第14話 リスタート・ストーリー
更新遅くなって申し訳ありません!
新作書いてたらいつの間にか月末になってました・・・。
もし誤字や抜けている場面などありましたら連絡して頂けるとありがたいです
それではどうぞ!!
「何でそこまで私を殺そうとしてるの?」
「貴様を殺す事、それが私の使命だからさ!」
彼女は興奮気味にそう答えた、どうやら今の状況じゃ話は出来無さそうだ。仕方ないここは武力行使で行くしかなさそうだ。
「はぁ!!」
いきなり私に向かってジャンプしながらそのまま大剣を何回も振りかざしてきた。
私はその攻撃をギリギリ避け、そのまま彼女の背後に周り彼女を横に蹴り飛ばした。
「・・・!」
彼女は手裏剣を私目掛けて投げてきた、数が多すぎて避けきれず2回喰らってしまったが当たった場所がアーマーの部分だったので痛くなかった。
私はベルトのレバーの引っ張ってみた、すると何か待機音声みたいのがベルト本体から流れ始めた。
多分必殺技という奴だろう、私は空に大きくジャンプしてキックの姿勢を取った。
「コレでも喰らいなさい!」
『high speed・kick』
しかし彼女の前にいきなり黒い影が現れた、そしてその黒い影に私は弾き飛ばされた。
「グハァ!!」
彼女の居る方を見ると、彼女の近くにフードを被った男が立っていた。
「何で邪魔をした・・・コレは私の任務であってお前が手出しする事ではない!」
「恩人に向かって結構な態度じゃないか、お前を助けたのは上からの命令だ、さぁ帰るぞ使徒01」
「まっ、待て!」
たった一瞬でフードを被った男は少女を抱えて何処かに消えてしまった。何故私の命を狙ったのかは分からず仕舞いだ。それよりも姉さんは大丈夫だろうか?
「香子姉さん!!」
「あはは・・、心配させてゴメンね、見ての通り怪我はしてないから心配しないで良いよ!」
「・・・良かった!」
姉さんに怪我が無くてホッとしたら何だか体から力が抜けるような感覚がした。
ちょっと眠たいかも・・・。
「ちょっと?ジュンちゃん?!」
私はその場で倒れるようにして眠りについた。
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目が覚めると夜は明け、すっかり朝になっていた。
昨日訪れた部屋のベットに寝かせて貰ってたみたい、そして横にはぐっすり眠っている姉さんがいた。
姉さんにまた心配させてしまったみたいだ、今一度あの少女と男がいないか探したが姿も無ければ痕跡も無い。
まるで此処にいる人が同じ幻を見たかのように・・・。
しかし私は確かにこの目で見たんだ、身の丈に合わない大剣を使う少女とフードを被った男を。
「ほら帰るよ、ショウちゃん・・・、何その顔」
「へぇ?」
何でだろう、自然に顔がニヤけてしまう・・・。名前で呼ばれるのは普通の事なんだけど私の場合しばらく名前で呼ばれる事が無かったからなんか嬉しいと思う感情が抑えられない!
「もしかして名前で呼ばれて照れてんの?」
「そそそ、そんな事ありませんよ?!」
なんか姉さんと一緒にいると顔が緩くなってしまう、今後気を付けなければ・・・。
「それにしてもまさか変身するなんて・・・、もしかして記憶が戻ったの?」
「あの時、姉さんが殺されてしまいそうだったんでとりあえず変身してみたんです。そしたら何となくですけど記憶が蘇ってきたんです、まぁ思い出せたのは「ストーリー」って名前とベルトの使い方ぐらいですけどね」
「・・・そっか。」
あの後、シャッフさんにまた日を改めて来てほしいと言われたので姉さんの秘密基地に戻っている最中だ。
お城の片づけや警備の見直しや強化で色々と時間が掛かるらしい、準備ができ次第姉さんに手紙で連絡するとの事。
「あれだね、ショウちゃんって意外と男の子っぽい所あるんだね」
「え~そうかな?」
まぁ私も記憶を無くす前の自分がどんな人だったのか憶えてないし、なんなら話し方もどんな感じだったが忘れてしまっている。
カバンに変身ベルト入れてるぐらいだし、姉さんの言う通りもしかしたら男の子っぽい性格だったのかもしれないのかもしれない。
「もうすぐ秘密基地につくよ」
「また姉さんの所でお世話に申し訳ないです・・・。」
「ジュンちゃんはそんなこと気にしないで、そういえばジュンちゃんに紹介したい人いるんだけど良いかな?」
「私に紹介したい人ですか?」
「うん私の弟なんだけど」
あぁそういえば前に聞いたな、確か姉さんと一緒に秘密基地に住んでる弟さんがいたんだっけ、私はまだあった事無かったな、いつも姉さんにはお世話になってるから挨拶しといた方が良いんだろうな。
「はい、私も会って見たいです」
「そう言ってもらえると助かるよ。私の弟ねちょっと人見知りだから」
「私なりに頑張ってみます。」
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「おぉ!、そのベルトは塗装の仕方からしてPBT版のステージベルト‼本当は僕もコレ欲しかったんだけど予約開始時間に寝落ちしちゃって買えなかったんだよねぇ」
秘密基地に入ると同い年ぐらいの男の子が私のベルトを見て何か話始めた、この男の子が香子姉さんの弟なのかな?姉さんが言ってたような人見知りには見えないけど。
「えーっと、あなたは?」
「あっごめんね、コッチの世界来てから「ストーリー」の事知ってる人に初めて会ったものだから興奮気味に話しちゃった。僕は氷見健斗っていいます。」
てことは姉さんの弟さんかぁ、姉さんから聞いていたイメージとは大分違ったので名前を聞いてやっと弟さんだと確信した。
一応私も自己紹介した方が良いんだろう、丁度自分の名前を思い出したことだし。
「えーっと、私は吹雪正太って言います。今までの記憶がないから迷惑かける事もあるかもしれないけどこれからよろしくね!」
こ、こんな感じで大丈夫なのだろううか?
「それって記憶喪失って事?!」
「はい・・・。」
「ゴメンね、聞いちゃあまずかったかな?」
どうしよう・・・、こんな時はなんて返せばいいんだろ。
気まずい空気になってしまった、どうにかしなければ、どうしようか考えているとドアが開く音がした。
「思ったよりちゃんと話せててちょっと安心したよ」
「「(香子)姉さん!」」
私はすぐさま姉さんの後ろに隠れた、人見知りな私が一人で姉さん以外の人と話したんだ、それだけども褒めて欲しい。
「なに?褒めて欲しいの?いいよ、ほ~らヨシヨシ!」
「うん~~~♡」
「それで今この子の記憶を取り戻すてかがりを探してるんだけどさ、ケントさっきジュンちゃんの付けてるベルトについて何か話してたけど「ストーリー」って奴知ってるの?」
「うん知ってるけど、それについて話す前に見せて貰いたい物あるんだけど良いかな?」
「何?」
「今持ってるチップ全部見せてくれるかな?」
「・・・?、いいですけど」
私はカバンからチップを取り出し健人君に渡した。
「・・・?、アレこれだけ?」
「はい、コレだけです」
「じゃあちょっとコレ色々調べてみたい事があるんだけど良いかな?」
「・・・?、別に構いませんけど」
「じゃあちょっと調べてくるから待っててね」
そういって健斗くんは部屋の奥へと行ってしまった、私は姉さんと色々話して時間を潰す事にした
しばらくすると深刻そうな顔で健斗君が帰って来た、何かあったんだろうか?
「そんな顔してどうしたの?何かあったの?」
「まぁとんでも無い事が分かってね・・。」
「自分だけで理解してないで私達にも説明して!」
「このPBT版のステージベルトには製品番号みたいのが付いてるんだけど最初の数字が2の奴はコンプリート版って言われてる物で20種類のチップが付属してる筈なんだ」
「それがどうかしたの?」
「全然足りないんだ。他に19種類もあるのに、」
「どこかに忘れてきたとかじゃないの?」
「だとしたらかなりまずいかも・・・。」
「何でよ?」
「このチップを使用して変身できるって言ってたよね、少しベルトを調べさして貰ったけど変身できる程の魔力は感知出来なかった。ってなると変身の魔力を補ってるのはこのチップって事になる」
「それで?」
「それ程の膨大な魔力を秘めてるとなると兵器の中に組み込むとかして悪用する物がでると思う、まぁこの世界で1番魔力を蓄積できると言われている1等石が1000マナなんだけど、このチップに秘められている魔力の推定は100000マナ、1等石100個分だね。1等石1個でさえ10年続く戦争を引き起こした記録があるからこのチップがもし各国に認知されたらとんでもない事になるだろうね。」
「それって私のせいですよね、私が記憶を無くしてしまったから・・・。」
目元が熱くなって涙がポロポロと出てきたのが分かった。
私はとんでも無い事をやらかしていたのかもしれない、泣いていても仕方無いとは分かっているんだけど涙は止まってくれそうに無かった。
「あっ、いや別にそんなつもりじゃなくて・・・・・」
「ちょっと健斗その言い方は無くない?!ショウちゃんだって記憶無くしちゃってただでさえ辛い思いしてるのに、まるで記憶をなくしたのが悪いみたいな言い方は酷すぎるよ!!
ゴメンねショウちゃん、部屋から出て心落ち着かせよ」
「・・・・うん。」
姉さんに連れられて私はその部屋を出て行った。
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またやってしまった・・・。いつも調子に乗るとかっこつけた言い方しちゃっていつも誰かを傷つけてしまう。
姉ちゃんからいつも「言葉使いには気を付けなさい!」って言われているのに・・。
ショウタちゃんには本当に申し訳ない事をしてしまった・・・。何かショウタちゃんの力になれる事はないだろうか?
そういえばショウタちゃんが戦った時、武器を使うそぶりが無かったってさっきお姉ちゃんが言ってたな・・・、もしかしたらキー・ウエポンも今手元にないのかも、それならキー・ウエポンの代わりになる武器を作ればいいのでは?
直ぐに僕は少し前に書いた「トランス・ウェポン」のアイデアをまとめたスケッチを机の上に広げた。
「トランス・ウェポン」は名前にある通り変形が出来る。ストーリーの作中に登場した「キー・ウエポン」に影響を強く受けた、僕が考えだした武器だ。
魔法使いや魔女が使いそうな魔法の杖、魔力のコントロールを補助してくれるサポート機能持つ「マジカル・ロッド・モード」。
力自慢の戦士が使いそうな大きい釜、とても重いが強力な一撃を与えることが出来る「ワイルド・アックス・モード」。
この2つのモードに瞬時に切り替えられる武器、扱いは難しいが使いこなす事が出来ればきっとショウタちゃんの力になってくれると思う。
「・・・よし!」
僕は早速、開発に取り掛かった。
次回はアルレットとライニャーの話になると思います。
ブックマークや感想頂けると幸いです。
それではまた次回!!




