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プロローグ

トレーシャ「ですから~、ひとつしか~用意できなかったんです~」

     「私だって~、頑張ったんですよ~」


 ドレス姿にオレンジ色の縦ロール髪、おっとりとした口調で話す女性


ナツキ「頑張ったんですよ~、じゃねぇよ!」

  「なんであたしがこいつと!」

  「アキナとだけならまだ百歩譲ってゆるすよ!」

  「こいつとだけはぜーーーーったいいやだね!」


フユノ「私だって、あなたとなんていやです!」

   「あなたと一緒なんて、このまま消滅したほうがましですわ!」


アキナ「ふ、ふたりとも、やめようよ~」

   

ナツキ「大体!こんなあたまにお花畑が広がってそうなのが神様ってのがおかしい!」

  「証拠を見せろ!証拠を!」


フユノ「それにつきましては、私も同意見ですわ」

   「あなた、どう見ても神様に見えないんですもの」


アキナ「それは、私も、そう思いますけど...」


トレーシャ「そういわれてもですね~」

     「まごうことなき神様ですし~」

     「それに~あなたたちが生まれ変わっちゃうのはもう決まっちゃってますし~」


ナツキ「勝手に決めんな!」

フユノ「勝手に決めないでください!」


 二人の声がハモった


トレーシャ「あらあら、仲がよろしいのですね~」


 にこにこと笑うトレーシャ


ナツキ「よくねーよ!」

フユノ「よくないですわ!」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


数時間前―――


ナツキ「だからついてくんなって言ってんだろ!」


フユノ「ついてきてません!」

   「私の家も同じ方向だとなんども言ってるでしょう!」


ナツキ「だったら遠回りして帰れよ!」


フユノ「あなたがすればいいでしょう!」


アキナ「ふ、ふたりとも、喧嘩はやめてよー」


 あわあわと二人の喧嘩を仲裁するアキナ


 三人は同じ高校に通う学生だった

いつも喧嘩をするナツキ、フユノとそれを止めるアキナ

三人とも幼馴染でずっと同じ学校同じクラス

腐れ縁というやつだった


アキナ「おおおおねがいだから、やめてよ~」


 涙目で声を震わせながらアキナは止める


その時

 

 三人に向かって


  トラックが走ってきた


居眠り運転で歩道に乗り上げたのだ


避ける間もなく三人は跳ね飛ばされた



ナツキ(そんな、うそ...)


フユノ(え?何が起こって?)


アキナ(あれ?私、体が、とんでる?)


それぞれそんな思考をしながら速やかな死を迎えた


 居眠り運転で女子高生三人死亡

事件はその日の夕刊、ニュースの一面をかざった



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


トレーシャ「とにかく~」

     「今から~」

     「あなたたちを~」

     「一つの体にいれて生まれなおしてもらうから~」

     「何を言おうとも~」

     「文句は受け付けないので~」

     「あしからず~」


ナツキ「おい!ふざけn...」


トレーシャ「じゃぁ~、また会いましょうね~・・・・・・・・・・



こうして私たちは、同じからだに転生した

三人で一つの体を使うのってどうかな~って思い

書いてみました

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