9 死んだあの子はお姉ちゃんで生徒になったんです3
鷹音の印象は優秀で優しく、可愛いということですぐにクラスの人気者になった
「すごいね、鷹音ちゃん」
「あっという間に人気者になって」
「うんうん、詩季ちゃんの中の~、フユノちゃんも~あのくらい優しかったら~
同じくらい人気出るのにね~」
詩季「才華ちゃん?」
詩季は笑っていたが口元はぴくぴくと震え、目から怒りが読み取れた
しかし、才華は分かっていないのか、その逆鱗をさらに触れる
「ね~、みんなもそう思うよね~」
「いえ、詩季ちゃんはそのままでかわいいと思うけど」
「え~、絶対もうちょっと優しくなった方がかわ」
言いかけたところで才華は後ろから司にガッと口元を抑えられた
「そ、それ以上いけない!」
「ムグムグ」
「ほら、才華ちゃん、そろそろ授業の準備しないと」
「あ~、そうだった~」
「今日は~大型との戦闘訓練~だっけ~」
「そうだよ、さぁ、準備しに行こうか」
「ほら、みんなも」
「あ、うん」
「はい」
ハクラと霊花は答えた
「お~い、鷹音ちゃんもー、行くよ!」
「はい、すぐ行きますね」
六人はそろって部屋へと向かった
部屋で普段着を脱ぎ、戦闘用に支給された服へと着替える六人
「うわ~、鷹音ちゃん胸おっきいね~」
「え?え?そ、そんなこと、ないと思いますけど\\\]
恥ずかしがる鷹音
「うん、これは確かにおっきいね」
と、霊花がツンツンと触る
「っひ」
「だめだよ二人とも、触っちゃぁ」
司が制止すると
「前から思ってたけど~、司ちゃんも~大きいよね~」
「いいな~」
そういいながらいきなり司の胸をもむ才華
「ちょっ、やめっ」
詩季「ちょっとお二人とも!」
「中年オヤジのようになってますわよ!」
「おやめなさい」
すると二人は詩季に目を向ける
「詩季ちゃんは~、全然だよね~」
「うんうん、あ、でも、すこーし膨らんでる?」
ブチっと何かの切れる音がした
詩季「お二人とも・・・」
「ちょっといいかしら?」
「う、ご、ごめん、詩季ちゃん」
「アハハ、な~に~?」
能天気に怒れる詩季へと近づく才華
「才華ちゃん!危な!」
「え?」
才華はアームロックをかけられ、落とされた
数分後、目を覚ます才華
「あれ~?みんながいない~」
「どこいったのかな~?」
時計を見る才華
「あ~!遅刻だ~!」
慌てて着替える才華
今までにないほど走って授業には何とか間に合った
「も~、みんなひどいよ~」
「なんで置いていくの~」
「ハ、ハハハ、ごめんね」
全員が集まったころ、美汐が話し始めた
「よし、集まったようだな」
「今日から君たちには大型の討伐訓練を行ってもらう」
「なに、心配ない、今日討伐してもらうのはオークだ」
「やつらは図体はでかいが動きは遅い」
「君たちなら十分倒せるはずだ」
「それと、今日からは六人で組んでもらう」
「詩季の班はもう六人だったな」
「そのほかのものはこちらで指示するから組みなおしてくれ」
美汐に言われた通り詩季の班以外の生徒はチームを組みなおした
「よし、ではオークの住処へ向かう」
「道中も気を抜くなよ」
「では先生方も付き添いよろしくお願いします」
鷹音はそんな美汐の姿を見てにこにこ笑っている
「なんか嬉しそうだね鷹音ちゃん」
「あ、そ、そんなことないですよ」
「え~、だって~、今すごく嬉しそうに笑ってたよ~」
「美汐先生のこと~大好きなんだ~」
「そ、それは...」
「そうですね」
「美汐とはずっと一緒でしたから」
「よかったね~、美汐先生のクラスになれて~」
「はい」
鷹音はまた嬉しそうに美汐に目を移した
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日本のとある場所
そこに一人の女と大男がいた
「ふ~む、経過は順調だよね~」
「私の体を使って実験したかいがあった~よ」
「そうか、俺には貴様の研究とやらはわからんが」
「順調ならそれでいい」
「して、扉の方はどうだ?」
「ん~?」
「あ~はいはい」
「扉~ね」
「天の門~だっけ?」
「やってるよ~一応ね」
「順調にいけば開くさ~」
「そうか、期待している」
「あぁ~任せな~よ」
「あたし~はあんた~に感謝してるんだ~」
「門は必ず~、開いてやるよ~」
「あぁ、頼んだぞ」
そういうと大男は消えた
「感謝~してるさ~あんたには」
「この世界を~好きに作り変える」
「あぁ~、たのしみだねぃ~」
クククと不気味に笑う女は目の前にある魔生物の死体を切り刻み始めた
本格的戦闘を書きたいです
どこまで表現できるかはわかりませんが
頑張ります




