表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/59

救済5

 トレーシャは詩季の様子を見ながらため息をつく


「どうしたんです?姉上」


 巫女姫の服装、黒髪の長髪をたなびかせた女性が話しかける


「あら、ロクシアちゃん」

「この子たちのことなんだけど」


「ふむ、姉上の担当している調律者ですね」


「この子たちもだいぶ成長したんだけど」

「3人しか活躍してないのよねぇ」


「3人?」

「しかし、魂を見るに、もうひとりいる・・・・・・・ようですが?」


「そうなの、三人はまだ気づいていないみたい」


「そのもう一人は、意識はあるのですか?」


「ええ、ずっと三人の様子を観察しているから」

「それに、ほんの少しだけど力も貸してるみたい」

「三人に気づかれない程度にね」


「何故そのようなことを?」


「わからないわ」

「でも、今は何とかなってるみたい」

「命の危機に瀕すれば自ずと動くでしょう」

「それより、門はどうです?」


「はい、苦心はしているのですが、まったく閉じる気配がなく」


「そう、ほかの扉は絶対に開かせてはなりません」

「すべてが開いてしまえばここと繋がってしまいます」

「もし悪しきものがここの管理権を奪ってしまえば」

「すべての世界が...」


「わかっています」

「では、私はそろそろ監視に戻ります」


「ええ、頑張ってね、ロクシアちゃん」


「はい」


 ロクシアは自分の監視する世界を見に戻っていった


「ノル姉さま...」

「何が起こっているのでしょう」

「門を閉じるにはやはりノル姉さまのお力が必要です」

「なぜ、戻ってこられないのですか、お姉さま...」


 悲しそうな顔をするトレーシャ

すぐに視線を世界のかけらに落とし、監視に戻った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ