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『毒蛾転生〜仲間と共に異世界巡り〜』  作者: ユーキ
第1章『始まりの森』
3/51

孵化

 ところで……俺は生き残れるのか?『成体に至れる者は非常に少ない』って何が原因なんだろう、……天敵がいるとかかな?


【称号:[引き篭もり]を獲得しました。称号の効果により、スキル:[殻篭りLv1]が与えられます】


 取り敢えず鑑定。



――――――――――――――――――――――――


【称号】


[引き篭もり]

 SPがゼロになり、HPが減ってしまうまで卵のままでいた者に与えられる称号。卵から孵らなければ遠からず死んでしまうだろう。


【スキル】


[殻篭り]

 動きを止めることで防御力と魔防力が上昇する。スキルレベルが上がるにつれ効果も上昇する。SPを消費する。


――――――――――――――――――――――――



 ヤバッ!?早くここから出ないと。……しかしどうやって出るんだ?そういえば、状態:進化可能ってあったよな?



――――――――――――――――――――――――


【進化可能先を表示します】


ベイビーラーヴァ/ランク:G−

 産まれたてのラーヴァ種。数多の可能性を秘めている。


スモールラーヴァ/ランク:G

 小さなラーヴァ種。この先の進化可能先は全てスモールに固定される。


――――――――――――――――――――――――



 ……これはもう決まりだろ!ベイビーラーヴァに進化する!!



――――――――――――――――――――――――


【進化を開始します。……ベイビーラーヴァに進化しました】


【進化に伴い、スキル:[糸吐きLv1]が与えられます】


――――――――――――――――――――――――



 ……小指ぐらいの小さくて茶色い芋虫になったみたいだ。


 それにしても……ここは腐った卵のような臭いがするんだが、どうなっているんだ?


 辺りを見渡す。……ここは木のうろの中で、隙間から日の光が漏れ出ているみたいだ。しかしそれだけではなく、大量の卵と芋虫の死骸が転がっている。


 なんか気持ち悪くなってきた、それに身体も全然動かない。……ステータスの確認をしておこう。



――――――――――――――――――――――――


【ステータス】

ランク:G−

種族名:ベイビーラーヴァ

個体名:未獲得

レベル:1/3

状態:空腹/毒/麻痺


能力値

HP:5/25

SP:0/21

MP:4/8

攻撃力:16(8×2)

防御力:5(10÷2)

素早さ:3

魔法力:4

魔防力:3(5÷2)


パッシブスキル

[●●●の悪戯EX][言語理解EX][限界突破EX][復讐の一撃Lv1]


アクティブスキル

[アイテムボックスLv1][念話Lv1][鑑定Lv1][殻篭りLv1][糸吐きLv1]


称号

[●●●に弄ばれる者][転生者][境界を越えし者][復讐の誓い][悪足掻き][絶望した者][引き篭もり]


――――――――――――――――――――――――

 


 木のうろの中に親の鱗粉がまだ残っていたのだろう。……もしかして弱い個体を篩いに掛け、強い個体だけを残す仕組みなのか?それとも外敵の侵入を防ぐ為なのかもしれないな。どちらにせよ――。


 呑気に考えてる場合じゃない!?早く何か食べないと死んでしまう。だが身体は麻痺して殆ど動かないし、試してみたけどこの木は硬すぎて食べられない。


 ……いや、1つだけ生き延びる方法はある。……だがそれは、その行為はとてもではないが――。


 ……思考が纏まらない、頭が………クラクラする。



――――――――――――――――――――――――


【●●●の干渉、却下。●●●の干渉……却下。●●●の干渉……受理。称号:[ハングリーラーヴァ]を与えられました!……称号の効果により、スキル:[飢餓発作EX]が与えられます】


――――――――――――――――――――――――

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