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第38話:久々の学校へ

ユキとの食事を終えて、車に乗って学校へ向かう。


今日学校に向かうのは。俺、耀、春華、冬華、ユフィ、エアリス、秋谷さんを除いた鈴香達、神楽組の面々である。


ユキとメアリーは自宅学習、巴ちゃんは今日は厳徳さんの所へ。


ミュリは本人の希望でダンジョンにソロで潜っている、ミュリの強さなら流石に後れを取ることも無いけど、心配だったので定期的に連絡する事を条件に行っている。


ちなみにエアリス達は学校の制服を着ている。


昨日の今日で制服が用意されてるのが驚きなんだけど……それにまだ編入の打診もしてないんだけど、まぁ制服姿が可愛いから良いか。


「多分、問題無く受け入れはしてもらえると、思うんだけどね」


「お話は、ツヅリさんとさせていただいてまして」


「ん、本当はもう少し先に、編入するつもりだった」


「でも、いきなり編入したいなんて驚いちゃった」


「そうですね、しかも制服がすでに用意されてるとは……」


「うん、それにしても凄いねぇ……ユフィさんの胸」


しみじみ見ながらそんな事をいう冬華、この学校の制服お腹のあたりでボタンを留めるので1割増しくらい大きく見えるのだ。


「こうしてみると巨乳率が高いわね」


「菫~やめなよ、ってかアンタも十分大きいじゃん」


「…………(放心状態で口から魂出てる)」


「ごめんなさい優希さん、うちのアホ子が……」


そう言いながら、申し訳なさそうにする鈴香。


「あはは……出来るだけ聞かないようにするよ……」


俺も健全な男なので視線が向いてしまう……うん車の振動でぷるぷる揺れてるのが気になる。


「でも優希さんも男ですね~そうは言ってもチラチラ見てますよ~」


ニヤニヤしながら天春さんがキラーパスをしてくる。


「まぁ皆の制服姿が久々だしね、相変わらず可愛いなぁ……って」


「え~でも~優希さんのハーレムって……殆ど大きい子ばっかりですよね」


「うっ……」


「でも実際どうなんです? おっぱい」


おっぱい言うな、そして春華も冬華もワクワクした顔で見て来るな。


「わくわく」


「どきどき」


「…………(どうせ男はおっぱいだろ? と冷めた目)」


何故冬爪さん迄……


「うーん正直、サイズは気にした事無いなぁ、正直大きさは関係ないし」


冬華と春華を見ながら言う。


「やった!」


「流石お兄さん! わかってるぅ~!!」


「……ぐっ(無言でガッツポーズ)」


だから何故冬爪さんが喜ぶんだ……


「えーつまんないです~」


「あはは……」


「でもユウキ、パソコンと倉庫に入ってるの、おっぱいおおきい人の本とか動画ばかりだった」


「ユフィさん!?」


なんでそんなこと知ってるの!?


「へぇ……」


「ふーん……」


「……チッ(親の仇を見る目)」


三人が怖いんだけど……過去の話なんだけど……


「あーうん……昔は、耀が近くに居たから……そうだったんだけどね……」


「昔……」


「じゃあ今は?」


「じーーー」


「小さいのもいいなぁ……と、思いました」


「むふふ~」


「えへへ~」


「……♪♬~」


三人は鼻歌まで歌い始めたんだけど……


そして今ので背中がべっとりと汗をかいている。


(おっぱい一つで、ここまでなるとは……)



◇◆◇◆◇◆◇◆


そんな事を話しているといつの間にか、学校の通学路が見えてきた。


「それじゃあ私達はここで~」


「行って来る」


「(ふりふり)」


そうして教職員用の玄関では無く、通常の昇降口へ向かって行った。


「それじゃあ、教職員用玄関《裏口》から入ろうか」


守衛さんに挨拶しつつ、皆に来賓用のスリッパを出しつつ促していると。


「これがほんとの」


「裏口入学」


「やめなさい」


「あいてっ」


「ユフィもですよ」


「はーい」


「ん」


なんて二人が、テンション高めに喋っているの見ていると。


「おーう、来たか~英雄様」


凄くだるそうな声がかかった。


えっと……誰だっけ?


「お前さん……その顔は、俺の事覚えて無いな……」


「すみません……」


「まぁ実際、1~2回しか会ってないからな」


それで、一体誰なんだろう……


「お前達の担任だ」


(あぁ! そういえば!)


「お前……その顔100%忘れてるな……」


「あはは……」


「まぁいいや、とりあえず手続きをするから、付いて来てくれ」


そのまま担任の先生は、足取り重く歩いて行く。


やがて応接室に到着して、その扉を開けて俺達を中に招き入れる。


「理事長、校長先生、上凪君と水城さん、神楽坂さん、小鳥遊姉妹とお連れの方をお呼びしました」


「ありがとう、座ってくれ」


理事長と呼ばれた、壮年の男性が担任の先生を椅子へ促す。


「はーい」


そのままパイプ椅子に座ると担任の先生は資料を用意し始めた。


「上凪さん達も座って下さい。順を追ってお話ししましょう」


理事長さんに促され俺達も座る。


「それじゃあ、お話を始めよう」


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