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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
3章 多角関係
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40話 黒ギャル

 ある日の放課後、俺は鈴本さんと下校していた。まさか、そこにあの人が乱入してくるとは思いもしなかった。

 「正一く~ん!」

誰かに呼ばれ、俺は振り替える。すると、そこには走ってくる巨乳の黒ギャル。俺は逃げようとするが、間に合わなかった。俺はそのまま、彼女に押し倒されてしまう。

 「正一く~ん!今日もいつもみたいにエッチ...しましょ?」

その黒ギャルはそう言ってくる。

(ていうか、胸が!その、遠慮のない巨大な胸が!これ、Gぐらいあるぞ?高校生でこんな育つのか!?絶対シリコン入ってるだろ!)

と思いながらも、俺の目は自然と谷間に向けられ、顔が緩んでいた。

「い~の~う~え~く~ん~?」

(マズい!鈴本さんが鈴本様モードに!)

「ねぇ、良いでしょ~?」

(とにかく離れてくれ、黒ギャル!逃げられねぇんだよ!)

「ねぇ、雫。そのまま、押さえててよ?」

(この2人って知り合い!?)

「オーケー。沙耶香の言うことなら何でも聞くよ。」

(聞かないで!)

 「ということで、井上くん。覚悟は...出来ているわよねぇ?」

鈴本さんがマジの声で聞いてくる。俺は怖すぎて、

「は...はい!」

と情けなく返事する。そして、彼女の拳が頭を直撃し、俺は気を失った。

 それから、どれぐらい眠っていたのだろうか。それは分からないが、俺はとりあえず生きていた。

(それに、この柔らかい感触は...って、あっー!)

俺は勢いよく跳ね起きる。後ろを見ると、やはりそれは膝だったとわかった。

(俺は今、鈴本さんに膝枕を...!)

「ごめんね。ちょっとやり過ぎた。」

(いや、謝る必要は...てかっ!ちょっとどころじゃないでしょ!これっ?)

俺はそう疑問を抱いた。

 それから、あの黒ギャルが手を差し伸べてくれた。俺はその手を握り、立ち上がる。その途中で、急に握力を強くしたので、俺は

「何でこんなことするんだ!」

と問い詰めた。すると、彼女は

「沙耶香に聞いたよ。あんたと恋人関係ってことをな。沙耶香泣かしたらぶっ殺すからな?そこらへん、ちゃんと覚えとけよ?」

と威厳のある恐ろしい声でそう脅してきた。俺は、それに屈してしまい、

「わかりました。」

と情けなく了解した。

「オーケー。」

彼女はそう言って、「桔梗雫ききょうしずく」と名乗ってから、

「じゃぁ、またねー!沙耶香ー!正一くーん。」

と別れを告げた。俺たちも

「じゃぁねー!雫ー!」

「じゃぁ...。」

と返した。

 「帰ろっか。」

鈴本さんにそう言われ、俺は

「うん。」

と答える。しかし、その後の言葉を聞いてそう言ったことを後悔した。

「帰ったら、ちゃんと話そようね?井上くん。」

「はい...。」

俺はまたもや、そんな情けのない返事をした。


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