表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

462/715

第67話:最終決戦に向けて・三勇者編①

衣装合わせが終わった後、皆が映画を見たいというのでプレーヤーとプロジェクターをセットして簡単な操作を教えた。


どれを見るかで熾烈なジャンケンが行われていたがいつの間にか居たクロコが勝ちどれが見たいかを聞くとラノベ原作のバトル系アニメを選んだ。


「これが良いです!」


「ほう、〝影の〇力者〟か良いね」


「えへへ~」


映画じゃないけどまぁ良いか再生を始めると、皆食い入るように見始めた。読めないし、日本語わからないけど楽しいのかな?


「まぁ、いいか。それじゃー皆、俺少し用事を済ませて来るよ」


「「「「「はーい」」」」」


気もそぞろだが仕方ない、俺はマリアンの元に飛んだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆

「おつかれ~」


「あ、優希さん!」


「おう優希、久しぶりだな」


「ししょー! お久しぶりです!!」


「優希さんお久しぶりです」


マリアンと約束していたのは、3人の勇者との打ち合わせがあったからだ。


「三人共、武器の調子はどう?」


「おう! 凄く良いぜ! 俺の世界で使ってた武器の数十倍は良い」


「僕も僕も~ししょーの武器凄く手に馴染みます!」


「私は基本魔法なのであまり使いませんが、これでしたら普通の剣士とも十分に渡り合えるかと……」


ふたりは大喜びでカレブも何だかんだ口角が上がってるので喜んでいるようだ。


「そっかそっか、それで皆に今日はプレゼントを持って来たんだ」


「なんだ?」


「わーい! なになに~?」


「贈り物ですか……」


そこで俺は改良型のお風呂セットを取りだす。


「じゃーん! お風呂です!」


「「「お風呂!!!」」」


「いやー最近大規模な浴場を作ることになってね、その設備で色々とシャワーなりを作れるようになったからさ、持って来たわけさ」


「さいっこうです!!!」


「「「「!?」」」」


カレブが今まで一番大きな声を出す、泣きながらお風呂を崇め始めた。


「それに食事も持って来たから、いつもと違うもの食べられるよ~」


「おぉ~それは嬉しいぜ」


「ししょー最高!」


抱き付いてくるデヴィッド、汗臭い……。


「あーうん……まずは食事の前にお風呂入ってきな」


「はーい」


「おう!」


「さあ、行きますよ!!」


既に全裸になったカレブが、意気揚々とお風呂の中に入って行った。


「あいつ……あんなキャラだったんだな……」


「そうだね、びっくりした……」


「あぁ……」


後を追いながらお湯を溜めて、シャワーとお風呂が使える様にする。


「それじゃあ、食事温めとくから、ゆっくり休んでおいで~」


「おぉ!」


「はいっ!」



◇◆◇◆◇◆◇◆

「さて、マリアン。三人の調子はどう?」


簡易的に作った竈で火を熾しつつ進捗を聞く。


「そうですね、皆さんレベルは1900程度、一番高い猛さんでLevel.1977ですね」


「なら、安全っぽそうだね」


「はい! 優希さんも居ますし勝利は堅いかと……」


「問題はもう一つの邪神の情報が無い事なんだよな……」


「それなんですが……」


マリアンが顔を曇らせる、何か不味い事があったのだろうか?。


「邪神の反応が元フィルレシアの王都で見つかりました……」


「マジか……前行った時は見つからなかったんだけど……」


「どうやら、優希さんの聖剣で封印されてた為反応が無かったようです」


「そっかーそれじゃあ仕方ないな、でもどうして最近になって?」


「それが……封印が解けかかってるみたいで」


「マジデ!?」


立ち上がろうとすると袖を掴まれる。


「優希さん、待ってください」


「いや、急いで潰さないと不味いでしょ!?」


「今回の邪神は2体で一つ、今すぐに王都に向かってもこちら側が間に合いません……」


「そう言えばそうだった……」


火が良い感じに落ち着いてきた竈に、鍋をかける。


「ですので、ここからまだ半月はかかります……」


下を見つめるマリアン。


「このダンジョン、そんなに深いのか……」


「えぇ……ここが150層のセーフエリアで、目的の邪神が居る最下層が300層です……」


「うへぇ……多いな……」


「はい、ですので私がフォローはしてますがまだ時間はかかりそうです……」


「そういえば、転移は出来ないの?」


「はい、このダンジョンは特殊で。行った事ある階層にしか行けないんです、神の力で力で見通してもここから50層下までしか無理なんです」


バツが悪そうに言うマリアン、仕方ない事だしあまり自分を責めないで欲しいな。


「それって邪神の力なの?」


「だと思います。それにこの世界は他の世界と繋がってるみたいで。それの対処も理映先輩に教えて貰いながら、並行してやってるんです」


「まって、それって……やべっ!?」


核心がある言葉を言おうとしたら鍋が噴きこぼれてしまった。


「だ、大丈夫ですか!?」


「うん、大丈夫。少し零れただけだだから」


「良かったです……。それで優希さん、先程は何を言おうとしたんですか?」


「あぁ、それは……後で話そうか、みんな出て来たし」


視線を向けると奥に見える更衣室から三人が出て来た。


「ふぃ~いいお湯だったぁ……」


「うん~生き返るよぉ~」


「素晴らしいお風呂でした……」


「そうですね。皆さんにも、作戦をお話しないといけませんし……」


「でもその前にご飯を食べようか!」


予想が当たるのも困るが今はとりあえず皆の英気を養ってあげよう。


作者です。

ここで作中小ネタを、優希の空間収納アイテムボックスの中には約一月分の電源を確保できるようになってます。

更にはポータブル電源の充電もソーラーで行える様に準備はしてあります。

家族で動くとどうしても量が必要になりますので、準備はしっかりとしてたりします。

アニメ以外にも洋画、邦画、動物映像集、中学高校用の勉強に使う教材用の映像も入ってますね。

ゲームも入ってますが一度異世界でやったらみんながドハマりしていしまい大変だったので封印してます。


本日も読んでいただきありがとうございます!

もし良かったら☆やいいねをくれると嬉しいです!!

活力になるので!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ