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3 基礎課程は修了したんです

 六年後、すべての基礎課程を終えた詩季は12歳になっていた

それぞれすでに戦闘に出ても十二分に戦えるだろうと太鼓判を押されるほどに

成長していた


司「いよいよ中学生だね」


詩季アキナ「うん、楽しみだね」


 司もところどころ大きくなり、少年と間違われることもなくなっていた


詩季フユノ「いよいよ実践訓練も少しずつ行われていくみたい」

       「気を引き締めなければいけませんね」


司「そうだね、でも、最初の実践は一番弱い魔生物らしいから」

 「詩季ならなんとかなるよ」


詩季ナツキ「ありがとう司」

       「頑張ろうな!」


 この学園はエスカレーター式でクラスも変わることはない

卒業まで同じメンツで暮らすのだ

当然、司以外にも仲良くなった生徒もいる

今走ってくる少女、妖風霊花ようかぜれいかもそのひとりだった

彼女は呪いという恐ろし気な能力を使うが

その実、性格は明るかった


霊花「詩季ちゃ~ん、司ちゃ~ん」

  「お待たせ~」


 手を振りながら、そのまま何もないところで転んだ

その拍子に詩季と司は動けなくなった


詩季ナツキ「ちょ、霊ちゃん、金縛り」

       「金縛り漏れてるから」


霊花「あ~、ごめんね、すぐ止めるから」


 深呼吸すると詩季と司は動けるようになった


霊花「ごめん、これまだ制御が難しくて~」


詩季アキナ「いいよ~、慣れちゃったから~」


司「そろそろ行かないと、時間になるよ」


詩季フユノ「そうね、この私に遅刻の二文字は似合いませんから」


霊花「詩季ちゃんって性格コロコロ変わるから面白いよね~」


詩季ナツキ「しょうがないじゃん、三人で同じ体使ってるんだもん」


霊花「一気に三人と友達になれたから私はすごくうれしかったなぁ」

  「こんな力だから誰も近づいてくれなかったし...」


詩季フユノ「あら、あなたの力、素敵だと思いますわ」

       「私は好きよ」


詩季ナツキ「そうそう、いい能力だと思うよ」

       「敵の動きだって止めれるし」

       「そのまま攻撃もできるし」


霊花「ありがとう~!」


 霊花は詩季に抱き着いた

その拍子にまた金縛りが発動し、詩季は動けなくなった


霊花「あ、ご、ごめん!」


詩季アキナ「ハハ、いいのいいの」


司「ねぇ、あと一分だよ」


詩季ナツキ「げ!」

       「ごめん司、連れてって!」


司「しょうがないな、二人ともつかまって」


 二人は司につかまるとテレポートで教室まで飛んだ

いよいよ、実践を交えた授業が始まる

呪いとかも超能力に入れていいと思うんです

超、能力だからね

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