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14 さぁ、修行の開始なんです2

 グリフォンは地を蹴り空を駆け回っている

その翼が起こす風が街の建物を崩壊させることからもその筋力の強さを表していた


「でかいな」


美汐は素直に驚いた

一見すれば山のような大きさ

人が到底太刀打ちできるはずもないと思われるような

たとえミサイルを撃ち込んだとしても決定打は与えれないだろう


「あれほどの大きさの天災級が昨日突如現れたですよ」

「立った日と羽ばたきでほとんどの高い建物は倒壊したです」

「わたくしも応戦しましたですが」

「力及ばず、ただ体を縮めてしまっただけでした」


悔し気にグリフォンを見つめるセリア


「私たちに任せなさいな」

「さぁ、美汐、詩季ちゃん、覚悟はいい?」


「ああ、詩季、お前は私の後に続け」

「攻撃開始と同時に自分に強化をかけろ」

「私たちは身体強化しても意味がないからやらなくていいぞ」


詩季フユノ「待ってください先生」


突如かけられた声に少し驚きつつ聞き返す


「ん?どうした?」


詩季フユノ「私の強化能力、恐らくですが能力自体も強化できるようになっています」


「ほんとうか!?」


詩季フユノ「はい、うっすらとですが、わかるんです」


「ならば私たちにも頼む」


詩季フユノ「了解しました」


「じゃぁ攻撃を仕掛けるよ」

「まず私が空中から引きずり落とすとするかね」


そういうとグリフォンの真下へとアクシアは飛び出した

上空のグリフォンに手をかざすと重力を一気にかける


ズンと重くのしかかる重力に驚いたのかグエェエエと雄たけぶ

しかし、その翼の羽ばたきは止まらず、高度がわずかに下がったのみだった


「詩季ちゃん、頼んだよ」


アクシアの声が発せられると詩季はアクシアに強化をかけた


「なるほど、これはすごいね」

「これなら、落とせそうだよ」


さらに重力をかける

その力は先ほどの10倍はあると思われる


グリフォンはなすすべなくまるで叩かれた蚊のようにふらふらと落ちた


「よし!詩季!行くぞ!」


詩季ナツキ「はい!」


詩季はすでに攻撃型のナツキに代わっていた


美汐が力を込める

分解、七大英雄の中で最も破壊力のあるその力は、グリフォンに伝わてっていなかった


「馬鹿な!いままでこんなことは」


ただ震えるだけのグリフォンの体

重力で抑えられてはいるが、ゆっくりと立ち上がろうとしている


すかさず詩季はフユノにシフトして美汐を強化した


詩季フユノ「先生!もう一度お願いします!」


「あ、ああ、わかった!」


美汐が力を込めてもう一度グリフォンを攻撃する

するとゆっくりだが分解され始めた

一気に分解すれば痛みもなく死ぬ

しかし今回はかなり分解速度が遅い

そのせいか、激しい痛みにかられたグリフォンが暴れ始めた


詩季フユノ「まずいですわ!」

詩季は慌てて自分に強化をかけるとナツキに代わる


詩季ナツキ「いくぞ!」

  「てりゃぁあああ!!」


双銃剣に宿った炎が剣の形をとる

それも巨大な


詩季ナツキ「せい!」


まるでギロチンのようにグリフォンの首めがけ振り下ろされる炎の刃

驚くほどあっさりと首が切れ飛ぶ


詩季ナツキ「え?なにこれ...」


自身でも驚くほどの威力になった力にあっけにとられていると

セリアが抱き着いてきた


「ありがとうですよ!」

「街は救われたです!」


詩季ナツキ「いや、その、なんていうか」


「すごいぞ詩季!」

「一撃とは恐れ入った」


詩季ナツキ「み、美汐先生」


「ん?」


詩季ナツキ「ほ、炎が、きえません!」


「なに!?」


見るとグリフォンを屠った炎の刃は今やグリフォンの体を飲み込み、大火となっていた


詩季ナツキ「消えろ!消えろ!」

  「だめだ、消えない!」


「くそ、暴走か」

「どうすれば」


「それ」


アクシアが重力を炎にかけると一瞬のうちに消えた


詩季ナツキ「よ、よかった」

  「ありがとうございますアクシアさん」


「やっぱり暴走はしちゃうわね」

「まぁ、おいおい制御を覚えていきましょう」


詩季ナツキ「は、はい、頑張ります」


「さて、グリフォンも倒したことだし」

「いったん戻るとするか」


四人はこの国の組合支部に戻ることにした

待機していた榊に連絡を取ると、すぐに迎えに来てくれた


「速いですね」

「さすが、といったところですかね」


「いや、今回はなかなかに苦戦したぞ?」

「詩季がいなければやばかったかもしれん」


「おお、それはそれは」

「やはりこの子にはそれだけの力が」


「ああ、暴走はしたが使い方を覚えれば確実に私を超えるだろう」

「フフ、楽しみだよ」


こうしてグリフォンを討伐した四人は組合へと戻った


「ありがとうございますです」

「しかし、喜んでばかりもいられないです」

「まだたったの一体、いえ、報告によるとすでにほかに二体倒されてますです」

「どうです?うちのハンターたちも捨てたもんじゃないでしょう?」


「うちの?」


美汐が疑問を投げかけると、セリアは腰に手を当て、どうだと言わんばかりに答えた


「何を隠そう、わたくしがここの現支部長なのですよ!」

「ふふふ~ん、驚きましたか?」


「あ、いや、まぁ驚いたが、実力から言えば当然、か」


「そうでしょう、そうでしょう」

「って、そんなことは今どうでもいいのです」

「うう、頭まで子供に戻っていたみたいですよ」

「次の天災級を早く討伐しに行くのです!」


少し顔を赤らめてセリアは言った

大いなる力には大いなる責任が伴うって間違ってないですねやっぱり

スパイダーマンで主人公のおじさんが言ってたセリフですがものすごく頭に残ってます

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