No.31'、水面と道理〈起〉
マジですみませんでした。
別作品を1から書き直したり、短編を部活用に修正したり、
単純に夏休みの課題が多かったり、バイトを始めようか悩んでてたり、受験期だから買えなかったティアキンを買って死ぬほど遊んでたり、高校入ってから昼夜逆転してたり色々ありましたが、言い訳と流石に投稿頻度に関する話をあとがきに書かせていただきます。
「鈴音さん!大丈夫ですか?」
「平気、流蓮が強くて助かったよ。」
一見のどかな畑。
足元に魔石が散らばる事から、つい先程までここで魔獣と戦闘を行っていた事が分かる。
魔力が使えない中でどれだけ戦えるのかを試しにきた鈴音だったが、その実力は元の1割にも満たなかった。
まずいな。あまりにも苦戦しすぎた。
これでは流蓮の敵討ちなんて夢のまた夢だ。
とはいえこの腕輪を外すのは容易ではない。
ギアスが死んだ今、一時的に「契約」は概念ごと消去されたことになっている。
何も真面目に夏の国への侵入禁止を守る必要はない。
だが、契約の発生条件は不明だ。
強制力の無い口約束を破ったから契約が生まれる可能性もある。
それだけでない、この腕輪は奴隷契約によって効果を発揮する。
現に、私は魔力を外へ放出する事は不可能になっている。
魔力の逆流によって身体強化は出来るが、体の外に纏う魔術はできない。
「流蓮。返答次第で今後の目標が変わるんだけど、故郷って何処?」
会った場所から単純に考えると、少なくとも冬の国の近くになるが、長距離を逃げてきた可能性もある。
近すぎれば遠ざかる必要があり、遠ければ可能な限り近づいて動向を探る必要が有る。
延々雪林を凍えさせ、魔王軍幹部である。
そんな魔族に今の私は勿論、流蓮が勝てるわけがない。
幹部という事は、間違いなく軍隊を率いている筈だ。
そんな風に真面目に考えていたが、私はある勘違いをしていた。それをこの後の流蓮の言葉で気付かされる事になる。
「故郷…ですか。決められた地名があるわけではないのですが。多分10km程北、冬の国の北西部に行けば魔力を感知できる筈です。伊達に強力な魔族が3体集まって無いですね。」
なるほど、なら言う通りにしてみようかな…
「3体…?」
思わず出た素っ頓狂な疑問符に、流蓮は真顔で答えた。
「はい、3体です。スライム全てを殺した魔族と、その魔族を追いかけてきて、ついでに他の種族の仲間を連れて行った魔王軍幹部を名乗る魔族、突然現れて、私の故郷から延々雪林にかけて凡そ半径120kmの気温を10℃下げた魔族。互いの魔力適応範囲が触れ合わないように拮抗しています。」
私はこの情報の大海に飲まれないように、必死に頭を回転させた。
半径120kmの気温を10℃下げる…
恐らく冬の国の工業地帯が異常な程暑かったのは、気温低下の対策に結界を張っていたためだ。
そこまでの力を持つ魔族、それに攻めあぐねさせる二体の魔族。
片方は魔王軍幹部を名乗り、もう片方はスライムの大群を壊滅状態に陥れた。
流蓮には悪いが、スライムの絶滅は人類側にとっては利点しか無い。
仲間を募るのは不可能と考えるべきだ。
ならば私と流蓮だけでその3体の魔族に勝てるだろうか。
答えはNOだ。
考えれば考える程今から行うことの無謀さが分かる。
流蓮も、それを察して少しずつ影が強くなった。
「わかってます。」
流蓮がうつむきながら言葉を発する。
「スライムとオークは、他の生物を媒介に繁殖をする魔獣。人間にとって、スライムとオークが絶滅する事は、利益にしかならないって事は。」
それでも…と流蓮は今までになく必死に言葉を紡いだ。
「人と同じで、血で繋がった家族がいたんです。痛々しく出血するんです。涙も流れてるんです。だから…」
少しずつ少しずつ、言葉を積み重ねる毎に思い出してしまう赤色の記憶が、流蓮の目を揺らしていた。
人の身体をしているとは言え、明らかに骨が無いのが分かる構造。触れば粘液がつくこともある。
まだ時間が経ってないとは言え、食事だって人とは異なるだろう。
人として生きてきたはずが、知らぬ間に魔族の身体に代わっていた私だからこそ、彼女の気持ちが鮮明に想像できた。
「行くよ、それでも。だから場所を教えて。」
流蓮は、安心してか涙を堪えきれなくなって、私は暫く待つことにした。
そして彼女が吐き出した言葉。
「紅の台地です。」
久しぶりだね!ちこっと小話のコーナー。
先ず、なにゆえ小説を書くようになったかを記させていただきます。
小、中学生の頃に漫画とか描きませんでした?私は漫画も描いたし、小説も書いたし、オリキャラもノートの隅に描いたしポエムも書いた欲張りセット人間なんですが、
その小、中学生の頃の妄想の供養なんですよね。
処女作であるこの鈴音を書き始めたのが2023年11月で、
当時中学3年生だった私はまぁ嫌いな勉強に追われた訳ですよ。嫌いな人(私より何倍も頭が良い)しかいない宗教みたいな塾に3年間通わされたのも拍車がかかって、相当ストレス溜まってたんですよね。
まぁそんなんで頭叩いたり、手首掻きむしったり等の軽い自傷行為もどきをする自分も同時に嫌いなったりして。
勉強と対人のストレス発散に、これ始めたんです。
だから11〜1月あたりは、多分2日に一話出すくらいの頻度だったと思うんですよね。
ででで。滑り止めで私立も受ける人が大半だと思うんですよ、高校受験って。
最終的に第一志望を変えて、偏差値低めの高校に入ったのですが、滑り止めの私立と偏差値が10以上違うんですよ。
当然ながらそんな感じの人が周りにいたら勉強なんてする気起きないし、しないのに何故か学年順位は低くないから本格的にやる意味をみいだせないし、
同じ中学校の人が恐ろしく少ないので、高校に入ってから本当に人と話さなくなったんですよ。
そして受験終了後に塾をやめた。
もうおわかりですね?
そうです。ストレッサーが無くなりました。
要はストレス発散を原動力にしていた執筆の燃料が無くなりました。
特にこの鈴音に関しては予言を残すと完結できません。
まぁそこはこれを読んでる物好きの皆さんによってどうにかなるんですが。
君のソナタの♯3だったかに書いた気がするんですが、
元々君のソナタ(その時は原型の『向日葵を夢に見る』)を書くつもりだったんです。
でも、折角無料で敷居が狭くて、尚且つメッセージを送れる機能がある。なら先にこっちをやってしまおう。
と思って鈴音を書き始めたんですが、割と単純だったストーリーが気づいたら私もメモをちゃんと残さないと忘れる程こんがらがる事になって…
最近登場した流蓮も、初期構想にはちゃんといたんですが、その時は鈴音のではなく夢幻の弟子の予定でした。
しかもスライムではなく兎の獣人でした。
話が変わるようで変わらないんですが、
私これ言うと何故か知り合いから驚かれた事があるんですが、vtuberに関してびっくりする程疎いんですよ。
(当時の知り合いからは好きそうなのに。って言われました。)
で、青髪で兎の獣人という設定だったんですが
まぁここまで言えば分かりますよね?
そうです、例のチキン冷ました人です。
このチキンがネットで有名になって、ネットのネタを収集する変な知り合いが居なければ、間違いなくその人を知ることが無かったので、知り合いには感謝なんですが、
流石に特徴が被りすぎるので、青髪つながりでスライムにしました。
……そういえば流蓮の見た目って書いてないんでしたっけ?
まぁ好きに想像してください。
でまぁなんで態々流蓮の設定変更の話を書いたかと言うと、
この流蓮がスライムって言うのが凄く重要で、
おかげでストーリーの変更が余儀なくなりました。
今回短いのに、なんでこんな投稿が遅くなったのか
はいそうです。こっちも書き直しとなりました。
次回予告
次回No.31α、「水面と道理〈承〉」。
可能な限り早めに書き上げますが、正直「君のソナタ」の方が書いてて楽しいのでそっち書く可能性が大です。
あとこれは伏線のネタバレとか言う変な行為なんですが、
3章は意地でも31エピソード出すつもりです。
私も一応完結させたいと思ってるので、面倒だとは思いますがご協力お願いします。
じゃないとこの作品のテーマが破綻してしまう。




