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5 初めての実践は想像以上に過酷だったんです2

美汐「それでは各班、訓練開始だ」

  「あ、それとだ」

  「もし危険な魔生物と出くわした場合」

  「絶対に自分たちで対処しようなどと思うな」

  「必ず救援弾を使え」

  「すぐに先生が駆け付けるからな」

  「それでは、死なないよう頑張ってくれたまえ!」


 全員少し不安に思いながらも出立した

詩季たちもそれに続く


霊花「それにしてもこの森って不気味だね~」

  「なんかお化けが出そう」


司「そうだね、でも今回は危険な魔生物のいないエリアだから」

 「比較的安全だと思うよ」


詩季ナツキ「ところでさ~、ウィングラビットの肉って好き?」

       「あたしは固くて嫌いだな~」


霊花「私も~、筋が多いんだもん」


司「僕は好きでも嫌いでもないかな」


詩季フユノ「私は好きですわ、あの固さが病みつきになりますの」


詩季アキナ「私も苦手かなぁ、やっぱり固いもん」


 司と霊花はジーット詩季を見た


詩季アキナ「ど、どうしたの?」


司「いや、それぞれの性格で好き嫌いが違うんだなぁって思って」


詩季ナツキ「それがさ、フユノが特別なんだよ」

       「こいつの味覚変わってるからな」


詩季フユノ「なんですって!?」

       「あなたのほうが変わってるじゃありませんの!」

       「トーストに納豆なんて乗っけて!」


詩季ナツキ「な!?」

       「美味いんだぞ!納豆トースト!」


詩季アキナ「も~また喧嘩して~」

       「やめてよ~」


司「ハハハ、仲いいね」


詩季ナツキ「よくないっての!」

詩季フユノ「よくないですわ!」


司「すごいね、同時に声が出てる」

 「器用だね」


霊花「ね~、すごいよね~」


司「でもうらやましいよ」

 「僕きょうだいいないからさ」


霊花「司ちゃん一人っ子だもんね~」


 そんな他愛もない話をしていると

目の前をウィングラビットが横切った


霊花「あ~!いたよ~」


司「ほんとだ、思ったよりおっきいね」


詩季フユノ「まいりますわよ!」


 詩季は二人に銃を構える


詩季フユノ「運動能力強化!」

       「感覚強化!」

       「アーマー展開!」


 二人に強化用ESPをかけた後自分にもかける詩季


詩季フユノ「攻撃は任せますわよ、ナツキ」


詩季ナツキ「よし、交代ね」


霊花「フフ、息もぴったりだね~」


 詩季は銃剣に炎をこめる


詩季ナツキ「いっけぇええ!」


 炎の弾丸がウィングラビットに直撃した

ピギィイイと叫んで絶命するウィングラビット


詩季ナツキ「よっしゃいっちょ上がりい!」


司「まだだよ、ほら、いっぱい出てきた」


 仲間を倒され怒っているのか、6匹のウィングラビットが牙をむいて襲ってきた


霊花「あわわわわわ、えとえとえ~っと」

  「えぇええい!」


 霊花は人形をウィングラビットに向けた

ウィングラビットの動きが止まる


司「ナイスだよ霊花ちゃん!」


 司がナイフを構えて放った

手元から消えたナイフはウィングラビットの一体に深々と突き刺さる

刺さったナイフはすぐに司の手元に戻った


司「てあ!」


 またもナイフを放つ司

次々に刺しては投げ倒しては放つ

あっという間にウィングラビットは全滅した


司「これでノルマ達成だね」

 「ちょっと狩りすぎた気もするけど」


霊花「じゃぁ、帰ろっか~」


 三人はウィングラビットをそれぞれ一匹ずつ持つと

集合場所へと歩き出した


 集合場所にはすでに何人か集まっている


美汐「おお、戻ったかお前たち」

  「早かったな、さすが私の生徒だ」


 美汐はニコリと笑った


 それから1時間ほどでほぼ全員が戻ってきたが

治癒クラスの生徒が一班帰ってこないということで探し行くこととなった


美汐「どの方面に向かったか見たものはいるか?」


治癒クラスの生徒「ココロちゃんたちなら西のほうに行きました」

        「途中で別れちゃったけど最初のほうは私たちと一緒にいたので」

        「間違いないです」


美汐「そうか、よし」

  「詩季の班、すまんが私と一緒に来てくれ」

  「残りはここで待機だ」


詩季アキナ「は、はい」


 美汐と三人は西にむかった



 数分後、血を流して倒れる三人が見つかった

三人とも息はあったが重症のようだった


詩季アキナ「今治療します」

 

 詩季が手をかざすと苦しそうにしていた三人は安らかな顔になった


美汐「気を付けろ、三人とも」

  「まだ何かの気配があるぞ」


霊花「え!?」

  「なにか、あぶないのがいるんですか?」


美汐「わからん、だが、注意しろ」

  「どこからか襲ってくるかもしれん」


霊花「ふぇえ、怖いでs」

 そう言いかけたとき霊花を何かが襲った


霊花「キャァアア!!」


 宙に浮かぶ霊花その体に何かが巻き付いていた

その後ろに、巨大な芋虫のような魔生物が現れる

霊花の体に巻き付いているのはそいつの口から出た触手だった


司「霊花ちゃん!」


 司はナイフを放った

しかしそれは触手にすんなりはじかれた


美汐「これは、まずいな」

  「私の攻撃は対象を絞れん」

  「このままでは霊花くんにまで当たってしまう」

  「詩季、なんとか霊花くんを引きはがしてくれないか?」


詩季ナツキ「もちろんです!」


 詩季はぎゅっと銃剣を握りしめ、構えた



重症の三人は触手にやられました

エロい触手ではないはずなのでそういうことにはなってないと思います

そういうことを想像しちゃった人はロリコンです

犯罪です

やめてください

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