インターバル④| 修練の成果は劇的な変化④
欠陥魔力騎士54
インターバル④| 修練の成果は劇的な変化④
「結局、決勝まで隠しておくはずだった四人の実力を、その一欠片とはいえ見せることになってしまったな……」
できることなら、決勝までは美龍だけでも隠しておきたかった。
美龍はミドルスなため、どこかのポジションが倒れなければ出てこない。
それゆえに、最後の最後……本当の意味の切り札としておきたかった。
「何故女の子は、あんなにも目立ちたがりなのか……」
すべてを見せていないとはいえ、実力があるかわからない状態と、実力があるとわかっている状態では、相手の出方が全く違う。
一度でも見せた技というのは、どうしても対策がされやすい。
だからこそ、一回戦ではポジションすら偽ったのだ。
美龍の技は、見たからといって対処できるかは別問題の力ではあるが、見せないのがベストだった。
「まぁ、切り換えるしかないよね……」
明日の準決勝はこの大会の本当のダークホース。
二年生ながらここまで価値残ったチームだ。
「ここで一度、初心に戻るべき……かな」
明日の試合は各ポジション同士で戦い、そして勝利してもらおう。
きちんとした戦いができることもみせておかないと、奇策ばかりと思われて対策されてしまう。
「踏ん張りどころだな」
明日の試合でのカートリッジの配分などを考えながら、僕は決勝で使う策について考えることにした。




