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1話目。召喚と5人

今回は、陰陽師と言う所に目をつけました。

基本魔法のようなモノです。

悪魔?とか精霊?とか呼び出すかは今の所定かでは無いですが、出して行きたいと思っております。

ではごゆっくりご覧ください。

ここは何処だ?まだ陰陽の修行中なんだけど・・・。

ん?魔法陣?他にも4人いるね。俺を含めて5人召喚か。

どんだけの犠牲払って召喚してんだよバカ。

魔法陣による異世界からの人間召喚が1番代償が高いんだ。もしかして・・・知らないで使ったのか?

知らないで使ったのなら馬鹿以外の何物でも無いな・・・。


そう心の中で、思っている髪の長いこの少年の目の前にいるデブな王に心底少年は呆れていた。


「んー?ここどこー?」

「わかんねーな、てかお前ら誰?」

「聞くなら、自分から名乗るのが常識じゃない?」

「綺麗な場所だねー。うわっ魔法陣⁉︎」


どいつもこいつも馬鹿ばっかなのか・・・。

この魔法陣、かなり古い。あれか古代魔法かコレ、俺からしたらつい昨日の事のようなもんなんだがな・・・。

俺が長生きしすぎなのか・・・。


「きゃー‼︎この子の髪のヤバッ!えっ?何この髪‼︎最高!」

「えっ⁉︎これが男の子の髪⁉︎」

「そんな事どうでもいいだろー?今はここが何処がってことの方が問題だ!」

「本当に綺麗な髪ですね・・・。女性お二方よりも・・・比べるのもおこがましいぐらい綺麗いですね」


少年は長い髪をいじられる。少年の髪はその辺の傷んでいる髪とは違う。

触れば、絹よりもきめ細かい髪。

一本一億はくらだらない髪。

生きる宝石と言われる少年なのだ。


「綺麗なお姉ちゃん?お姉ちゃん達の髪もすっごい綺麗いだよ?」

この少年。別名悪魔。人の前では猫をかぶる。内心では何を言っているか分からない。

どんな贔屓も、おだても効かないませガキ。と言われていた。


「ふふっ。良い子だねー?僕の名前は?」

「僕は、フィーです。よろしくお願いします♪」

「フィー?珍しい名前だね?」

「そうですね。日本語を喋っていますが、外国の方なのかもしれません」

「お姉ちゃん達はなんて名前なの?」

「私は由美」

「私はそうですね美咲と読んでください」

「俺を忘れるなー‼︎」

「うるさい方ですね。もう少し静かにしたらどうですか?」

「俺は弘毅(こうき)だ。よろしく!」

「綺麗な髪を触らせてもらったので私も、自己紹介させて頂きます。私は昂然(こうぜん)と申します。フィーさんこれからよろしくお願いします。」

「昂然お兄ちゃん、よろしくお願い致します♪」


見事な猫被りだ・・・。本性を知れば別人だと思うだろう。いや、二重人格を疑うのが普通か。


この中で1番観察力共に人間が出来てるのは、昂然(こうぜん)だけだな。

礼儀正しいが少し、周りが見えないタイプでルーズ系かもしれないな。

まぁ媚を売って損は無い。女も盾にも武器にもなる。


そんな事を考えていると、馬鹿王が遂に、口を開く

「自己紹介も終わったな?勇者達よ?」

「やっぱそうきたかー」

「ですよねー」

「困りましたね」

「王デブだなぁ・・・」

1人だけ意見が違くて、フィーは笑いを堪える。

危うく、大声で笑う所だった。不意打ち過ぎる


「ゴホン‼︎おい!ゴードン!ゴードン!何処にいる!」

「はい!私はここにいます!」

ゴードンと呼ばれ出てくるのは、ごっついおっさんでプレートアーマー的な物を着ている。


「そいつらに色々教えてやれ!」

「分かりました」

そう言うとゴードンは、こちらを振り向き、はぁ・・・と小さなため息をつき、話し始める


「私はゴードンだ。えー、勇者様達の基本戦術や基礎知識や、生きる知恵を教える事になる。先に1番重要な事を言う。勇者様は本来4人‼︎5人いることはあり得ない!だからステータスを表示して称号を確認して欲しい!」


「私は、勇者みたいです」

「「「えっ?」」」

「「「どうやって見るの⁉︎」」」

「念じて下さい。そうするとご自身にしか見えない、ステータスが見えます。この世界では、念じて発動が基本です。魔法も上級者は念じます。巨大魔法は、流石に唱えますが・・・」


「私も、勇者みたい」

「由美も勇者♪」

「俺も勇者だったぜ?」

「「「「えっ?」」」」

「じゃあ、フィーちゃんが・・・一般人⁉︎」

「はい。残念ですが、僕は一般人みたいです。」

ここでフィーは嘘を言う。本当は、陰陽師最強と言われるフィーが一般人なわけが無いのだ。

それに魔法までフィーは使えるし、剣術など、既に・・・達人以上。

その剣の速さは、斬ったと言う事が分からないほど・・・。


フィー称号:陰陽以外、全てを極めし物

それ以外は全員、勇者統一。

陰陽以外と言うのはもう少し鍛錬を重ね無いと、全てを極めし物にならないのだ。

フィーには生まれ持ってほとんどの者が持つ才能が皆無。無いのだ。その代わり、神より先に生まれ、1人で育ち、神よりも長く生きる力を授かった。

そしてフィーは少年のまま発育が止まった。

だから他人の人1倍いや、人1京倍頑張って得た力なのだ。

「才能が無いならば、生み出すまで。」

これがフィーの信念。これはフィー曰く、永遠に揺るがないらしい。


「そしたら!フィーちゃんだけは元の世界に戻してあげないと!」

「それですが、召喚にも対価がかかるゆえ、戻すにはその何倍もの対価がいると・・・」

「困りますね。私はこの世界のことなどどうでもいいです。早く元の世界に戻してくれませんか?」

「そうだなー俺も困る。バイトも入れてるしな?」

「私も同意見です。」

「元の世界では、勇者様方は、今頃記憶から抹消され居ないことになっているはずです」


フィーは全てを知っている。

この古代魔法の魔法陣は対価を払うと、勇者の称号を付与し、他世界から人を呼ぶ。

一方通行で、送り返すことは不可能。

送り返すにはもう一つの古代魔法の特殊魔法陣が必要であり、対価も必要となる。

居なくなった者は世界の理により、記憶から消えて、居ない。生まれて居ない事になる。これは世界が穴を埋めると言う断りにより発生する。いわば現象。

まぁゴードン普通に嘘ついてるな。

それか知らないだけか?どっちかだ


「なら俺は問題ない。」

「私も同意見です」

「そうね・・・。居ない事になるなら、こっちの世界で暮らすわ」

「皆意見一致ですね?」

「だけど、フィーちゃんはどうするの⁉︎」

「フィー様は、この王都で、保護させて頂きます。剣術や魔法などもお教えさ出て頂きますが、才能が・・・」

「僕は、イイです。1人で生きて行きます。」

「ダメ!絶対!」

「ですが、勇者召喚なら、なにか問題が起きてるはずです。なら僕は邪魔です。一応剣術は元の世界でも習って居たので、簡単には死にません」

「だけど!」

「ならばこうしましょう?私がお相手します。フィー様が私に一撃でも当てれば、お金を渡しこの城から出ることを許可致します」

「ありがとうございます。」

「いいですか?由美様?」

「真剣はダメ!木刀とかならいい!」

「はい。用意出来ております。剣の長さは・・・」

「大丈夫です。大人用で。」

そう言うとゴードンは木刀を渡してくる。だが木刀と言うより木剣だ。

ゴードンとフィーは2人向かい合い、合図を切るのは由美となった。


「初め!」

その合図と共にフィーは動き出す。当然本気で動けば、勇者なんかよりも強い事がバレるので、全身を風の鎧でコーティングし、適度に攻撃する。

ゴードン、弱すぎ。全ての攻撃や突きが遅い。隙だらけ、お話にならない。

あまりにもつまらないので、ゴードンが剣で大振りしてきた瞬間、踏み出し、腹を斬る。

力を抜いた筈が、抜けていなかったようで、木剣で鎧を斬ってしまう。


「あれ?鎧古くなってたんですね?気をつけた方がいいですよ?」

「あ、ああ・・・」

「しょ、勝者、フィーちゃん‼︎」

「僕は、冒険者か何かにでもなってお金集めます。剣と宿代を下さい。そうすれば迷惑になることは一切しません」

「では約束通り、お金を渡そう。これだけあれば、武器防具をかっても当分宿に泊まれる」

「ありがとうございます。では王様失礼致しました。また何処かで会えることを楽しみにしています。お姉ちゃん達バイバイ!昂然(こうぜん)さんもバイバイ!稽古頑張ってください」

「まっ・・・」


由美の待ってと言う声を美咲は遮る。

それは止めれば、別れることがより辛くなるからである。

一応美咲の配慮である。

最後に弘毅が呼ばれなかったのは、気のせいと言うことにしておこう。

だがこれでフィーは自由。

本来、フィーは時空間移動の能力を持つためこの世界を直ぐ抜け出せる。

ただフィーは面白そうと思う好奇心で残っているだけ。

それに陰陽師の知識は全て手に入れてある。後は6属性全てを極めるのみ。

火、水、木、土、闇、光。

得意属性は火。

不得意属性無し。


読んで頂きありがとうございます。

どうでしょうか?

酷い作品かもしれません。

完全に見切り発車ですので、どのぐらい続くか分かりません。

一応流れは作って居ますので途中でーなんてことはありません。

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