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ムエイショウのハナシ

あれから何度か練習して、分かってきたことがある。

 まず、魔法を無詠唱で使いながら別の魔法の呪文を詠唱すると、無詠唱を使ったことになる。例えば、皿洗い魔法を使いながら、クレピッツと唱える。そうすると,,,こんな風に見事皿がちりじりに,,,とはいくわけなく、ただクレピッツと叫びながら皿を洗っている人になる。一見これは何一つ役に立たなそうに見える。しかし、これは相手の錯乱に使える。皿洗い魔法を何に使うかとみていると体がバラバラに,,,といった具合だ。戦うことは、あんましたくないけど。

 もうひとつ。魔法は無詠唱の時だけ混ぜて使うことができる。併用ができないというのは、無詠唱の使用者が少ないがゆえにかもしれない。例えば、火炎魔法と水流魔法の併用で、水蒸気と煙が使える。これはまあ、何かしらに使えるだろう。

 最後。無詠唱も詠唱も一度に消費する魔力は変わらない。だったら、詠唱する必要はないと思うだろう。しかし、案外メリットがあったりする。まず、相手に無詠唱が使えると気づかれないことだ。詠唱できないと思っていたのに突然炎をぶっ放してきたら驚く暇もなくやられる。もう一つ、仲間に次何を使うか教えられるというメリットだ。例えば、爆発させて一掃してやろうと思ったのに、仲間が突撃し始めたら仲間ごと爆撃に巻き込まれてしまう。そういう時は詠唱したほうがいい。

 ひとつ、どうしても気になることがある。最初に魔法を使い始めたのは誰なのだろう。魔法使いという種族はどうやって生まれて、誰がその魔力の存在に気付いて、誰が魔法を作ったのだろう。

 おそらく、実験をしていた輩を調べてみればわかる。あいつらは異能についての情報の量はすごいからな。


 実験は、E.S.A.I.という組織が人間と異種族のやつらの血液を血清にし、打ち込む実験をしていたらしい。子供を使って、頭のおかしい輩だ。もともとは自分たちで実験していたものの、体が成長しきっている大人が血清を打つと体がメリメリ変わっていき、人の姿を保てないらしい。それで、体が柔らかく完成していない子供を使う。相当むごいことをするものだ。しかも、脳の成長が追い付かないとその体に適応できないから、脳の改造を行うのだ。あいつらの居場所は分かった。本部がニューヨークにあって、支部が横浜の中華街のラーメン屋でネギ抜き醤油ラーメンを注文すると入れるようになっている。そんなことも知らずにたまたまネギ抜き醤油を頼もうとしたら断られた。怪しいから、別の客が頼んで、店主が店の奥を開けに行っている間にその客を拘束魔法をかけてひっ捕まえて誘拐し、


「爆発魔法で貴様の骨もろとも粉々にするぞ」


と脅したらべらべらしゃべってくれた。多分あれはバイトだ。幹部とかえらめの役職だと、何かしら異能くらい持っていそうだ。勝手な想像だけど。だいたい、あの組織はどういう教育をしていたらあんな少しの脅迫でベラベラ喋るやつになるのだろう。普通の組織は隙を見せるようなやつを用意しないと思う。

 話がそれたけど、魔法を使うときに、杖がなくても僕は使える。ただ、杖がなかった時と、あった時では一度の消費魔力が大きく違うはずだ。じゃなきゃみんな杖なしを使える。で、楽になるようなので、明日杖を買いに行こうと思う。大魔法使いしか使えなかった杖なしだ。普通に詠唱して杖も使えばとてつもない魔力がぶっ放せるんじゃないか?それに、僕はスケルトンの力もある。いざとなったら頭蓋骨の破壊者(クレニウムブレイカー)があたれば一撃で殺せるだろう。作り出すのに10分はかかるが。夏前はカントやコウスケにはるかに劣っていたからな。夏の間に彼らの何倍も強くなっておこう。



ハルト:スケルトン/魔法使い

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