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欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)  作者: inten
新入生歓迎トーナメント編
26/91

新入生歓迎トーナメント⑧ | 本戦二回戦と揃いし四強④

欠陥魔力騎士26


新入生歓迎トーナメント⑧ | 本戦二回戦と揃いし四強④


「みなさま、ながらくお待たせしましたっ。本日のメインイベントその②、天通限無(あまつげんない)弟選手と、浅黄萌(あさぎもえ)選手の試合を始めますッ!!」


「天通限無弟君は、いわずもがなな優勝候補筆頭だ。しかし相手の浅黄萌選手も侮れない……」


「天通限無弟選手は、この若さで天通流免許皆伝の腕前。天通流皆伝の天通限無兄選手よりも実力は上ッ!!」


「その通り。そして相手となる浅黄君は、天通流の宿敵とも言える流派、地現流(じげんりゅう)の免許皆伝。互いに免許皆伝同士……つまりは若き天才剣士同士の戦い。先程の力と力の戦いではなく、技と技の戦いが見れるだろうよ」


「なるほどなるほど。やはりこの試合も見逃せないという訳ですね!?」


「その通りだ。更にこれは剣士の戦い。一挙一動も目が離せない、まさしく一瞬の奪い合い……いや、刹那の奪い合いだろう」


「ではでは、そんな二人の試合を始めたいと思いますッ!!」


────────────────────────


「私はずっと、貴方と本気で戦いたいと思っていたわ」


「俺はそれほどでもないんだけど、なぜかな?」


 俺は目の前の相手のレベルに合わせ、力のリミッターをかけていく。

 その間受け答えをすることで時間をかせぎつつ、場を盛り上げるのに話術を使う。


「私は今年、天通流の天才剣士が二人も同じクラスだという幸運に感謝した。しかし兄の方は魔力を使えず、天通流の技を使わないッ!!」


「兄なんて思ってないけども、その通りだね」


「そして弟であるお前は、その力のすべてをまったく見せないッ!! フェーデは自らを高め、互いのすべてをかけて戦うものだ。それを汚すお前たちを、私は絶対に許さないッ!!」


「ご高説どうもありがとう。なら君は、俺に本気を出させてくれると?」


 ドンッと一瞬だけ力を解放し、相手選手に圧力をかける。


「ッッッ!?」


「ほら、やっぱり君もその程度。俺が本気を出せる相手じゃないよ」


 俺はもう一度リミッターを……今度は先程よりも多くかけると、相手選手へと微笑みかける。


「双方準備は良いな? カウントを開始するッ!!」


 5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!


天通流一指(あまつりゅういっし)指旋突(しせんとつ)


「ぐわぁッ!?」


 俺が牽制で放った指旋突が相手にクリーンヒットし、俺はかけるリミッターが少なすぎたと反省する。


地現流一撃(じげんりゅういちげき)千閃(せんのひらめき)ッ!!」


天通流二指(あまつりゅうにし)示払(しふつ)


 相手が放ってきた広範囲遠距離攻撃を、自分に当たるものだけを見切って拡散攻撃で防ぐ。


「天通流一指、指旋突」


「ぐわぁッッッ!?」


 返す剣で指旋突を連続で放ち、相手の四肢を撃ち貫く。


「もうやめにしないかい? これ以上は試合にならない……」


「くっ……ぐぐぐ、くそぉぉぉぉぉッッッ!! 地現流終撃(じげんりゅうしゅうげき)画竜点睛(がりょうてんせい)ぃぃぃッッッ!!」


天通流三指(あまつりゅうさんし)半絶(なかだち)


 相手が大技を放つ一瞬の隙に間合いへ踏み込み、半絶で相手の技ごと完封する。


「そこまでッ!! 勝者天通限無ッ!!」


────────────────────────


「き、き、き、き、決まってしまったぁぁぁぁぁッッッ!! わたくし、実況する暇すらありませんでしたッッッ!!」


「まさかこれほどとは……な。天通限無弟は、強さの次元が違いすぎる」


「牽制に数発の指旋突を放った後、一瞬で間合いを詰めての一撃。わたくしにはそのようにしか見えませんでしたが……」


「一番最初に、牽制として指旋突を一発。相手の技にたいして示払という範囲技を放って相殺。そのまま指旋突を四発放ち、相手の四肢を撃ち抜いて実力の差を示す。そして相手が大技で一発逆転を狙ったところを、半絶で終わらせた」


「つまり、最初から最後までがすべて、天通選手の思い通りだったと?」


「それだけではない。恐らく天通弟君は、その実力の一欠片ほどしか出していない。入試の試験結果からもそれは明らかだ」


「つまりは天通選手は、まだ一度も本気を出していないと?」


「そういうことになる。私の見立てでは、恐らく実力の10%も出していないはずだ」


「これは明日以降も楽しみになってまいりましたッ!! 明日は第一試合が大和光選手VS天通限無弟選手。第二試合が天通限無兄選手VS西城陽斗選手。その後、負けた二人による三位決定戦がおこなわれます」


「明日も素晴らしい試合が見れるだろうよ。私自身もとても楽しみだ」


「それではまた明日お会いしましょう。シーユーネクストデイ」



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