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第103話:神様からの事後報告

「優希君、お知らせがあるんだけど今大丈夫かな?」


前の連絡から30分経ったくらいで理映から連絡が来た。


「あぁ、もうそろそろ倒して良いのか?」


「うん、もうそろそろ大丈夫だよ~。それと、事後報告になっちゃったんだけど、アミリアちゃん、セレーネちゃん、リリアーナちゃんがピンチになったから耀ちゃん達が援護に行ったよー」


「えぇ!? なんで教えてくれなかったの!?」


「いやぁ……皆やる気だったからさ……」


確か、見てるんだっけ……それでピンチになったら助けに行ったのか。


「そっかー、ちなみに戦況は?」


「セレーネちゃんの所は春華ちゃんと冬華ちゃんが向かって、敵を掃討して今は撤退中だね」


「え? 二人で行ったの?」


「うん、それでさっさと倒しちゃった」


「マジか……二人共凄いな……」


「それで次はリリアーナちゃんの所だけど、そこにはユフィちゃんが行ったよ~新魔法バンバン撃って楽しんでる……」


若干引き笑いをしているのが聞こえる、一体何をやらかしてるんだよ……。


「じゃ、じゃあアミリアのとこは?」


「アミリアちゃんのとこは耀ちゃんとエアリスちゃんが行ったよ! 今は耀ちゃんの魔法とエアリスちゃんの回復と強化で邪神がサンドバックにされてるよ」


「えぇ……」


「まぁ、それは理由があってね~」


あははと笑う理映、理由としては俺達の魔力をつぎ込んだ聖剣を振るえば振るう程、邪神との分離が捗るらしい。


「そっか……可哀想に……」


「それでね、住民の避難は鈴香ちゃんと里菜ちゃんが行ってくれてて、住民の支援は巴ちゃんミュリちゃんユキちゃんが行ってるよ~」


「そうか……住民の支援も任せて良さそうだな」


「それと、勇者組じゃ手が足りないから神楽組の皆を手伝いに行かせたよ~」


「あーそうか、コイツ生かしてるとアイツらが大変なのか……」


再生力が大分弱って来てて核を辛うじて守っている邪神を見る、神様達で手を打ってるのか途中から読書しながらでも撃退できるレベルになっていた。


「もうちょい待っててね、大神様達にも情報を送るから漏れが無いかチェックしてるし」


「了解、それじゃあ終わったら教えてくれ」


「はーい」


理恵からの通信が切れる、恐らく神楽組の援護でダンジョン内での邪神に侵されたモンスターの討伐速度が上がったからだろう、湧き出て来る邪神っぽいものも雀の涙程度だ。


「優希君、終わったよー! 倒してOK!」


「了解」


「ぶぎゅる!?」


通信が切れて5分程しか経ってないけど理映からのお達しが出たので止めを刺す。すると景色が変わり神様達の部屋に飛ばされた。


「お疲れ~優希君」


「お疲れ様です優希さん!!」


「お疲れ様です旦那様」


「ありがとーって……メアリー久しぶり」


「はい、1ヶ月と1週間ぶりです」


ゆっくりと近づいてきたメアリーが抱き付いて……来ようとして止まった。


「どうした? メアリー」


「いえ、耀さん達より先に抱きついてしまうのが悪いナァ……とおもいましテ……」


気まずそうに言うメアリー、そう言えば言ってなかったっけ……。


「あーそれなら大丈夫、少し前の婚約披露パーティーの前に会ってるから……」


「そうなのですカ?」


「うん、流石に色々と話したい事あったしね」


流石に事後報告とはいえ婚約をするのだ、流石に面と向かって話さないのは問題だと思ったからだ。


「と、いう事で。おいでメアリー」


両手を広げると抱き付いてくるメアリー、久しぶりの彼女の香りを胸いっぱいに取り込む。


「少しの紅茶の香りとこれは、俺があげた香水かな?」


「そうでス、旦那様……優希様に買っていただきましたものでス」


「うん、やっぱり落ち着く匂いだ」


「ありがとうございまス」


段々と強くなる力を心地よく感じながら再開を慈しんだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆

◇冬爪 翠side◇


「よし、これでさいごっ!」


両断した邪神が塵となって消える、神様のナビゲートだとこれで最後だ。


「おつかれー、翠は大丈夫だった?」


パーティメンバーの菫が聞いてくる


「ん、大丈夫。紅さんがと蒼が守ってくれた」


私は最近ちょっとだけ付いた筋肉を見せる為に力こぶを作る。


「あはは~ぷにぷにじゃーん!」


ぷにぷにとつついてくる菫、むぅ……筋肉ついたのに……。


弓を空間収納アイテムボックスにしまい勇者達を見る、ボロボロになった彼らは今、紅さんと蒼が手当をしている。


「みなさーん! ありがとうございましたぁ!!」


その声が響くと共に目の前に神様が舞い降りた。


「皆さん、酷いお怪我はありませんか!?」


「俺はぴんぴんしてるぜ!」


「僕は大丈夫~」


「私も大丈夫ですが、早くお風呂に入りたいです」


「あたしは大丈夫!」


「私も大丈夫よ~」


「私は後衛だし大丈夫」


「ん、大丈夫」


私達が答えると神様はほっとした様な顔をするが、思い出した様に、慌て始める。


「そうだ!、ダンジョンが崩落しますので皆さんを脱出させます!」


さらりと凄い事を言う神様、次の瞬間私達は大きな平原に居た。


「みなさん、誰も忘れて無いですよね!?」


神様が大慌てで聞いてくる、先程のまま飛ばされたので皆ぽかんとしている。


「びっくりした……」


周囲の人々がざわざわしてる、よく見ると指揮官らしき人がポカンとしていた。


「え、えと……君達は……?」


「あーはい……神様です」


神様がそう言うと地面が震えた。


作者です。

すみません、最近忙しくて忘れてしまいすみません。


本日も読んでいただきありがとうございます!

もし良かったら☆やいいねをくれると嬉しいです!!


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