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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
1章 高2時代の思い出
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5話 童貞たちのキック・オフ

 「新入部員を紹介するわ。」

顧問らしき先生が言ったので、3人は

「坂本です!ヨロシコゥ!」

「圭吾と申します。以後、お見知り置きを!」

「小林だよぉ、よろしくねぇ!」

と、順番に名乗っていった。それぞれ、個性ってものがあるなぁ、俺はそう思いながらごく普通に名乗った。

 「面白くないぞ!この無個性め!」(はぁ!?お前ら”面白さ”求めてんのか!?)

俺は思う。しかし、このムードのまま、スルーすることなど出来ない。俺は「無個性って某ヒーローマンガみたいに言うな!」

とツッコミを入れた。が、スベってさらに険悪なムードになっただけだった。

 「アンタたち、早速で悪いけど練習試合のスタメン、宜しくね!」

顧問が言った。そして、もちろん俺たちの反応は、なんということでしょう、だ。でも、顧問はお構い無しに無理矢理、俺たちを破滅の道へと追いやった。

 ピー!!

試合開始の笛が鳴った。

「こうなったらヤるしかないか...。」俺はそう決心し、全力で奪いに行った。

 目の前にボールが現れる。俺は足を振り上げた。しかし、足はボールに当たらなかった。おまじぇに、振り上げたときの勢いで後ろ向きにこけてしまった。マネージャーたちが笑っているのが聞こえた。

 それからは、ずっとベンチ。しばらくして3人も入ってくると、俺たちは試合終了まで話し続けてしまった。

 こうして、童貞たちのキック・オフは幕を閉じた。そして、ずっとベンチにいたにも関わらず`「この始末☆」という軽いノリで彼らは共に門を出た。

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