3話。この世界の情勢
「ゴードン‼︎いつまでぼーっとしているつもりだ!早く勇者様に、この世界の状況を教えろ!ったく使えねぇな!」
「ま、誠に申し訳ございません。」
「勇者様方!勇者様方!」
「あぁフィーちゃん大丈夫かな?」
「心配です」
「大丈夫・・・なわけねぇよなー」
「意外にあの子は強い可能性があります。」
「何言ってんだお前?」
「そうですね、すいません。訳が分かりませんね・・・。」
「勇者様方!お話をどうか・・・お聞きください・・・」
「あっ!すいません!」
「申し訳ありません」
「すまん!」
「どうぞ、お話下さい」
「・・・・はい」
この世界は今魔王が8体居ます。
魔王は1体だけで部下を1億以上持つと言われております。
魔王に進撃されればまず壊滅です。
王都も例外ではありません。
この世界で1番大きい街はここ王都でございます。
魔王は、8体。
全てが北南西東。その間にまた4体。
東西南北にいるのが、上位の魔王。
四天王みたいなものです。
東西南北の間にいるのが下位魔王。
上位よりも弱いですが、どのモンスターよりも強いです。
魔王の棲む周辺はモンスターの巣窟でございます。
ギルドが依頼書を書き、討伐に冒険者を使いますが、たかがしれて居ます。
この世界の最強冒険者は計5人。
ですが、5人でも下位魔王には勝てません。
1人1人の力は勇者様に匹敵する可能性がございます。
計9人ならなんとかなるのでは無いかと・・・思い召喚させて頂きました。
魔王には、どの魔法も、剣術も必殺技にはなりません。弱点属性が無いのです。
この世界の魔法は、肉体内にある魔法素質量で攻撃力などが変わります。
ステータスに記載されております。
古代魔法は、魔法素質は関係ありません。ですが、
古代魔法を今の所使える者は居ません。
召喚魔法も古代魔法です。
古代魔法は、巨大魔法を使うとなると対価を必要とします。
対価は人の命。使う場合はお気をつけ下さい。
モンスターは今や、何処にでも現れ、被害が拡大しております。
モンスターの肉は、動物のように食用となるので、狩った後は、食べれます。
ならない物も居ます。
勇者様方は、モンスター討伐と、魔王討伐を目標として頂きたいのです。
という説明をゴードンは力説して居た。
「そっかー」
「そうですか」
「それで?」
「何をまずはすれば?」
「えー、まず今日はお食事を。明日から基礎的な知識を教えさせて頂きます」
「では此方にどうぞ・・・」
そう言うとゴードンは、王とは反対のドアに案内して、王の間?から全員退出する。
案内されるまま歩くと、次の部屋に辿り着く。
王宮は、なんともローマ神殿のような作りであり、全部大理石で出来て居た。
部屋に入ると豪華な料理が長机に置かれている。
当然大理石の机である。椅子は高級そうな木の椅子で、ニスのコーティングが施されて居て、ツルツル、テカテカ。
「では勇者様方は、お席にお座り、お食事をどうぞ。お食事が終わりましたら、奥にいるメイドに話しかけて、お風呂をどうぞ。その後は、部屋に案内させて頂きますので、ご就寝ください。用事がある時はベルをお鳴らしください。では、ごゆるりと」
そうゴードンは言うと、部屋から退出する
それから勇者達は、食事をし、就寝。
唯一、由美だけはフィーの事を心配して寝れずにいた・・・。
読んで頂きありがとうございます。
説明が多いですが、序盤なのでおるし下さい