初めての狩り
~ビルコ大森林~
あの出来事から2日経ち、エジスはレインとミネルと別れようとしていた。
「俺は2人と別れて生きようと思う」
「なんでよ?!私たちと過ごそうよ!」
「俺は人間どもに復讐する。これだけに俺の人生全てを賭ける。俺は強くなる為にこれから何でもやる。その為にはレインとミネルは邪魔だ。」
「あんた本気なの?」
「ああ。じゃあな」
「私たちも連れてってよ!なんで1人で復讐しようとするのよ!」
ミネルはレインがエジスに詰め寄ろうとしているところを止めて
「エジス、あなたはその道を選ぶのね」
と言った。
こうしてエジスはレイン達と別れた。
エジスは立ち去る時、涙を浮かべながら2人に見えないようには気づかれないようにしていた。2人をこの復讐に巻き込まない為に……
エジスは2人と別れ少し歩いたところで小さなウサギ(F級)を見つけた。エジスはここで初めての狩りをしようと考えた。魔物を倒すと相手の魔物の魔素を吸収して体内の魔素が増え、限界まで達すると進化する。
エジスは少しずつ体勢をかがめ気づかれないように歩き、近づいた瞬間一気にウサギへと飛びかかった。
ウサギは一瞬驚いたがすぐに絶命し、エジスはウサギを1つ残らず食べ、体内の魔素を少し増やした。
初めての狩りは成功したのだ。味は、結構柔らかくて美味しかった。
そこからはぐれのゴブリン(F級)をさっきと同様に待ち伏せをして、ゴブリンを殺した。ゴブリンはウサギよりも魔素を吸収できたが、ゴブリンを食った時は、とても不味く、ゴブリンは食わないと心に決めたエジスであった。
そこから2日間ウサギやゴブリン(F級)のはぐれなどを倒していき、時には逃げられることもあったが、たいした脅威はでずに最初の進化を迎えた。
進化を迎えた時、エジスは自分の体に違和感を覚え、急激な眠気を覚えた。エジスは危ないと思い、すぐさま周囲に魔物が居ないところを探しそこでうずくまって眠りについた。
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今回はここまでです!
今回は、エジスの初の狩りを書いてみました。最初はウサギを仕留めましたね!
狩りのシーンなど戦闘シーンはこれからもっと上手く書けるようにしたいと思っていますので、この3話目は少し時間が経ったらまた、編集していき、もっと内容が濃い狩りのシーンになればと思っています。
魔物は魔素を吸収して、進化をしていきます。
魔物は食事、睡眠などをして魔素を回復する点は一緒です。人間も魔物を倒して魔素を増やしていきますが、人間は進化するまでの魔素量が多いので進化までが遅いです。
なので、強い魔物を倒すと、進化しやすくなるんですよね。後、人間は魔物と違って、魔素の吸収効率が悪いです。なので魔物が進化しやすいというのもありますね!