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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
3章 多角関係
38/140

37話 ツイスターゲーム(後編)

ガールズラブ要素があります。苦手な方は注意してください。

 まず、初めの試合。先攻は立花さん、後攻は鈴本さんだ。浩平は指示を出す。

「先攻、右手を青。」

立花さんは右手を青に置く。

「後攻、左手を赤。」

鈴本さんは左手を赤に置く。続いて、先功は左足を緑、後攻は右足を赤と続いていき、最終的なポジションを見て、俺は

「どうしてそうなった!?」

と驚く。足を絡めて、手を絡めて、もうしっちゃかめっちゃかだった。

「早百合...ちゃん...!動いちゃ...ダメっ...!」

「無理言わないでくださいな。私だって、生きてますのよ?ん...。そっちこそ動かないで欲しいですわ。」

とにかく、エロい。健全な男子高生には刺激が強すぎる。そう思った俺は、すぐさま、やめさせた。浩平には舌打ちされたが...。

 続いて、先功は栞、後攻は俺になった。メンツおかしくね?とは、思ったが栞だって可愛いので許せた。のは、初めだけだった。

「後攻、左手を緑。」

僕はその指示通り、緑に置く。栞の又を...ダメだ!考えちゃダメだ。僕は自分にそう言い聞かせた。けど...。

(考えられずにいられるか?いや、いられない!女子の又の下に俺の手が通ってるんだぞ!てか、鈴本さん。その笑顔怖いんだけど。笑ってるのに、黒いオーラ出てるんだけど!ほんで、浩平!にやけるのやめろ!)

それから、約5分。鈴本さんの怖い笑顔と、浩平のほくそ笑みに晒されながら、ひとまず、ゲームは終わった。ふと、栞を見ると、かなり顔を赤くしていた。

 その瞬間、俺は浩平に怒りをぶつけた。

「お前、真面目にやれよ!エロいのが見たいだけかよ!お前は見て興奮するタイプかよ!?視姦プレイがしたかったから、こんなことをしたのかよ!?」

「それもある。」

すると、彼はそう答えた。俺は

「あるのかよ...。」

と呟いた。

 「でもさ、田中ってお前の幼馴染みじゃんかー。」

「うん。」

「幼馴染みってさー、大体、仲良いじゃんかー。」

「うん。」

「てか、仲良い方が良いじゃんかー。」

「で?」

「え?」

「だから、それがどうしたんだ?」

「あぁ、だからさー、お前たちの仲を深めようと思ったんだ。」

会話の末、浩平は、最終的に言い訳染みたことを言ったので、俺は、

「必要以上に深まっちゃってるよ!」

と突っ込んだ。

 その後、僕は、立花さんと伊能ともゲームをした。立花さんとのゲームでは、彼女の胸に俺の手が挟まる指示が出たりなど、過剰な親睦となり、鈴本さんに怖い笑顔をされ、伊能とのゲームでは、逆に何も無さすぎて、

「先輩方は、私を差別するつもりですか!?」

と、俺まで怒られた。

 そして、最後のゲーム。先功は俺、後攻は鈴本さん。

(頼むぞ、浩平。)

俺は浩平に目で訴えた。すると、彼も目で返事をしてくれ、

「先功、左手を黄色。」

と言った。俺は黄色に左手を置く。続いて、

「後攻、右手を青。」

と指示が出た。これで、僕たちの腕が交差し、お互いに赤面する。そう言えば、これってクロス効果っていんだっけか?

(あれって本当だったのかよ。)

俺は心の中でそう呟いた。しかし、これ以上は何もなかった。 

 結局、彼女との距離はちょっとしか縮まらなかった。そのくせ、栞や立花さんとは必要以上に縮まって...。

(もう、最悪...。)

俺はため息をついた。

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