表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/715

第18話:攻撃魔法②(実践編)

昨日の予約更新出来ていなかったので今日代わりに多く上げます。

翌日、俺と耀は布良さんの運転で隣の市にあるダンジョンへ来ていた。


「では上凪様、耀様夕方迎えに来ます」


「ありがとうございます、じゃあ耀行こうか」


「わかったわ、美魚さん又夕方に」


結局布良さんの呼び方は美魚さんで決まった様だ、南無。


見送られた後、手続きを終えゲートを通る。


「じゃあ、今日はダンジョン内部での魔法の練習な」


「いよいよダンジョンね!待ってました!」


「いや、元気だな!」


「まあ…正直言って怖いけど、優希も居るしいつまでもこのまま外で見てるだけも嫌だしね…」


「そうか、じゃあしっかり守らないとな」


「お願いします、私のナイト様」


少し陰りはあるがお得意のスマイルを見せる耀、うん今日もかわいい!


「よし、それじゃあ最終確認な。先ず今回の目標は初級者ダンジョンの最下層到達を目指そう、適度に休憩を挟みつつ攻略をしよう」


「優希せんせー、いきなり最下層到達ってハードル高くないですか?」


「ああ、大丈夫、このダンジョンは既に踏破済みでマッピングも既に終わってるダンジョンなんだ、この周辺地域は初級者ダンジョンがここしか無いから人の出入りも多いんだ、今日は平日で人が全く居ないけどね」


「そうなんだ、じゃあ安心して良いんだね」


「そうだね、敵もゴブリン、コボルト、稀にスケルトンが出るみたい」


「ゴブリンは見たことあるけど、コボルトとスケルトンって?」


「コボルトは狼とゴブリンを掛け合わせたモンスターだね狼の様な毛皮を持ってるからストーンバレットが効きづらいんだ」


「えぇ!?それじゃあどうするの?私それしか習ってないんだけど!?」


「大丈夫大丈夫、効きづらい体毛が厚い部分は腕と足と顔なんだ。胴体は体毛が無い分効きやすく、慣れてきたら先端を鋭利にしたストーンバレットなら楽に倒せるよ」


「そうなんだ、じゃあスケルトンは?なんか幽霊…ゴースト系?っぽいモンスターな気がするんだけど」


「幽霊はレイスだね、スケルトンは骸骨のモンスターだね、分類はゴースト系なのかな一応…心臓の部分か頭の核のどっちかを破壊すると倒せるモンスターだね、動きは遅いし近接しか出来ないから胸を狙ったストーンバレットには有利な相手なんだ」


「へえーじゃあ出会うならスケルトンが良いなぁ…」


「選り好みしない、寧ろ練習にはコボルトのが良いと思ってるし」


「おにーあくまーすぱるたー」


「はいはい、目標まで行けたらちゃんと新しい魔法教えてあげるから」


「ホント!?やったー俄然やる気がわいてきたああああ」


嬉しいのは分かったからがに股はやめなさいはしたない…


「はいはい、耀さんや話は終わってないよー」


「はーい」と元気に返事をして耀は向き直る。


「荷物の確認は?」


「はい!スポドリにおやつにレジャーシートをいれてあります!」


「まあ…他にも必要だけど…今回は二人だしいいか」


本来ならばロープとか諸々必要だけど…今回は使う事は無いでしょ…


そうして準備を終えた俺と耀はダンジョンへ潜るのであった。



【ダンジョン1階層】


今回のダンジョンは入り口と1階層が同じ高さにあり意図的に段差が作られている、まあ後ろを見れば煌々と太陽の光が入って来てるんだけど。


初級者特有の親切設計であるヒカリゴケ満載の回廊を進んでいく。


「わぁーダンジョンの内部ってこうなってるんだー」


「耀あんまり走るなよー意外と足場が悪いからなー」


「子供じゃないから大丈夫よ!」


まぁ、ああ言ってるが心配だから初級だけど探知魔法使っとくか。


最近出来るようになった感知魔法、魔力を頼りに4~50m迄の人やモンスターの判別がつく、魔力を宿した遺物とかにも反応するんだけどね。


(我が魔力よ、波紋のように広がり全てを暴き出せ、フィールドサーチ)


魔力を広げ感知する、近くに3つ魔力の反応がある、一つは耀だ。


探知してたら耀がこちらに戻ってきた。


「優希、今何か魔法使った?」


「あぁ探知魔法だね、敵とか探知出来るやつ、てかわかるのか?」


「なんとなくね、それよりなにそれ便利じゃん!教えてよ〜」


「待て待て、これ最近作った魔法だからまだ改良してないんだよね、魔力も結構使うし」


「そうなんだ、魔法を作れるのって凄いね…」


「そうでもないよ、耀でもやろうと思えば出来るし。それより、曲った先の空間にモンスター2体居るよ」


「わかったわ」


「じゃあ援護はするけど一人で頑張ってね」


「つまり実戦って事ね………ふぅー」


「気負わなくて大丈夫、危険ならすぐ助けるから」


「出来れば危険になる前に助けてほしいんですが…」


「教えた事をきっちりやれば、今の耀なら大丈夫!」


「全くこっちは心臓バクバクなのよ…」


「手でも繋ぐ?」


「うーん、後で!集中力切れそうだし」


そう言うと耀は集中し始めた、昨日習ったように身体強化をして呪文を詠唱し始める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ