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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
5章 最後の1年
64/140

64話 ハーレム状態からのナンパ勃発

 心の癒しもあってなのか、俺の貧血もましになって来た。白みがかっていた辺りの色も元に戻り、明るい夕焼けの空が見えた。目の前を黒猫が横切った。

 そして、ナンパが勃発する。

「ねぇ、そこの姉ちゃんたちぃ。そんな男じゃなくて俺たちと遊ばね?」

路地裏から現れた男がそう言う。

「ほらほら!」

男が栞を引っ張る。俺は一度の舌打ち。絶対に

許せない。

 俺は勇気を出して男に怒鳴った。

「おい!栞から離れろ!」

男は栞を離す。それを、桔梗さんが受け止める。

「あん?てめぇ、ヒーローのつもりか何かか?それとも、俺にハーレムを奪われたくないだけか?」

男が見下してくる。だが、俺は下がらない。

「どっちだって良いだろ。」

2人の間で火花が散る。

 と、そこでまたクラッと来た。完全に回復していないのに無理をしたので、再び周囲が色褪せ始めた。フラつく俺を鈴本さんが受け止める。

「ギャハハハハハ...!ヒーローを気取っておいてそれか!クッソワロタッ!」

男が俺を笑う。言い返す元気は無い。すると、桔梗さんがふてぶてしい笑みを見せ、俺に耳打ちする。

 「お前の度胸しかと見せてもらった。後は私に任せなさい。」

それから、男に近寄り、

「ねぇ、お兄さん。私と2人きりで遊ばなーい?」

桔梗さんはそう言ってその巨大な胸を男に見せつける。男はニヤリと笑い、

「良いねぇ。話の分かる子は大好きだ。」

と桔梗さんを連れて行ってしまった。

「雫!」

「桔梗さん!」

鈴本さんと栞が叫ぶのを制してから。


 そして、少し先の路地裏。

「さて。あいつらも居なくなった事だし...。」

「俺と楽しいことしようぜぇ。」

「そうね。私も楽しいことをしようと思っていた所だ。誰もいないしね。」

「ほら、来いよ。」

「じゃぁ、お言葉に甘えて。」

 桔梗さんが一気に男に詰め寄り鳩尾を殴る。

「ぐはっ!?」

男が唾を吐いて倒れる。

「今のは正一くんの分!」

次は蹴る。

「これは、栞の分!」

次は頭突き。

「そして、沙耶香の分!」

 「最後は私の分!」

桔梗さんは最後にそう言って、倒れる男を何度も何度も殴る蹴る。男の体には痣や青タンが出来、血も少し出た。その血は彼女の手を少し湿らせた。


 それから、桔梗さんは俺たちの所へ戻って来た。

「大丈夫だった!?」

「大丈夫だったの!?」

鈴本さんと栞が心配そうな顔で聞く。すると、桔梗さんは

「当たり前よ。傷一つ無いわ。」

と拳を握る。

 そこにはかすかに血が付いている。

「お前たちの分も殴っておいた。大丈夫だよ、正当防衛だから。」

(いや、ナンパに対して血が出るほど殴るとか完全に過剰防衛でしょ。)

そうは思ったものの、貧血のせいで声には出なかった。

「しっかし、あの男...。まさに、『豆腐にかすがい』って感じだったな...。」

(えっ!?あの男、結構筋肉あったけど?それで、手応え無しとか桔梗さんマジパナェッす!)

俺は心の中でそう褒め称えた物のやはり声には出なかった。

 その後、俺は戻って来たハーレムもしくは一歩手前状態で家まで送ってもらい、母にベッドまで運ばれた。

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