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13 結婚しました

今日は某バトル・ロワイアルゲームで私の好きなアイドルのバーチャルライブがあります。

バーチャルライブとはよく分かりませんが今年初のアイドルのライブなので楽しみです。

それから嫁の名前は単純に私がユリの花が好きなだけです。

決して百合ではありません、ユリの花です。

ですが私がラブライブで1番好きな曲は硝子の花園でした。

つまり百合が好きでユリが好きになったという訳ではありません。

でも㊙️のジャンルとしては好きです。

それから今日は逃げるは恥だが役に立つのスペシャルが放送されるそうです。

地味に真田丸とキャスト被りが多くて最終回は笑った記憶があります。

いつか長宗我部元親の大河が放送されたら元親役は岡田将生さん、菜々役はガッキーがいいですね。

私は受験の時にガッキーを見て元気をもらっていたのでガッキーが大好きです。

S最後の警官の林イルマが特に好きでした。

ところでガッキーと言えばクレしんの実写映画で戦国時代の姫の役をしていました。

あれは春日家は上杉、大倉井は北条の代理戦争でしたが配下の大倉井高虎に北条氏康が2万の大軍を預けたのか大倉井がかなり有力な勢力なのかは分かりません。

まあ13万石の立花宗茂が13000の兵を率いて鍋島直茂と戦おうとしたとか言う話もあるのでそこら辺は分かりません。

ちなめに今作の動員力は基本的に1万石300人の計算です。

これも去年知ったのですが長宗我部盛親は関ヶ原の戦いで2500人しか動員していないそうです。

昔読んだ小説で1500人と書いてあり6600人では?と思ったのですがどうやら1500人の方が近いようですね。

あと20の項目に分けて戦国武将を評価してみました。

そのランキングのトップ10は以下の通りです。

1 毛利元就

2 大内義興

3 豊臣秀吉

4 三好長慶

5 北条氏康

6 徳川家康

7 尼子経久

8 織田信長

9 武田信玄

10 松永久秀

となりました。

ここら辺で前書きは終わりです。


戦意を喪失した北条方は降伏し小田原城は開城した。

そして東北の騒動もしばらくすると解決しついに秀吉による天下統一が成った。

かと言って長宗我部が加増されることは無かったが俺は秀俊の元で福知山1万石を与えられた。

地元から微妙に近いと言えば近い場所だったのと明智家に縁のある場所だったので俺は細川家の百合姫と婚儀をあげることになった。

2年越しの結婚である。


婚儀は福知山城で行われ忠興殿とその家臣、更に長宗我部から親忠兄上が来てくれた。


「いやぁ、お主も立派になったのう。父上もお喜びじゃ。」


「兄上こそ、お元気そうで。」


「はっはっはっ。家督を継げず酒に浸っておるわ。」


「義兄上様……。」


百合はそれを聞いて少し困惑してる。

まあいいとこのお嬢様だから俺ら野蛮人のノリは分からんかなぁ。


「いやぁ、それは誠に残念でござるな。今日はそれを忘れるくらい飲もうぞ!」


もう酔っ払ったであろう忠興殿が一升瓶を持ってやってくる。

こうして婚儀は大いに賑わった。

ちなみに夜の事は内緒です。


百合はさすが明智光秀と細川幽斎の孫とあって教養があり清楚で真面目でいい娘だ。

現代の俺ならまず付き合えないが戦国時代というのはいいもんだ。


そんなこんなで新婚生活も順調に進み年が明けた天正19年、年賀の挨拶をするために俺は秀俊と共に上洛した。

秀俊は豊臣姓を名乗り丹波宰相と呼ばれるようになっていた。


「おお、右衛門佐。姫とは順調か?」


「ええ、それはもう美しくて仕方ありませぬ。」


「そうか、ワシが嫁にもらってやりたいくらいじゃ!はっはっはっ。」


いやまじでシャレにならんからやめてくれ。


「ほれ、鶴松。秀俊兄上と千王丸じゃ。」


秀吉が息子の鶴松に俺たちを紹介する。

この時の秀吉はマジでいい人だった。

しかしここから彼の堕落が始まる。


「殿、大変です!大和大納言様が……!」


その年の春、秀長様が亡くなったとの報告を俺は半右衛門から聞いた。


「そんな……秀長様が……。」


あの人がいなかったら俺はここまで上方で快適に暮らせなかったろう……。

悲しくて泣いてしまった。


さらに翌月には鶴松が死んだ。

それでショックを受けた秀吉は秀次に関白を譲り自身は太閤と呼ばれるようになった。

そして8月、唐入りが諸大名に通達された。

俺たち丹波羽柴家は秀次と共に上方を守るのが役目だったので名護屋城まですらいかなくてよかった。


「初陣はまだまだ時間が要りそうじゃな。」


秀次が碁を打ちながら俺に言う。


「ええ、そりゃあ主君が初陣するまでは出来ませんよ。」


「それもそうじゃな。辰之助は元気か?」


「ええ、しかし私に隠れて酒を飲んでおるようで……。」


「全く困ったものじゃ。しかし叔父上が亡き後、彼奴はワシと共に豊臣を支える柱。元気にしてもらわねば困るな。」


「仰る通りでございます。殿下からも言ってやってください。」


「ああ、今度来た時に言っておこう。」


この期間で秀次とも仲良く……とはいかない。

一定の距離感を保っていた。


俺の任務はもう一つある。

諸大名の人質の監視だ。

まあ変な動きをする奴はいないけど生意気なのが一人いる。

竹千代改めて秀忠だ。

こいつと来たら俺が来る度に注文つけてパシリにしやがって……。


「おい、右衛門佐。甘い物を持ってこい。」


「ずんだ餅でも食ってろや。」


「あ?じゃあ伊達殿に名護屋まで行って作ってもらってこい。」


「お前なぁ。いくら大納言殿の嫡男だからといって図に乗るなよ。」


「それはオメーの方だ。殿下から大切にされてるからと言って調子に乗りあがって。」


「んだと?やんのかコノヤロー」


みたいな感じでどっちかの家臣が来るまで揉めてる。

まあ仲良しに見えるならいいけどどうなんだろ。

あとは宮松丸ともそれなりに仲良くなった。

歳も1個差で似たような大名の家の人間なので話が会う。

いずれ西国を南北で半分にしようぜなんて冗談も言い合えるようになった。

ただ島津家は向こうがちょっと遠慮してる感じがあってあんまり仲良くはなれなかった。

みたいな感じで案外自由にやらせて貰えました。


天正20年になっても暇な日々は続きこれからどうするかを考えてた。

とりあえず武断派と仲良くしてるから東軍は確定だし秀忠はなんだかんだ重用してくれるだろうな。

でもその後は?

伊達と一緒に天下を取る?それとも徳川に仕える?それとも現代に戻る?


「乃〇坂のライブ行きてぇなー。」


キセルを吸いながら俺は屋敷の庭で1人で呟いてた。


「の〇ざかのらいぶとは?」


百合が聞いてきた。


「ん、あー独り言だから気にしなくていいよ。それより暇だよねえ。」


そういえば推しに名前似てんだよな、百合。


「じゃあ堺にお出かけしませんか?私南蛮の品を見てみとうございます!」


「ん、じゃあ行くか!」


ということで仕事を放棄(特に問題は無い)した俺は百合と堺にデートに出かけた。


「殿、この髪飾りとても綺麗でございます。」


「よし!買っちゃおう!」


俺は百合が欲しいと言ったものをバンバン買って食べたいと言ったものを全部食べさせてあげた。

そして屋敷に帰ったあと。


「財布が……。」


思わず声に出してしまうくらい金がなくなっていた。

ダメな男だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


俺は心の中で悲痛な叫びを上げた。


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