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欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)  作者: inten
学年無差別トーナメント編
62/91

学年無差別トーナメント⑬| 決勝戦④天通美龍の天下無双①

欠陥魔力騎士62


学年無差別トーナメント⑬| 決勝戦④天通美龍の天下無双①


「さすがチーム反転の星(リバーシステラ)ッ!! ここまで相手を圧倒してきたチームグリットをまったく相手にしていないッ!!」


「さすがは反転の星のリーダー。チームグリットに対して相性の良い相手をぶつけている……」


「確かに。先程までの戦いでは、大和選手も西城選手も陵選手も全員、終始相手の手のひらの上でしたからね」


「術式メインの大和君には、術式を使わせない金瀬光(かなせあき)君を。防御と攻撃のバランスがいいが、速さの足りない西城君には手数で勝る中曽根達哉(なかそねたつや)君を。そして不確定要素である陵君には確実に勝てるエース……つまりは流鏑馬君を当ててきた」


「つまりはここまでの戦いがすべて、チーム反転の星のリーダー、範情孔正(はんじょうこうせい)選手の思い通りに進んでいると」


「おおむねその通りと言えるだろう。現在フィールドでは、西城君と入れ替わった天通美龍君が奮戦しているが、後の二人……大和君と陵君はノックアウト。つまりは気絶させられている」


「チーム戦のルール上、フィールドに残っている大和選手と陵選手は復帰可能ですが……」


「このままでは復帰する前に戦いが終わるな。いくら美龍君とはいえ、三年生三人を相手にしては……」


「大ピンチのチームグリット。ここからの挽回に期待ですッ!!」


────────────────────────


「ご主兄様の期待を裏切った三人は罪人ですが、ご主兄様の完璧な計画を台無しにしたチーム反転の星は、大罪人といえるでしょうね……ふふふふふふ」


 わたくしの主人であるご主兄様は、全能にして万能。

 その采配に間違いなどあるはずもなく、ご主兄様の期待を裏切った者たちが悪。

 そして、ご主兄様の輝かしい業績に汚点をつけようとする敵は絶対悪。


(いえ、むしろ人類悪とでも名付けましょうか?)


 わたくしのすべてはご主兄様のもの。

 ゆえにわたくしが勝ったなら、それはそのままご主兄様が正しかったと言うことになる。


「ふふっ、ふふふふっ。皆殺しですわッ!!」


(まずは西城(なにがし)を倒したフォワードを倒し、ご主兄様の安全を確保する)


「ふふふっ、見つけました。そこでどうぞ待っていてくださいまし?」


 ビュンッ!! と言う風切り音と共に、わたくしは全速力で敵を目指す。


「と・ら・え・ま・し・たッ!!」


「なっ!?」


 前方に敵を確認。

 同時に天通流十指創解で奇襲をかける。


「ごめんなさいね……名も知らぬ先輩さん?」


「くそ……がッ!!」


 三種合一……矛衝指旋絶(むつきしせんだち)

 相手の体内に直接指旋絶(しせんだち)を届かせる技であり、くらった相手は何もできずに意識をなくす。


「ま・ず・は、一人目。ふふっ、ふふふふっ、ふふふふふふっ」


 次の標的は目の前のフォワードと入れ代わりで出てくるミドルス。


「さぁさぁおいでなさい? わたくしが殺して差し上げますわッ!!」



応援よろしくお願いいたします。

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