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7 現役の超能力戦士が来ちゃったんです3

 彼らの戦いは非常に連携が取れていた

オークは3匹だったがその大きさは4mほどもあり、通常の人間なら軽く縊られてしまうだろう

補助で身体能力を向上させ、七海は突撃、空は銃で隙間を縫うように攻撃していた


 七海の能力はウエポンズサークル

剣を自身のからだに回転させ切りつける

回転した剣はチェーンソーのように相手をずたずたに切り裂く


「ハァ!」


 七海は手をあげると腰回りで回転していた剣が頭上に浮かぶ

それを相手に向かって放つと、剣は回転をさらに増しながらオークの一体を真っ二つにした

剣は回転しながら七海の頭上に戻る

そこをオークが狙って岩を投げてきた

しかし、岩は補助のハンター日比野ひびのじゅんに防がれた

彼の能力はシールドと身体機能の向上

一般的なESPだが、そのシールドの強さはミサイルすら防ぐと言われている

投げられた岩程度ならかるくはじいた


「ありがとう純」


「いえいえ」


 温和な彼はふんわりと七海に答えた


それを見て才華が口を開く


「す、すごいね~、詩季ちゃん」


詩季アキナ「そうだね、お互い信頼しあってるのがよくわかるね」

        「私たちも、あれくらいできるようにならなくちゃ」


「うんうん、才華ちゃんはあのシールドの人みならうといいかもね」

「特にあの判断力の速さをね」


 司は才華に言った


「うん~、すごく参考になるよ~」


「あ、もう二人の方も動くようです」


 ハンターの残り二人、手島糸子てじまいとこ天野月あまのつきはオークの後ろに回り込む

糸子が指から糸のようなものを出し、オークの動きを止めた

彼女の能力は糸、縛ることも切ることもできるが、切断に関しては骨より硬いものは斬れない

しかし、縛りに糸を使うとその強度は10tトラックですら釣り上げることができた


「今です!」


 糸子が叫ぶと、月がてに力を籠める

彼の能力は浸透破壊

体に触れることで衝撃波を流し、内部から破壊する技

拘束された相手なら霧散するほどの衝撃波を流すことができる


 また一匹オークを倒したハンター

残るは一匹だが、すでに戦意はなくなっているのか、逃げだそうとしていた


「逃がさんよ」


 いつの間にか背後をとっていた月

少し飛び上がり、オークの腰元に衝撃波を送った


 オークは目、鼻、口、耳から血を吹き出して絶命した


「いいか、たとえ戦意を喪失した相手であっても逃がすな」

「仲間を呼ばれ、逆にこっちがやられる可能性もあるからな」


 月はそう、生徒たちに教えた


「いやぁ、やるねぇ月さん」

「一撃で倒しちゃうなんて」


「七海くんもさすがだな」

「エースと呼ばれるだけはあるよ」


「師匠の教えのたまものですよ~」


「ふむ、そうか、七海くんの師匠はあの殲滅女王だったな」

「行方不明にはなったが、今でもその名は世界に轟いている」


 殲滅女王とは、7大英雄の一人、千堂神流せんどうかんなという女性

能力はオーラブレード、作り出したブレードはどこまでも伸ばすことができ、

大量の敵を一撃で屠る姿から殲滅女王と呼ばれた

数年前の大規模掃討作戦の折に行方不明となり、死亡扱いとなった


「師匠は...今もどこかで生きてたたかっている」

「そう、感じるんです」

「それに、あの師匠がそう簡単にやられるはずがありません」


「そうか、そうだな」

「私も一度会ったときはそういう印象を受けた」

「きっとどこかで今も人々を守るために戦っているさ」


「うん!」


「よし、大型はこれだけみたいだな」

「もどるぞ」

「生徒諸君!今回のことは班ごとにレポートにおまとめてもらう」

「それぞれどのように連携をすればいいかなどをお互いに話し合って書くように」


 美汐がそういうと、行きと同じようにハンターを前に生徒を挟んで先生がしんがりを務めた


胃に激痛が走り、緊急外来行きましたが今は元気です

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