、スリル系に乗れるようになったのであった。

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