表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/27

ツエのハナシ

転移が成功したようだった。


「ここが、ロカスコレクシオという場所?」


「うん。そう。杖を買いに行くなら、まだ少し時間があるからついていくよ」


「本当ですか?ありがとうございます!」


「そういえば、自己紹介がまだだったね。私はジェームズ・フレデリック・ペンブルック」


「僕はハルト。篠原遥翔です」


「ハルトか。いい名前だ。出身は日本かな?」


「ええ、そうです。あなたはイギリスで?」


「ああ、ロンドンで生まれ、ロカスコレクシオで成人するまでの間育った。ちょうど君くらいの時にここの魔法学校に入学したのだよ」


「魔法学校があるんですか」


「ポネレリビオス魔法学校という場所でね。幼稚園、小学校、中学、高校、大学が一環となっているんだ。ほら、杖屋にもうすぐ着くよ」


「いらっしゃい、杖かい?ロッドかい?」


「どちらもお願いします」


「はいよ、じゃあここに希望を書いて」



’希望表’



・杖の魔法石の種類


・杖のサイズ


・木の種類


・芯の種類


ロッド


・ロッドのサイズ


・木の種類


・芯の種類

「ジェームズさん、この魔法石というのは?」


「前の杖はロッドだったか。魔法石っていうのはね、この裏世界に存在する異能石という石の一つなんだ。対応する異能がないと使うことはできないんだけど、魔法使いなら魔法石を使うことができるんだよ。どれ、魔法は普段どんなのを使うことが多い?」


「一応、全部基本使いますけど、日常魔法と補助魔法は常に使います。攻撃魔法は全体的にたまに使う程度で,,,」


「なら、青い魔法石なんてどうだい?どの魔法にも適応しているから、君にぴったりなはずだ。木と芯の適正もチェックするかい?」


「はい、お願いします」


「店主さーん、適正チェックお願い」


「はいよ、坊や、これに手をかざしな」


紙のようなものに手をかざすとインフル検査薬みたいに、文字がにじみ出てきた。


「ケヤキに、流星群のかけらの星の砂か。かなり珍しいね」


「ケヤキは、日本でも見たことがありますね。シャーペンとかにも使われます」


「シャーペンか。なら、ロッドはシャーペンにするのはどうだい?星の砂を入れれば立派なロッドになるはずだ。学業にも使えるしどうだい?」


「それ、いいですね!店主さん、それでお願いします!」


「はいよ。杖のほうのサイズは?」


「僕の身長と同じくらいで。1メートルかな」


「分かったよ。30分ほどかかるから、そしたら来な!」


「ありがとねー店主さん。これ、この子のお金、私の分で払っておいて」


この町の人はみんないい人だ。ジェームズさんに僕の異能のことも、スケルトンであることも話したけど、かっこいいねって褒めてくれた。これからはたまにここに来ようと思った。


杖を受け取って帰ることにした。


「短い出会いだったけど、ありがとうございましたジェームズさん。またここに遊びに来ようと思います。その時には、今日おごって頂いたお礼をします」


「うん、じゃあハルト。達者でね!」


転移するための魔法陣がある場所に向かった。かなり混んでいて、がやがやしている。

何かあったのだろうか。


「申し訳ございません。転移魔法陣の活性化が阻止され、空間の裂け目ができなくなってしまい、しばらくの間転移が行えません。本当に申し訳ございません」


「どういうことだ!」


「俺は妻を残してきたんだぞ!」


,,,は?どういうことだ?もう僕は一生ここに閉じ込められるのか?帰れない、のか?



ハルト:魔法使い/スケルトン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ