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(仮題)懐かしのアナログ・ゲーム資料館  作者: 歌池 聡


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005   絵師の皆さんと遊んでみたい!──【ピクショナリー】


 子どもの頃、言葉なしでジャスチャーだけでお題を伝える『ジェスチャー・ゲーム』ってやりませんでした?

 今回紹介するゲームは、ジェスチャーではなくお絵描きでお題を当ててもらうゲームです。

 ──ただし、制限時間はわずか1分。これはけっこう大変ですよ。





紹介No.004

【ピクショナリー(原題:PICTIONARY)】


挿絵(By みてみん)


[ジャンル] カード・ゲーム+ボード・ゲーム(推理系)

[販売元] シュウ・クリエイション他([製造元] Angel Games、現在の権利はMattel))

[プレイ人数] 3~∞人

[対象年齢] 特に記載なし

[発売時期] 1985年~






 セット内容は、お題が書かれた出題カードが200枚(!)と、スゴロク状のゲーム版やコマ、サイコロなど。


挿絵(By みてみん)


 このゲームはチーム対抗戦です。チーム内の1人が出題カードのお題の絵を描いて、1分以内に他のチームメンバーが正解できたらサイコロを振ってコマを進められます。


 もちろん、描いていいのは絵だけで、文字や数字はダメ。言葉やジェスチャーでヒントを出すのもダメです。

 ダジャレ的な描き方はOK。『畑』というお題で『旗』+『毛』の絵で伝えるというのもアリです。 






 出題カードにはそれぞれ5つのジャンルのお題が書かれていて、そのうちのどれを描くかはスゴロクのマスの指示で決まります。

 ジャンルの分類はこんな感じ。


『P』──人物や動植物、地名など

『O』──物体(見たり触れたりできるもの)

『A』──動詞(しぐさや行動)

『D』──難易度の高い問題

『AP』──オールプレイ(全チーム同時に挑戦)


 ──うん、まあ、実物を見てもらった方が早いかな。何枚かランダムに抜き出してみました。


挿絵(By みてみん)


 さあ、ご自分がこれらのお題を1分以内に、絵で他人へ伝えることを想像してみて下さい。──これ、難易度めっちゃ高くないですか?


 ここまでくると、絵心の有る無しはあまり関係ない気もします。むしろ、絵心のない人の方が柔軟な発想ができるかも。


 例えば、絵心のある人が「えーと、『キュリー夫人』ってどんな顔だったっけ?」と悩んでいる間に、絵心のない人が『キュウリの絵』+『トイレで見るような女性のピクトグラム』をささっと描くことで「『キュウリ』と『女の人』? ──あっ、『キュリー夫人』!?」と当ててもらえたりとか。


 正確に描くことよりも、下手でもメンバーの発想が広がりやすい絵を描く方が近道かもしれませんね。






 さて、プレイしてみた感想ですが、絵を描いて当てるあたりは確かに盛り上がりますが、ちょっと1ゲームに時間がかかり過ぎる気がしました。

 ──っていうか、スゴロク部分って別に要らなくね?


 スゴロク部分はスタートからゴールまで1直線で、どのコマもお題のジャンルを表わす記号が書いてあるだけです。で、正解したチームは続けてプレイできるので、最初に正解したチームが正解し続ければゴールまで一気に行けてしまうということもあり得るんですよね。

 これ、欠陥ルールだよなー。


 むしろ、各チーム交代で何回かプレイして正解数で競うとかのローカルルールの方が、皆が満遍なく楽しめそうです。出題カードのどのお題を描くかは、サイコロとかで決めてもいいですしね。






 基本の公式ルールはちょっと難ありですが、出題カードの出来が秀逸なので、遊び方を工夫すればかなり楽しめると思います。

 フリマサイトなどで、英語版も含めけっこう出回ってるようなので、興味のある方はぜひ。

 

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