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11 18人で災害級を狩るんです3

「それでは、お気をつけて」

そう言うテレポーターの声を後ろに森へと歩き出す

少し進んだだけなのに被害の大きさがすぐに見て取れた


「うわ~、木がぼろぼろ~」

「あんなおっきい木が倒されてるよ~」


「どうするねい?」

「手分けして探すかい?」

香那実は他のリーダーたちに提案した


詩季フユノ「そうですわね」

  「その方が効率がいいでしょう」

  「見つけた場合の連絡はタブレットで取り合いましょう」

  「見つけてもみんな揃うまで攻撃はしかけないように」

  「相手は災害級ですので」


「おう、俺もそれは同意見だ」

「よし、俺は東、要さんたちは西、詩季んとこはこのまままっすぐって感じでどうよ?」


「いいよーい」


詩季フユノ「わたくしもそれでいいですわ」

  「あ、その前にみなさん」

  「身体強化をかけておきますわね」


「お、ありがとよ」


「ありがとねい」

「あれ?でもでも七海さん(詩季の苗字)ってそんなことできるんの?」

「あちきが前見たときは攻撃系使ってなかったい?」


「あー、詩季は特別でよ」

「表に出てる性格によって使える能力が違うんだわ」


「うっへぇ、そうなのい?」

「すっげぇねい」


詩季フユノ「わたくしの能力は身体強化や五感の強化ですわね」

詩季の髪の色と姿が変わる


詩季アキナ「私だったら治癒系です」

  「骨折くらいまでなら治せますよー」

また髪の色と姿が変わる


詩季ナツキ「んで、あたしが攻撃系」

  「大体の攻撃能力はできるよ」


「うわぁ、姿や髪色まで変わるんのねい」

「面白いわあ」


詩季ナツキ「ほんとはもう一人いるんだけど」

  「そいつはめんどくさがりで引きこもってんだよ」

  「でも、あたしらより強力だぜ」


「え?お前もう一人分能力あんのかよ」

「学園ではそんなの見たことねぇぞ」


詩季ナツキ「あたしも最近知ったんだよ」


「はぁ~、ここにきてさらに能力覚醒するとか」

「チートだな最早」


詩季ナツキ「ハハ、あたし自身驚いてるよ」

  「ま、こんなとこで話し込んでないで、行こうぜ」


「んだな」


「うい、あちしが一番に見つけるもんねい」


各班それぞれマンティコアの探索へと向かった


「いないねい」

「てかこっちの木は全然倒れてないよお」

「外れだよあちしの方向は」


「香那実さん、別に競ってるんじゃないんですから」


仲間の一人、福田海ふくだうみは微笑みながら言う

彼女の能力は高圧水流を操り、カッターのごとき切れ味で敵を屠る

武器はライフル、遠距離から狙い撃つスナイパーだ


「海ちゃんよい、こういうのは楽しんだ方がいいのさ」

「それに競って早く見つければ」

「それだけ被害も最小限になるってもんさよ」


「はぁ、そんなもんですか」


「ひゃひゃひゃ、香那実ちゃんらしい、らしい」

「らしいらしい、ひゃひゃ」

笑い上戸の田辺和たなべのどが不思議な笑い方をする



「相変わらず面白い笑い方するねい和は」


「ひゃひゃ、ごめん、癖でっひっひゃ」


和気あいあいと探索を続ける香那実たち


そのころ男ばかりの影郎の班は

迷っていた


「参った、ここはどこだ?」


「おいおいリーダーまたかよ」

「だから俺が先頭行くって言ったじゃんよ」

と、サブリーダーの今野苫こんのとまは苦言を呈す

地面を拳でたたくことによって地割れを起こす能力

武器はアイアンフィスト

ちなみに能力で生物を殴ってもただ殴るという行為になるだけなので

地面意外に効力はない


「いや、すまん、今回はタブレットちゃんと見てたから行けると思ったんだ」

「さっきの場所がここだから、今はここだろ?」


「ちょ、見せてみ?」

「...」

「お前これ世界地図じゃねえか!」

「どこのの〇太君だこら!」


アイアンフィストで影郎の頭をこずく


「痛!それでこずくなよ」

「痛いから」


「おい、そんなことやってる間があったら元の道に戻る努力をするべきだと思うが?」

そう言うのはマールーン・シュルケイン

能力は砂化

体を砂状に変化させ、潜入、攻撃などをこなす

砂状化を使って体系、性別までも変えてしまうため、本当の姿を見た者は学長のみ

性格はクールだがどこか抜けている(本人に認識はない)

武器は持たないがその体が武器となる


「う、すまねぇマールーン」

「兎に角、道に戻ろう」

「えっと、こっちか」


「そっちは反対方向だっつの!」

またこずかれる影郎


「む、こっちだったか」


「だめだこいつは、だめだこいつは」


「二回も言わないでくれ、へこむ」


こちらもマンティコア発見には至っていなかった


そして詩季の班はというと

ばっちり出会っていた

とっさのことで慌てて物陰に隠れる


「やややややばいよ詩季ちゃん!」

「おおおおおっきいよお!」


詩季フユノ「っし!」

  「気づかれますわ!」

小声で霊花を黙らせる


「あんなに~おっきいなんて~」

「10メートル~?はあるよ~」


「今この場所の地図と敵の大きさを送ったよ」

「もう少ししたらみんな集まる」

「そしたら一斉にかかろう」

「僕たちだけじゃまず勝ち目はないからね」


しばらくすると香那実の班、やや遅れて影郎の班が到着した


「すまん、迷子ってた」


詩季ナツキ「相変わらず方向音痴だな」


「もう俺地図見るのは苫に任せる」


「そーしてくれ」


6人パーティ3つ

計18人でマンティコアに気づかれないよう周囲を包囲する


「よし、突撃!」


影郎の声で18人は一斉にマンティコアに攻撃を仕掛けた


キャラの名前とキャラ付けと能力と武器考えるのは大変だけど一番楽しい作業です

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