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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
1章 高2時代の思い出
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9話 DT同盟、始めての勝利

 「はい!みんな、注目!今日はいきなり試合するわよ~!」

サッカー部顧問がそう言った。さぁ、今こそ特訓の成果を見せるときだ。

 と、思ったがこの間のこともあってスタメンからはずされた。

「ごめんねぇ。初めてなのにあんなこと言っちゃって。」

顧問はそんな軽いノリだが、俺たちはそんな軽いノリなんかじゃない。そもそも、特訓をしようと思ったのはあのおかげだったのだから。

(とは言っても...恥ずかしかったよなぁ...。)

俺はそんな複雑な気持ちを覚えた。

 「そろそろアップしといて。スタメンには出せないけど上手くなってほしいもん。」

しばらくして顧問にそう言われた。俺たちは目を輝かせ

「はい!」

と言った。それなのに、

「えっ...あっ...き...期待してるわよ!」

顧問には戸惑いが見られる。

(まぁ、いいか...。)

そんな気持ちで俺たちはベンチを立った。

 ピー!

決められた。

ピー!

まただ。

ピー!

また、決められた。これで、1点リードだったはずの俺たちのチームは、相手チームに2点のさを広げられた。そのことを考えると奥から怒りが込み上げてくるのを感じた。

 「おりゃゃゃぁぁぁ!」

俺はその怒りを力に変え、て敵陣に突っ込んだ。

「おい、お前、戻れ!」

おやおや?先入観に囚われになられるキャプテン殿下の声がするぞ?

 「アイツに賭けてみるか...。」

俺には聞こえなかったがキャプテンは確かにそう言った。

 「おい、お前!アイツを援護してやってくれ!」

そのキャプテンが仲間に指示を出した。

(順調!順調!)

俺は心の中でそう言った。

 ズズズ!

仲間がスライディングでボールをカットしてくれた。それに、ボールは目の前にある。

(見事なコントロール。やっぱり素人とは違うな!)

俺はそんな気持ちでボールに足を近づけた。

 「ターゲットロックオン!」

俺はそう囁いてからボールを蹴った。結果は、見事成功。狙い通り、ボールはゴールネットに触れた。それを見ていたキャプテンはすぐに駆け寄ってきて、

「よくやったな!」

と誉めてくれた。

「ありがとうございます。」

俺はそう言ってから再び、配置に着いた。

 そして、その後も俺たちは大活躍。浩平が決め、圭吾が決め、学が決め、、俺が決め...。他人の力を借りながらも、俺たちはどんどん点差を広げていった。

 ピーピーピーー!

試合終了のホイッスルだ。 もちろん結果は、8-3の逆転勝利。始めての勝利に、俺たちは誇らしげな気持ちで言った。

「ありがとうございます!」

と。

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