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欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)  作者: inten
学年無差別トーナメント編
45/91

学年無差別トーナメント①| 一回戦開始とそれぞれの進化①

欠陥魔力騎士45


学年無差別トーナメント①| 一回戦開始とそれぞれの進化①


「さて諸君、いよいよ今日からトーナメントが始まる。学年無差別チーム戦に予選はない。すべてが公式試合だ。更にチーム戦であるゆえに、チームの勝利がそのままポイントに反映されるし、チームへの貢献度という、普段とは別の形式で評価される。参加者は全員、奮うようにッ!! 以上、解散!!」


 教室での朝のホームルームが終わり、僕たちは会場へとチームで向かう。


「まずは初戦一回戦。相手は三年生だけど、気負わず焦らず、自分の力を……修練の結果をそのまま出しきってほしい」


 会場へと歩きながら、今日の確認をする。

 全員、今日のために僕の出すメニューをすべてクリアしてきた。

 自分の実力をきちんと発揮できさえすれば、敗けはない。


「西城君、守りは任せたよ?」


「おう。任されたぜ」


 西城君のバックス……ディフェンス力は、目に見えるほど強化された。

 相手が誰であろうとおくれはとらないはずだ。


「大和さん。守りは磐石だけど、きちんと攻めと守りのバランスを考えて行動してね? ミドルスとしての仕事を完遂してくれ」


「もちろんよ? 私に任せておきなさいッ!!」


 大和さんの実力は、美龍と競い合えるほどに成長した。

 更にはゾーンの段階も進んでおり、戦況把握は完璧。

 レンジャーとして、ある種完成している。


「陵君。君の本当の実力を、会場の全員に示してくれ。君はこのメンバーの穴なんかじゃないよっ」


「は、はい。頑張り、ます」


 今回はチーム戦のため、チームメンバーの実力を総合した数値で優勝予想がたてられている。

 その中で僕らのチームは、陵君の実力の低さのみが問題とされており、その影響で優勝争いには入っていなかった。


(だがそれゆえに、初戦は楽勝だ)


 この一月で、彼女は驚くほどに強くなった。

 僕が理想としていたものとは違ったが、しかしある意味で想定以上の強さを手にした。


「最後に、美龍。恐らく、しばらくは出番が来ないだろう。もしかしたら決勝でさえも……。それでもお前が切り札だ。一番効果的な戦果を期待する」


「はい、ご主兄様。すべてはご主兄様のみこころのままに……」


 美龍はこの一月で安定感が段違いになった。

 ペース配分だけでなく、一つ一つの技の冴えがまったく違う。


「それじゃあ行こうか。僕らチームグリット。相手チームを圧倒的に凌駕するよッ!!」


「「「「おぉッ!!(ぉー)」」」」


 僕らは会場前で円陣を組むと、今日の戦いに対する気合いを声に込める。


「さぁ、準備は整った。勝ちをもらいにいくよッ!!」


 僕らは会場へと入場し、試合の開始位置で準備した。



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