ジュギョウのハナシ
転移してから実に二週間の時がたった。エミが日本人と言っていたけど、彼女は実験の対象者なのだろうか。半分しか日本人じゃないからもしかしたら巻き込まれていない可能性もある。
「おはようハルト」
「ああ、おはよ」
彼はクリストファー・ルイス。青緑の綺麗な髪、黄緑と紺青のオッドアイが特徴的の、サラサラヘアーのイケメンだ。多分、中級クラスの中でも最強の魔力を持つ生徒だ。
「今日から、魔法の授業が始まるらしいよ」
「らしいね、水流魔法を扱うだとか」
「でも、ハルトはもう基本的なことは使えるんだろ?」
「クリスこそ、すごい量の魔力量じゃん。練習すりゃすぐできるようになるさ」
「努力をずっと続けられるのだって、才能だよ」
「おはよう、ハルト、クリス」
後ろから突然肩をたたかれた
「びっくりした。エミか」
「あんま驚かさないでよ」
「皆さん、座ってください。今日から魔法の練習をしますよ」
アシュフォード先生が来た。始まるみたいだ。
「初回の授業である今日は、この学校の学校長である、オズワルド・ブラックウェル教授が見守ってくださいます。失礼のないようにしてくださいね」
少し説明を受けた後僕たちは、魔法用の教室に移動した。
「皆さん、勝手に魔法を使ったり、杖を振り回さないでくださいね。先生が魔法を使っている間は静かにじっと見ていること。いいですね?」
はーい!と、無邪気な声が響き渡る。
「魔法を使うのにおいて最も重要なのは、詠唱でも、杖の持ち方でもありません。イメージです。もともと、魔力というのはこの世にあるものではない、といったら語弊がありますが、概念に近いものです。想像力を働かせることで、魔力を具現化する、という原理です。早速お手本を見せるのでよく見ていてくださいね」
’アクアメント’
歓声が響く。
「はじめのうちは難しいですが、練習すればできるようになります。さあ、皆さんもやって見てください」
「ハルト、暇なら教えてよ」
「ああ、いいよ。先生も言ってたけどイメージが本当に大事で、体に流れる魔力を集中させる」
そういうと、クリスからものすごい魔力を感じる。目が光っている
「ちょっと魔力が強い気もするけど、それでいいよ。で、水を強く思い描いて、アクアメント」
’アクアメント’
クリスは難なく成功させた。僕よりもいとも簡単に
「すごいなクリス、一発で成功させるなんて」
「すごい,,,のか?わかんねぇや」
「ねえぇ、ハルト!私そのやり方でやったけど全然できないの!」
突然エミが話しかけ,,,というより叫んだに近い
「勝手に聞いてたのかよ、あいつ」
「ね?一発でできないやつのほうが多いでしょ」
「そうみたいだな」
気づくとアシュフォード先生が後ろに立っていた。
「オズワルド教授!この子達すぐに魔法を!」
「ふむ、イメージの才能があるのか、それとも強大な魔力を秘めているのか」
どう考えてもクリスは後者だな。僕は、前者だが
「オズワルド教授、でしたっけ。僕は故あって、2年半前から練習をしていたから、当たり前なのですが、クリスはものすごい量の魔力を秘めている可能性があります。魔法の才能があるのかも」
「そうだったんだね。君の名前は,,,」
「ハルト、ですよ」
いつの間にか校長の隣に来ていたエミが言う。校長は一瞬驚いた顔をしつつも、すぐにエミに微笑みかけ、クリスのほうを見た。
「君が、クリス君だね。今の魔力は少ないが、今後ものすごい魔力量を手に入れる可能性があるな。楽しみに、しているよ」
結局、初回の授業で魔法が使えたのは僕とクリスだけだった。初めて魔法を使ったとき、確かトイレに行くのが面倒くさくてトイレよ来いって願ってたらトイレが飛んできたのが最初だった。こんなに難しいものだとは、思ってもいなかった
クリストファー・ルイス:魔法使い
MBTI:ENFJ-A 主人公
血液型:A
誕生日:12月24日
好きなこと:買い物
嫌いなこと:家にずっといること
今回から登場人物のプロフィールを変更しました。ちなみにMBTIは考察です。




