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7 現役の超能力戦士が来ちゃったんです2

 20分もたったころ、現場へと到着した

周辺の木々はなぎ倒され、巨大な足跡が点々と奥に続いていた


「う~む、かなりでかいな」

「七海、どう思う?」


 空に七海と呼ばれた女性は答える


「そうね、この足後の形からして」

「トロルじゃないかしら?」

「二足歩行の特徴が顕著に出てる」


「サイクロプスの可能性は?」


「ないわね、ほら、親指のとこ」

「サイクロプスなら親指の付け根にもう一本指があるはずだもの」


「そうか、なら楽勝かもな」


「何言ってんの、あんたこの前トロルにぶっ飛ばされてのびてたじゃない」


「そ、それは、ちょっと油断してたからで」


「油断してたじゃないだろう、空」

「一瞬の油断が死を招くこともあるんだぞ?」


「う、美汐先輩」

「はい、油断しません...」


「アハハ、空は美汐先輩にはたじたじだよね~」


「う、うるせぇよ」

「美汐先輩怒らせると手足分解されて変な形に再構築されるんだぞ?」

「それで以前俺はタコの手足つけられたんだからな!」


 それを聞いて詩季たちは美汐先生だけは怒らせないようにしようと思った


「私はめったなことでは怒らんぞ」

「あれはお前が悪友たちと私の風r」


「わわわわ!悪かったです!悪かったですからその話だけは!」


 あわてて話を止める空

美汐はコツンと頭をこずいて周りを探索し始めた


「各自、しばらくここで待機するように」


 先生の一人である榊が生徒たちに指示を出した

いつの間にか空や七海も探索に向かっていた

その場に生徒たちとハンター二人、先生二人が残された

先生とハンターたちは伝達装置で連絡を取り合っている


「なんか、ドキドキするね」


 突然霊花が口を開いた


「そうだね、ハンターの実戦を見れるなんてそうそうないもんね」


 司は答えた


詩季フユノ「私は怖いですわ、大型にやられた生徒たちを見たでしょう?」

        「多少なりとも戦えるはずの私たちが一瞬で行動不能にされる相手ですのよ?」


「そうですね、私なんて戦うと記憶が飛んじゃいますし」

「正気に戻った時に病院のベッドの上ならまだしも、死ぬ間際だったなんてことになったら」

「こ、怖いです」


 能力を発動していないハクラはとてもおしとやかに答えた


「そこ、私語はしないように」


 先生に注意される


そのとき、通信が入った


「見つけました!大型です!」

「やはりトロルです!」


 七海だった


「すぐ近くの広場におびき寄せます!」

「生徒たちをそこに!」


「了解した」

「よし、移動するぞ!」


 先生が生徒を引率し、皆広場へと向かう

広場ではすでにトロルと先生、ハンターたちが戦闘を始めていた

美汐は参加していない

彼女の能力ならばトロル程度だと一瞬で塵と化すからだ


生徒たちは初めて見るハンターの戦闘をその目に焼き付けた

他戦士や先生の能力は次くらいで出します

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