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第11話∶ダンジョンへ行こう!①

5万PV超えました!!!!

感謝!!感謝です!!


ジャンル別ランキングにも100以内で踏ん張ってます!!

皆様ありがとうございます!

うれし恥ずかしの一泊二日の結婚報告を終えた迎えた月曜日、今週はこちらの学校に通う最後の週だ。


2週間以上登校してなかったのでそれなりに久しぶりだ、耀と共に教室へ入るとざわざわとした、どう伝わっているかわからないがクラスメイトがそれなりの期間学校を休んだら皆気になるだろう。


突き刺さる視線をそれなりにかわし自分の席につく、授業の支度をしていると前の席の渡辺君(下の名前は覚えてない)が声をかけてきた。


「やあ、上凪君おはよう怪我は大丈夫かい?」「あぁ、おはよう、どうしたんだいきなり?」「いやあ、変に警戒をしないでくれ、これを貸そうと思ってね」


そう言うとクリアファイルに入れたルーズリーフを渡してきた。


「これは?」「あぁ、それは君が休んでいた間の授業のノートだよ」「そうか、ありがとう、でもどうして?」「あー君はあまり憶えて無いだろうけど、僕はクラス委員長なんだけど…その顔は確実に忘れていたねww」「あーすまん…」

バツが悪くなり頬を掻く

「良いって良いって、これも僕が勝手にやってる事だしね」「そんな事は無いよ、助かるよ。そうだ、何か飲み物でも奢らせてくれ」

「いいのかい?」「俺のためにやってくれたんだからな、むしろそれくらいじゃこっちの感謝が足りないくらいだ」

そう言いながら二人で席を立つ、購買前の自販機へ向う途中渡辺君に最近の事を聞いた。


どうやら俺は探索者学校の特別クラスの試験途中にダンジョンに取り残された人を助ける際に強いモンスターと戦って大怪我をしたって事になっていた、あくまでイレギュラーでは無く通常のモンスターという扱いだ、しかしそれでもそれがクラス内で話題となりちょっとしたヒーロー扱いになってるそうだ。


「それで試験結果はどうだったんだい?そもそも僕が聞いてもいいのかと思うが」


「それなら大丈夫だよ、問題ないさ、ちなみに合格をもらった」


「おめでとう!やっぱり水城さんの為かい?」


委員長はニヤニヤしながら聞いてくる


「うん、まあそんなとこ」


「そうかそうか、がんばれよー」


そう話してると渡辺君は自販機で飲み物を買って渡してくる。


「はい、これ俺からの合格祝い!」「いや、悪いって」「いいんだよ、受け取ってくれ」そう言って飲み物を押し付けてくる。


しぶしぶ受け取り俺も自販機にお金を入れる。


「ほら、どれにする?」


「選ばしてくれるんだw」


「そりゃお礼だからね」


「じゃあありがたくお茶にさせてもらうよ」


お茶を買って渡辺君に手渡す。


「はい、ノートの分」「無駄になっちゃったけどね」「いやいや、その労力に感謝を感じてだから」「それなら有難く」


互いに買ったものを飲みながら歩く、渡されたものがネ○ターだったのでめちゃくちゃ口の中が甘い。


それから更にいなかった話題の事を聞きながら教室へ戻った。


教室に戻ると先程よりは視線が集まらないものの見られてくる。


さっき委員長から教えてもらった通り女子も男子もそわそわしている。


そのまま席に戻るとチャイムの音が鳴り先生が入ってくる。


そのままHRが始まった、HRでは俺と耀が転校する事が告知された。


転校は1週間後でその前に送別会をやることになった…新しいクラスではまだ半年も経っていないのだがメインは耀なので俺は居るだけになる、それから先生は期末テストまでの日数等の連絡を終えHRを終わりにした。


早速耀は女子に囲まれている、俺には寄って来ない、まあそりゃそうだろう、クラスの男子にとってはあまり俺との関わりが少ないからね。


さっき話しかけてきた渡辺君も委員長としてのある程度の義務感からだろう、彼は今絶賛次の授業の予習中だけど。


まあ、中学入った辺りから耀目的で近づく男子ばかりだったし、高校に入学してからも同じような状態が続き、新しいクラスに至っては、男子と事務的な話以外はしなくなったのもあるけど。


それから一日中それがずっと続いた正直気分は良くない、最初は物珍しさにだったが明らかに後半は異質な視線があった。


異世界に行くまでは細かく視線をわからなかったしただ見られてるなーって感じるくらいだったのだが今では興味や嫌悪感が判別つく。


耀と話してる女子たちに断りを入れ耀と共に教室を出る、今日は耀のダンジョンデビューの日なのだ。


「そういえば耀、今日はずっと女子に囲まれてたな」


「まあね~耀ちゃんは人気者なんです♪」


珍しく耀がめちゃくちゃ調子乗ってる…近年稀に見る調子の乗り方だ、しかし「るんるん」言いながらスキップする人初めて見た…


そして集合場所に行くとそこには綴さんと鳳さんともう一人メイド服の女性がいた。


「こんにちは綴さん、鳳さん、それと…」


名前の知らない三人目へ視線を移すと、その女性が一歩前に出る。


「私は、鳳 里菜の秘書を務めさせていただいております。布良と申します、上凪様とは初対面ですがこれから長くお付き合いがあるかと思います、どうぞよろしくお願い致します」


そう自己紹介を終え見惚れる所作でお辞儀をする、懐かしさを憶える綺麗さだ。


懐かしさを感じていると耀に太ももを膝蹴りされ「見すぎ」と怒られた、確かに俺が悪いな…


「ごめんて耀……それより、お待たせしてしまってすみません」


「いえいえ、時間には早かったですし、私達の仕事が早く終わりすぎてしまったの」


「お嬢様、これから車を取ってまいります。」


そう一礼して布良さんは離れていった。


ここで一つ作品ウラ話、里菜と布良さんの関係について。

元々秘書だったが今ではメイドの様なお世話までしている。

それも相まって里菜は布良さん、布良さんはお嬢様呼びになっている。

因みに黒髪丸メガネのおさげ髪BLACK LAG○○Nのロベルタに寄せてる、布良さんの愛読書かつ推しキャラなので。

因みに銃は使えない、武術も護身術程度しかできない…


綴さんも入院中何度か話してたので優希さんから優希君呼びに変化してます。

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― 新着の感想 ―
恐怖と暴力をまとったターミネーターメイドさんを出さないでくださいね。 「私は銃も武術もからっきしなんですよ」と言いながら、片手でシルバーオーガの首をへし折るメイドさんであった。
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