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10 卒業、そして始まるのはハンターライフなんです2

 翌朝、六人はそろって組合の依頼を受注しに出かけた

受付に行くと、昨日と同じお姉さんが座っていた

詩季が受付嬢へと話しかける


詩季ナツキ「すいません、依頼を受けたいのですが」


「はい、それでは証明カードをご提示ください」


詩季たちはカードを渡す


「確認いたしました」

「あなた方はDランクですのでこちらからお選びください」


受付嬢が以来の描かれたタッチパッドを渡す


「へぇ~いろいろあるね~」


「えーっと、オーク退治、ホワイトファング10体討伐」

「新魔生物の調査、ラージトード15体討伐、洞窟調査?」


「洞窟調査ってどこのです?」


「んとね、こっからそう遠くないかな」

「東京からは離れるけど、ここは、たぶん旧埼玉かな?」


詩季フユノ「今は樹海のような森になってしまっているところですわね」


「私、洞窟に行ってみたいです」

と、ハクラが言う


そこに鷹音が同意した


「私も行ってみたい」

「なんだか肝試しみたいでワクワクするかも」


「お~、鷹音ちゃんノリノリだね~」

「霊花ちゃんは~どう~?」


「ゆ、幽霊とかいないかな?」

「私幽霊苦手なの」


その言葉に一同は心の中で総突っ込みした

(その能力で!?)


「ま、まぁ、そんな魔生物見たことも聞いたこともないから大丈夫だよ」

「僕も幽霊とか苦手だし」


「え?そうなの?意外」


「ぼ、僕だって怖いものくらいはあるよ」


司は恥ずかしそうに言った


「じゃぁ辞めます?」

「ほかの依頼もあることですし」

とハクラは提案した


「い、行くよ」

「詩季ちゃんいるし、大丈夫だよ」


詩季アキナ「うぅ、期待しないでくださいよ~」

  「私も苦手なのに~」


詩季ナツキ「あたしは平気」


詩季フユノ「わたくしもですわ」

  「そんな非科学的なものいるわけないですわ」


詩季ナツキ「とか言いつつフユノが一番怖がってないか?」


詩季フユノ「なんですって!?」


 一つの体で喧嘩を始める詩季


「でた、詩季ちゃんお得意の一人喧嘩」


「もはや名物ですね」


「うんうん」


詩季の喧嘩が収まるのを静かに見守る5人だった


詩季ナツキ「はぁはぁ、じゃぁ、これを、ハァハァ、受けよう」


「うん、詩季ちゃんがリーダーだからね」

「詩季ちゃんが言うなら私はいいよ」


ということで、初めての任務は洞窟探索に決まった


「ところでここまでどうやって行くの?」

「車でも行けないよこんなとこ」


「司ちゃんの~テレポートは~?」


「僕のテレポートは僕含めて二人までしか運べないし」

「使えるのは目に見える範囲だけだから無理だよ」


「あ、そっか~」


それを聞いていた受付嬢が話しかけてきた


「それでしたらサポート班に頼むといいでしょう」

「移動専門のテレポーターたちがいますから」

「お金は少しかかりますが、旧埼玉までならたしか200円くらいだったはずですよ」


「そうなんですか、ありがとうございます」


「テレポーターは組合の二階にある駅に常在してますので、そちらへどうぞ」


「はい」


 六人はそろって二階へと上がった

二階には大きめの装置が置いてあり

すでに幾名かのハンターが送ってもらっていた


詩季はあいているテレポーターに話しかける


詩季ナツキ「すいません、旧埼玉の樹海にいきたいのですが」


「はい、旧埼玉の樹海ですね」

「往復で400円となります」

「こちらの方にカードをタッチしてください」


詩季たちは電子マネーを支払うため装置にタッチした

ピーンという機械音が鳴る


「はい、確認しました」

「では、こちらをお持ちください」


詩季ナツキ「これは?」


「わたくしたちに通じる呼び出しボタンです」

「任務完了後、安全な場所で起動してください」

「テレポーターの誰かが迎えに参ります」


詩季ナツキ「はい、ありがとうございます」


「では、転送しますね」


テレポーターの女性が六人に手を向ける


一瞬で景色が樹海に変わった


「洞窟はここから北西に1キロほどいったところです」

「お気をつけて」


「ありがとうございました」


六人は北西に向けて歩みを進めた

前回で書いてた英雄と勇者の違いは持論と.hack//Linkの勇者トキオの受け売りです

少なくとも私はそういう考えです

もちろんいろんな考え方があるのでこれが正解ではありません

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